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真面目に勉強・予習・復習のオンパレードでも成績が上がらない理由。

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毎日毎日、真面目に勉強。

 

内容は学校の予習、復習。

ノートを見直したり、宿題をじっくり解いたり。

 

平均すれば毎日1、2時間勉強している。

 

けれども、成績は

平均並み

 

マジで、どういうことすか?

 

目次

勉強したのに成績が平均の人あるある

①努力の仕方が間違ってる

まず一番ありがちなのが、

理科社会のノートを芸術作品に仕上げる。

 

成績が平均くらいの女子に多いタイプ。真面目で几帳面な人は、ノートを芸術作品かのようにキレイに仕上げるのが好きですよね。

でも芸術にするのに

どんだけ時間かけんだ?

 

って。

ノートを作る目的は覚えるためであって、芸術家になるためではないです。

綺麗でなくても読めれば、十分にノートの機能を果たしています。無意味にキレイにする必要はないです。

 

「覚えるため」ではなく「キレイに書くため」に頑張ってしまっていて、努力の仕方を間違えてしまっています。

そりゃあ、努力も実らない。

 

数学だって自分ができる問題ばかり解いていても仕方がない。

自分の苦手な問題を見つけて、その問題を解いていくことで初めて数学の力は伸びていく。

だって「a+3a=?」みたいな問題をひたすら解いていても成長しないでしょ。

 

だからむやみに勉強しても、できる問題を解いてる間は効果の薄い努力をしていることになるんです。

 

努力する対象を間違えてしまうと、頑張っても成績には反映されにくいです。

 

②時間の密度がザコい

机に向かっている時間は3時間。

だけど進んだ問題は全部で5問。

 

もうあるある。

自分では勉強していると思っていても、集中していなくボーっとしていたり、スマホをいじっていたり。

はかどらない時間を送っている。

 

密度が低いと、当然のように時間に対する効果は低くなります。

だから頑張って勉強しても成績は上がらないし、いたずらに時間だけを浪費していくことになります。

 

つまり頑張っているようで頑張っていないわけです。

数学で明らかに自分には解けないような難しい問題で「うーん、うん」悩んでいるような時間も薄いです。

だって結局、何も進歩してないですからね。

 

下手の考え休むに似たり。 というわけです。

 

上位層の勉強法の特徴

①自分に効率的な勉強法

だいたい、最上位に行くような人たち。

学校の定期テストや模試でもTop10なんかに入る、勉強できるイメージ強めの人たちです。

 

そういう人は絶対

自分にとって効率的な勉強法

を知っています。

 

自分は声に出して読むとよく覚えるから、暗記ものをするときは必ず音読して暗記するようにしている。

数学は悩む暇があったら、解説を見てやり方を吸収した方が効率的に成績が上がることを知っている。

 

それは自分で勉強法を模索してきたからです。

だから、一番楽に成績を上げる勉強法を自分で見つけ出してきたんです。

 

そんな効率的な勉強法で毎日2時間も3時間も勉強していれば、かってに成績は上がっていきます。

 

②学校の勉強は手を抜く

もちろん、学校の勉強にも全力投球の人もいます。

でも、たいていの人は学校の勉強は手を抜いています。

 

なぜなら頑張らなくても出来るから。

常日頃から中学生なら塾、高校生なら参考書などの自分の勉強をして、受験に向けて備えています。

つまり、照準は定期テストではなく受験なんです。

 

そして、受験に向けて勉強しているから実力も当然ついている。

定期テストの問題はあくまで確認で、そんなに勉強しなくても、もう既に出来る範囲なんです。

 

「学校の勉強に手を抜く」→「成績がいい」ではなく、「成績がいい」→「学校の勉強に手を抜く」なのは覚えておいてください。

 

③必要以上に勉強しない

成績が最上位な人たちは別に勉強が趣味なわけではないです。

嫌いなわけでも好きなわけでもない。

 

そんな勉強をずっとしているほど暇じゃないわけです。だから、

無駄な勉強はしない

 

必要以上に勉強時間をダラダラ伸ばすことはなく、キッパリと集中する時間を決めて勉強しています。

メリハリがしっかりしているので、集中力も高い。

集中力が高ければ、勉強の効率も上がるわけですから、当然勉強時間を減らすことが出来る。

 

だから無意味な徹夜や、夜更かしはしないものです。

 

どうして勉強の仕方を勉強しないのか

どうして我流の勉強法

しかも効果の出ていない勉強法を信じ切って、努力するのでしょうか。

 

自分が努力しているのにゴールに着く気配がないと思ったら、まずは進んでいる方向を疑ってみるべきです。

 

どんな勉強をするといいのか。

数学では何を覚えて、何を理解すればいいのか。

英語はどんなふうに勉強すれば効率的に文法と単語を覚えられるのか。

 

そういう「勉強の仕方」についてもっとネットで調べたり、頭のいい友達に聞いてみるべきです。

私は今では同学年の模試の数学で偏差値80を超えますが、最初は6ヶ月近く勉強法と参考書を調べまくってました。

 

どんな方法で勉強するのが一番効率的なのか。

どの参考書を使うと分かりやすくて、成績が伸びるのか。

 

ひたすら調べまくって、最後に辿り着いた境地は、

 

あとはやるだけ

 

もう計画は完璧に立てた。

あとは勉強をするだけで勝手に成績が伸びていくはずだ。

 

いつでも、そういう状態で私は勉強しています。

それで成績が伸びれば楽しいし、伸びなければ何が間違っていたか考えて直してまたやる。

 

そういう工夫を繰り返していくからより効率的な勉強法も分かって来るし、少ない努力で成績を上げることが出来ます。

 

受験生になればみんな毎日勉強するんです。

努力量はみんな一緒なんです。

 

そこで差が付くとすれば「効率」と「才能」。可能性はもう「効率」にしか残ってないんだから、もっと突き詰めないと。

 

なんでもかんでも努力する「精神論」はさっさとやめて、効率よく要領よく生きていく「合理主義」を採用した方がいいと思います。

 

まとめ

勉強は才能ではないです。

やり方、勉強法でどうとでもなる。

 

努力しても成績が伸びないのは自分の頭が悪いからではなく、やり方を知らないだけなんです。

ぜひ勉強の仕方を勉強してみてください。

正しい場所で
正しい方向で
十分な量なされた努力は
裏切らない。

林修

 

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