『予備校は効率が悪い。だから、大学受験は独学で勝負する。でも、独学って失敗しそうだな。』
そう思っている人は多いと思います。独学って一人なので、不安要素は多いですよね。
じゃあ、逆に予備校のほうが良いのかというと、そうでもない。
やっぱり大学受験は独学するしかないわけです。そこで、もう一度「独学は失敗しそうだ」に戻ってきてしまう。
しかし、実は大学受験の独学の成功率をメッチャ上げる、超有能なお助け役があります。
それは
スタディサプリ!
あ、知ってますか。
というか、まずスタディサプリでの勉強を独学というのかは微妙です(笑)。
でもスタディサプリは大学受験では非常に有用です。参考書の5倍は分かりやすいです。
独学は参考書しか使ってはいけない、みたい感覚ありませんか。そんなことはないです。参考書以外のものを使っても受かればいいんです。
スタディサプリは参考書の欠点、初めて学習するのに向かない、を完璧に攻略してくれます。
それでは、スタディサプリの詳細についてみていきましょう。
目次
大学受験 独学 といったらスタディサプリ
スタディサプリの内容
スタディサプリは多くの人が知っていると思いますが、一応紹介しておきます。スタディサプリというのは簡単に言うと、
神
簡単にしすぎました(笑)。
月額980円で、4万本以上の映像授業が見放題なサービスです。
映像授業なので、あなたのスマホでも家のパソコンでも見れます。ちなみに校舎はないですよ。
今回は数学を例に出して、レベルの網羅性や内容について紹介していきます。
高校1、2年生用
レベルと授業数は
- 中学総復習:10講
- ベーシックレベル数学IAIIB:22+26講
- スタンダードレベル数学IAIIB:50講
- ハイレベル数学IAIIB:48講
- トップレベル数学IAIIB:48講
の5段階です。ベーシックレベル以外の数学ⅠAⅡB講座は前半がⅠA、後半がⅡBです。
もちろん、テキストはあります。
無料でダウンロードor1200円で冊子版を購入
です。私のおすすめは冊子を購入することです。ダウンロードしてからコピーしても、コピー代がかかります。
だったら余計なところでケチケチしないで、買っちゃえば。
ここからはレベルの説明
<中学総復習>
そのままです。
高校受験の数学はサボってしまったけど、大学受験は独学で頑張っていこうという人が一気に復習するのに使えると思います。
<ベーシックレベル>
高校の数学の授業を全く聞いていなかった強者
or
独学で先取りしたい人(理解力:低め)
におすすめ。高校1、2年生の授業レベル。受験レベルではないです。
参考書で言うと、「ひとつひとつわかりやすく」と同じくらい。
出来るようになれば、定期テストで高得点が目指せます。
ここで、ⅠA、ⅡBの内容をおおまかに知って、基礎問題精構などの参考書で勉強するのが、独学者にとってもっとも効率が良いと思います。
スタディサプリで「2次関数」の範囲の授業を見る。
↓
基礎問題精構の「2次関数」の範囲で演習する。
つまり、スタディサプリは内容の理解用で、参考書でその解法をマスターする、という流れです。
<スタンダードレベル>
高校授業の復習
or
独学で先取りしたい人(理解力:普通~)
スタンダードレベルは、ベーシックレベルより少しだけレベルが上がった感じです。教科書レベルというところでしょうか。
参考書なら白チャートくらい。黄チャートには届かないくらい。
こちらで勉強すれば、定期テスト(高校1,2年の)は8,9割くらい行くと思います。
独学で先取りしていきたい人も十分使えます。むしろ、ベーシックより、こっちの方が良いです。
先ほど、『ベーシック→基礎問題精構』が強いと言いましたが、
『ベーシック→基礎問題精構』<『スタンダード→基礎問題精構』
です。
『スタンダード+基礎問題精構』でしっかり勉強すれば、センターで8割は超えます。基礎問題精構の使い方に関しては↓の記事を。
数学は薄い問題集こそ正義!網羅系なのに薄い基礎問題精講とは?
<ハイレベル>
教科書レベルは出来る人が、模試で高得点を狙っていく。
レベルはセンターレベル~。
参考書で言うと、黄チャートや基礎問題精構くらいです。青チャートのコンパス3~4個レベルとも言われます。
ハイレベルの授業と、テキストを周回すれば、センターで8割は余裕で超えます。定期テストは眼中にない感じです(笑)。
高校1,2年生でここまで出来ると、廊下で学年の友達と会う度、
A「あ!数学の山田だ!」
B「本当だ。数学においては右に出る者がいないと言われる山田だ!」
自分「✨」
A「きゃあ!」
B「流石!ハズキルーペ」
状況が良くわからなくなりましたが、こんな感じになると思います。
状況説明
まず、AとBが廊下の方向をみていると、山田(=自分)を見つける。AとBは山田に見とれながら、椅子に座るとそこには。
ハズキルーペ。
<トップレベル>
高校3年生の模試でも偏差値70を狙っていく。
高校1,2年生で解ける必要はないですね。これやるなら、高校3年生の方の講座をやればいいと思います。
青チャートのコンパス5も普通に入ってくるレベルです。
参考書で言えば、1対1くらいです。
いきなり、ハイレベルからレベルが上がります。
1授業で1問だけ扱います。
高校3年生用
ここでは難易度が3つ
- スタンダードレベル数学IAIIB+III
- ハイレベル数学IAIIB+III
- トップレベル数学IAIIB+III
どの講座もⅠAⅡB=48授業、Ⅲ=24授業です。
<スタンダードレベル>
センターレベル。
高校1、2年生講座の『ハイレベル』or『スタンダード+基礎問題精構』までやった人には必要ないです。
Ⅲはここからスタートします。ⅠAⅡBより、用意されている授業数が少ないので、少々きついかも。
<ハイレベル>
参考書でいうと一対一対応の演習レベル。
中堅大学は合格できるレベル。難関大も見えてくる。
これを完璧にすれば、センターで9割を超えます。
大体3問を一回の講義で扱い、どれも上位の典型問題です。
<トップレベル>
参考書で言うなら、文系の良問プラチカorやさしい理系数学。
難関大学レベル。
1講義1問で発想力を鍛える問題を扱います。
+各種対策講座
センターや難関校の対策講座があります。
軽いまとめ
スタディサプリはしっかり、基礎から応用までのレベルがあります。
youtubeで「スタディサプリ 数学」みたいにいれると授業の一部が出てきますから、是非視聴してみてください。
たぶん、わかりやすさと教師にびっくりするでしょう。(教師は個性派ぞろい(笑)。)
月額980円なのに、大手予備校と同レベルのわかりやすさ、講座数を持っています。
大学受験に使わないのは損だと思いますよ。
スタディサプリの使い方
スタディサプリの場合による使い方を見ていきましょう。
①スタディサプリを軸に独学
基本的に、スタディサプリの授業とテキストで勉強していく。テキストは冊子版を買い、問題はノートに書く。
- 授業を見る。
- すぐに授業の問題を解き直す。(ノート)
- 1、2で一通り講座を見る。
- テキストの問題を4周する。
テキストを参考書代わりにした独学です。
テキストの問題は授業で解説されるので、わからないことはほぼないと思います。これなら、「参考書の意味が分からない」という問題は解決されます。
<注意点>
スタディサプリの講座は、素直に順番に取っていくと被りが多いです。ですからおすすめは
高1,2
中学復習→スタンダード→ハイレベル
高3
ハイレベル→トップレベル
人によって個人差はあると思うので、飛ばす飛ばさないは自分で判断してください。
②スタディサプリ+参考書の独学
数学は特に、新しい概念・単元が出てくるときに独学が厳しいです。
私も参考書だけの独学で、『三角比』、『軌跡の難しいやつ』、『指数対数』で3度も挫折しました(笑)。やられては1か月ほどして起き上がり、またやられる、を繰り返していました。
だから、新しい概念・単元の基礎はスタディサプリの授業で理解しながら、解法のマスターは参考書で行う方式。
『中学総復習』→『高校1,2年用のスタンダード』→基礎問題精構→1対1対応の演習→文系の良問プラチカorやさしい理系数学
- 中学総復習はテキストを3周する。
- スタンダードで1単元授業を見る。
- 基礎問題精構で1単元分の問題を4周する。
- 2,3を繰り返す。
- 順番通り参考書を進めていく。
➂参考書中心の独学。苦手分野onlyでスタディサプリ
基本的に参考書で独学を進めていき、苦手分野や難しい分野(指数対数など)だけスタディサプリで動画を見る。
参考書のおすすめは
(ひとつひとつわかりやすく):教科書レベル
↓
基礎問題精構:センターレベル
↓
1対1対応の演習or標準問題精構:中堅大~難関
↓
文系の良問プラチカorやさしい理系数学or新数学スタンダード演習:難関~東大
気づいた方も多いと思いますが、私はチャートをお勧めしていません。その理由は☝で紹介した記事に書いてあるので、是非読んでみてください。
この参考書ルートで、勉強を進めていき、よくわからなかった単元だけスタディサプリで補強してください。
そうすると数学をスタディサプリで使うことは少なくなってしまいますが、スタディサプリは英語も社会も国語も理科もあるので、他の教科を勉強してください。
まとめ
スタディサプリは非常に有用なアプリということが分かったと思います。
独学のお供、スタディサプリをうまく使えると合格率はグッと上がると思います。
スタディサプリは今1週間か2週間の体験期間があるので、是非試してみてくださいね。
今日の名言
自分自身の目で見、
自分自身の心で感じる人は、
とても少ない。アインシュタイン
是非、自分の目でスタディサプリを見に行って下さい。
ちなみに、数学の参考書ルートは↓を参考に。