大学受験 数学

チェック&リピートで数学の基礎を極めろ!超効率的な使い方!

投稿日:2018年8月1日 更新日:

 

渡〇謙 in ハズキ〇ーペのCM

「本当に世の中の参考書は多すぎて選べない!」

「でしょ?」

「青チャも!一対一も!多すぎて選べない!」

 

「でもこの記事を読むと、世界が変わる。

チェック&リピートの凄さが分かっちゃうんです!」

 

っていうことで、

今回は

チェック&リピート

について紹介します。

 

目次

チェック&リピートの概要

チェック&リピート 問題数・価格

チェック&リピートの問題数・価格をそれぞれまとめたものです。

チェック&リピート問題数価格(税込み)
数学ⅠA307題1,100円
数学ⅡB404題1,100円
数学Ⅲ261題1,210円

 

青チャートが「例題:約300題」「総問題数:約1000題」であることを考えると、

一般的or若干少なめ。

 

と思いがちですが、

チェック&リピートはチャートのように「例題≒練習問題」といった図式は成り立っていないので、実際は

一般的or少し多い。

 

チェック&リピートの問題数は青チャートの例題と同じ量なので、1周するのに時間はそこまでかからないでしょう。

「10~15題 / 日」で進めて、20日~30日で終わらせるのが基本。

 

チェック&リピートで初めて解法をマスターしていくのには向かない。演習用として使うには丁度いい。

くらいの分量です。

 

チェック&リピート レベル

教科書章末~MARCH

 

の問題を網羅しています。基礎問題精構を少し上のレベルに平行移動した感じ。

黄チャートと到達点はほぼ同じです。

 

センター 9割~:使う必要なし

センター6割~9割:ジャストミート

センター ~6割:厳しい

 

センター試験タイプの模試で6割~9割の点数を取っているが、より高得点で安定させたい人向けです。

8割以上で安定することは間違いなし。調子が良ければ9割にも手が届くようなレベルになります。

 

チェック&リピートの問題はすべて入試問題からなので、そこそこ基礎が固まっていないと使えません。

 

でも、完璧にすれば模試で平均点を下回ることはありえない。私立文系ならほとんどの大学に受かります。

数学の「基礎+アルファ」を固められる参考書です。

 

チェック&リピート 特徴

①レイアウトが非常に使いやすい

チェック&リピートの流れは

「問題」→「チェックチェック」→「解説」

となっています。

 

左ページに「問題」で、右ページに「チェックチェック」。

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ページをめくって「解説」に入ります。基本2ページですが、場合によっては4ページになります。

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問題」では、そのテーマに基づく約5つの問題をピックアップ。

チェックチェック」というのは、いわゆるヒントです。どこに着眼して解くのか、解く最中の注意点はどこか。

補助輪の役目です。

 

解説」はさすがのZ会。

非常に丁寧な解説と、図付きの説明。これで分からない人は、なかなかいないだろうという秀逸さ。

チャートのように1ページに解説を収める必要がないので、好きなだけ解説できるんでしょうね。

 

②すべて入試問題

この基礎レベルでは珍しい

すべて入試問題

という特徴。

 

問われている内容は基礎に変わりないのですが、少し捻ってあったり、工夫を加えている問題が多いです。

入試問題なだけあって、単調ではないです。

 

そのため、初見の問題への対応力とか、本番での問われ方を成長させることができます。

演習書としてはマジで良書。

 

そうやって経験を積めるので、高得点で安定するんです。

 

チェック&リピートの使い方

使い方① ノーマル

普通に最初から順番に解いていく。

ただただ自分の実力をより強固にしていくだけなので、別に特別な工夫をする必要はないです。

 

  1. 1ページ解く
  2. 解説を読む
  3. 1ページ解く

と非常に普通。

順番に完璧にマスターしていきたい人にはおすすめ。

1週間のうち、

  • 平日5日で進めていく
  • 休日2日で復習

という戦法をとると1周の質が上がります。

 

思ったより解法が身についていなかった場合には最適。

3~7周

したら次に行きましょう。

復習ついでの演習なら3周。解法を1から身に着けようと思うなら最低でも5周は必要です。

 

使い方② 効率的な周回

完全に演習目的で、解法はある程度身についている。

基礎が完璧になっているかを確認する手段として、チェック&リピートを使用する。

 

そういう人は効率的に周回できた方がいい。

ということで、

問題羅列型の演習書におすすめの使い方は

  1. 奇数問題を進める
  2. 偶数問題を進める

 

という、奇数偶数戦法。

チェック&リピートの場合は、近くにある問題が同じテーマでまとめられています。

そのため、1問ずつあけて進めていっても大まかには網羅できるし、より速い間隔で周回できる。

 

連番で同じ内容だからこそ、奇数・偶数でやると全体的に忘れにくくなるわけです。

私もこっちの使い方の方が効果が高い気がします。

 

 

チェック&リピートの接続

<チェック&リピートの前の参考書>

  • 基礎問題精構
  • 塾の授業
  • 学校の授業、問題集
  • ひとつひとつわかりやすく

 

私はチェック&リピートは演習書として使うのをおすすめしているので、「基礎問題精構」のあとに使うのが一番。

 

塾の授業の副教材として使うのも全然アリ、と思います。

他には、学校の授業や問題集が簡単でつまらない。

そんな人が数学で少し上の演習を積みたいという場合は使いやすかも。

 

<チェック&リピートの次の参考書>

  • 一対一対応の演習
  • 標準問題精構

 

<チェック&リピートの次>

  • 一対一対応の演習
  • 標準問題精構

 

まとめ

私はチェック&リピートは演習書として使って、最高の効果を出すと思います。

できれば、

チェック&リピートは演習用にしてほしい。

 

でも、使い方は人それぞれ。

自分の信じた方法で使ってみてください。

この記事がその助けになれば、いいと思います。

 

 

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執筆者:


  1. dioさん初めまして。最近dioさんのブログを読み始めたものです。
    ところで今、自分は数学の基礎を固めたくて駿台のカルキュールという問題集を解いてます。数1Aから数3まで解こうと思っており、その次にこのチェック&リピートを解きたいと思ってます。そこで進め方についてなのですが
    ①カルキュール(1A→2B→3)→チ
    ェック&リピート(1A→2B→3)
    ②カルキュール1A→チェック&リ
    ピート1A→カルキュール2B→
    チェック&リピート2B→カルキ
    ュール3→チェック&リピート3
    このどちらかで迷っています。どちらの方が良いでしょうか?アドバイスをお願いします。また、別の進め方があれば教えてください。(ちなみに自分は今年高3で志望校は東大理科一類です。)

    • dio より:

      ヒロ&シンジさん
      コメントありがとうございます。
       
      私の意見では、
      カルキュールでだいぶ定着したと思うなら、カルキュール1A2B3を終えてからチェック&リピートへ。
      カルキュールを終えても少し不安が残るようなら、カルキュールⅠA⇒チェック&リピートⅠA…のように交互に。
      進めるのがおすすめです。
       
      あと
      ヒロ&シンジさんの勉強計画は一切知らないので、余計な一言になりかねないのですが、もし一対一をやるならチェック&リピートやると間に合わないことは伝えておきます。そして一対一をやらないなら、応用系の問題集はそこそこやり込む必要があります。
      最後は余計なお節介だったと思いますが、お役に立てれば光栄です。

      • dioさん、返信ありがとうございます。余計な一言だなんて…そんなことないです。むしろ僕は知らない方なのでどんどん言って欲しいです!
        実は僕もチェック&リピートか一対一対応のどちらをやろうか迷っています(まだカルキュールは終わってません)。今のところチェック&リピートを選んだ理由としては、一対一対応より問題数が多く色んな問題を見て解いた方が良いのではないかという理由と、カルキュールから一対一対応は飛躍し過ぎではないかと思ったからです。カルキュールを終わらせたら一対一対応に移っても良いのでしょうか?またdioさんの記事に一対一対応をやる前提としてセンター八割ぐらいの実力はあるべきとありましたが、カルキュールで八割ぐらい取れますでしょうか?

        • dio より:

          シンジ&ヒロさん。
           まず東大数学で戦うには最低でも一対一レベルの参考書までやらなくてはいけません。チェック&リピートでは少々届かないのが現実です。そうなると、結局は一対一や標問をやることになります。
           しかしチェック&リピートを解いてから一対一に入ると時間が足りない。もしくは、かなり数学に時間を割くことになります。カルキュールから一対一に進むのは飛躍なのはごもっともなのですが、残り時間を考えるとできれば一対一に進みたい。
           カルキュールが終わったら、試しにセンターを1年分解いてみてください。本来カルキュールだけではセンター6割ほどでしょうが、塾やその他センスでもう少し取れるかもしれません。7割取れたら、一対一に進んでも耐えられます。
           正直いって、シンジ&ヒロさんの状況は「参考書の接続の問題」と「残り時間の問題」の板挟みです。一対一を理解できるギリギリのラインで進むのが一番。それがセンター7割です。
          難しい選択ですが、何とか一対一レベルまで終えられることを祈ってます。

  2. 理好 より:

    dioさんこんにちは、理好です。
    今回は 参考書・問題集 の、効率的な扱い方について少しお訊きしたいことがありますので、もしお時間の許すところがあれば、ぜひご指導お願い致します。
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    さて、
    今ちょうど “チェクリピ IA” を進めているところなのですが、この世に存在する全ての 参考書・問題集 というのは、「数科目程度なら同時並行」が良いのか、それとも「ひとつひとつ一点集中」が良いのか とで考えており、扱い方を間違えてしまえば効率が悪くなってしまい、次のステップへ進む際に時間をかけすぎてしまうのではないかと少し不安です。
    (「数科目程度なら同時並行」→ 例えば、「数学IA, 数学IIB, 数学III」という3科目程度を勉強するならば、この3科目を同時に進める…といった具合です。
    個人的にはこれは同時並行で進める分、各科目の理解率が薄っぺらくなり、各科目の1日に解ける問題数も通常考えられる数から幾分減少させなければ満遍なく手が回らないのではないかと危惧しています。
    また、義務で他にもやらなければならいないことができた場合は必然的に中断することになるので、仮にそのようなことが多くなった場合、どれか1つ以上の科目は疎かになりかねないのではないかとも危惧しています。

    「ひとつひとつ一点集中」→ 例えば、「数学IA, 数学IIB, 数学III」という3科目程度だったとしても、数学IA → 数学IIB → 数学III というように、順序だてて進める…といった具合です。
    こちらは現時点では特にデメリットはないように思えます。
    理由は、一科目集中型で進めるとなると、一科目あたりに解ける問題数が同時並行型よりも多くなり、短時間でより速く周回できる可能性が高いと観たからです。
    また、周回を終えて次の科目に進む場合、もはや副科目的に前科目を解けるレベルだと思われるので、長く前科目に手をつけないことによる理解の希薄化の防止のために、前科目の問題集をペースダウンさせて解き続けたとしても、次の科目のための時間が削がれる心配はほとんどないと思われるからです。

    なので、個人的にはこの「ひとつひとつ一点集中」方針の方がより効率的であるのではないかと思っております。)

    そこで再び質問があるのですが、今やってる “チェクリピ” もれっきとした問題集なので、「数科目程度なら同時並行」で進めた方が良いのか、それとも「ひとつひとつ一点集中」で進めた方が良いのか、どちらの方が効率的でしょうか??
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    もしお時間があればで宜しいので、ぜひご回答よろしくお願い致します。

    (因みに 入学試験や模擬試験 などは受けないので、時間的制約はこれといって特にありません。)

    • dio より:

      理好さん
      再度質問をしてくれてありがとうございます。質問されるというのは、本当に嬉しいですねw
       私は「ひとつひとつ一点集中」がいいと思います。理由は2つあって、そのうちの1つは理好さんの仰る通り短期間で周回できるからです。
       もう1つは、数学ⅡBは数学ⅠAを、数学Ⅲは数学ⅡBをもとに計算するからです。例えば、三角関数では2次関数の解の配置を使うことがあります。ⅠAの2次関数の応用よりの考え方です。もともとは高校生が学びやすいように組まれた順序なので、順番通りやった方が理解が進みやすいと思います。
       ちなみに私のやり方は「ひとつひとつ1点集中」です。

      • 理好 より:

        ご回答感謝致します。
        なるほど、やはり「ひとつひとつ一点集中」の方が良いみたいですね…
        では、このまま順番に解答していこうと思います。

        ご指摘ありがとうございます。

  3. 理好 より:

    dioさん初めまして、こんにちは。

    初めに、かなりの長文となってしまいますが…もしお暇な時があればで宜しいので、ご回答頂けると嬉しく思います。

    さて、
    僕は現在社会人なのですが、ひょんな事をきっかけに高校生の時に学んでいた数学をもう一度学び直したいと思い、とてもゆっくりではあるのですが勉強している者です。
    ここで、今の僕の到達点を申し上げたいと思いますので、目を通して頂けたらなと思います。
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    先ず、
    数学IA と 数学IIB の教科書レベルの基礎知識まではどうにか習得できました。(母が昔僕のために買ってくれた “数学をひとつひとつわかりやすく。” というシリーズの参考書の問題で確認してみたところ、ほとんどの問題は正解することができました。)

    次に、
    教科書レベルが終わった次の目標として、僕が高校生の時によく数学の先生が言っていた、「センター試験の数学」を解けるようになりたいなと思い、ネットで調べて購入した “緑チャート” というセンター試験だけに特化しているらしい問題集を買って解いたところ、最初は4割程度しか解けなかったのですが、理解足らずで解けなかった問題だけを2,3回と、解きなおしているうちに大体6,7割くらいは解けるようになりました。(因みに、2019年1月に行われたセンター試験の数学をネットで見つけて、本番の試験と同じ形式で解いてみたところ、IAが68点, IIBが62点 でした。)

    更に、
    実際のセンター試験を解いてみて判ったことなのですが、センター試験の数学の、大問の最後の方の問題があまりにも難しすぎて、やり直しをしても正直ほとんど解りませんでした。なのでこれを機に、センター試験形式で、しかも あのような難問…以上 の問題も程よく収集されている問題集を探しており、調べている間に行きついたのが、このサイトでdioさんがご紹介されていた、“数学 チェック & リピート” でした。

    そこで、
    大変申し訳ないのですが、dioさんに質問があります。
    この “数学 チェック & リピート”、通称 : チェクリピ についてなのですが、近隣の書店でひとまず IAとIIB に目を通してみたところ、両冊とも4割程度なら初見でも解けそうな気がしたのですが、今の僕はこれを使っても良いレベルでしょうか??
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    もし本当にお暇があればで宜しいので、ぜひ回答して頂けると嬉しく思います。

    最後に、長文をダラダラと…本当に失礼致しました…

    • dio より:

      理好さん
      丁寧な文章ありがとうございます。
      私はいつでも暇なので気にしないでくださいw
       チェクリピが4割くらいわかるのならば全然使えるレベルなので、安心して挑戦してみてください。
       あと一応、数学のセオリーは「1冊を完璧に」です。チェクリピは6,7割でやめずに9割まで頑張った方が、結果として早く数学ができるようになると思います。

      • 理好 より:

        ご回答感謝致します。
        では、次からはそれに取り掛かることにします。

        センター数学をやっている内に薄々感じてはいましたが…やはりそうでしたか…
        重要なご指摘を、ありがとうございます。

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