最近すごい勢いで知名度を上げていく武田塾。
キャッチコピーは
「日本初授業をしない塾」・「逆転合格」。
自学自習が最強だという精神でやっている塾です。
「武田塾 ○○」って検索すると、ほとんど武田塾のホームページor各校舎のホームページが出てきてしまうんですね。
そのため、武田塾の真の実態がつかみにくいです。
ネットでは偏った意見ばかり出てきてしまうので、出来る限り公平に情報を集めてまとめました。
武田塾について知りたい人はぜひ見ていってください。
目次
武田塾の良いところ

まずは、良いところから行きます。
つまり、わざわざ大学受験を武田塾に任せるメリットですね。
参考書での自学自習

受験において、
「授業」というのは無駄が多いという考えは賛成できます。
レベル、苦手分野、忙しさ、理解力の差がある人が同じ授業を受けるは絶対に無駄が多くなります。
また、
「授業」を見ても成績は上がらない。
その後、授業で扱った問題を復習しなければ意味がないです。授業では「わかる」までしか到達できません。
問題を解いて初めて「解ける」になって、成績が上がるんです。
この2つを解消するためには
参考書による自学自習(=独学)は最高の方法だと思います。
参考書は自分のレベル、理解力などに合わせて選ぶことができます。また、塾での
「授業を聞く」+「授業で扱った問題の復習」=「参考書で問題を解く」
です。
- 勉強の無駄が極限までない
- 参考書は直接成績を上げる
の2つが参考書による自学自習(=独学)のメリットでしょう。参考書学習はだから速いです。
カリキュラムを設定してくれる

参考書による独学の難しいところの
参考書のカリキュラム設定
を武田塾が代わりにやってくれるわけです。私も参考書のカリキュラムを作るのは苦労しました。
数学の参考書のカリキュラムを確定させるのに1年かかりました。(参考書学習と並行していたため)
ネットには多くの参考書の情報があふれています。学校の友達もいまいち信用してもいいものか分かりません。
武田塾はその参考書情報を提供してくれるわけです。
志望校別も、科目別にもたくさんの場合にわけて参考書ルートを紹介しています。
でも、この参考書ルートが信用できるかは別問題です(笑)。それについては、あとで話します。
徹底管理してくれる

武田塾の主な役割はこれです。
- 参考書の学習ペース
- 定着度の確認
を生徒それぞれに対して徹底管理してくれます。
1週間の月曜日は「○○参考書のP.◇◇~P.△△」、火曜日は~~。
毎週月曜日は1週間の確認テスト。
などなどです。
逆にこれをしてくれなかったら、授業もしないのに武田塾は何をしてくれるんだ!ってなりますけどね(笑)。
大学受験最強の参考書による独学の最大の欠点をカバーしてくれるわけです。
こんな塾は日本にはおそらく1つしかないでしょう。
武田塾のメリット まとめ
- 参考書による自学自習
- カリキュラムの設定
- 徹底管理をしてくれる
武田塾は、大学受験最強の「参考書による独学」の欠点を補うような環境を提供してくれるわけです。
宅浪、独学で失敗しないための塾といった感じでしょう。
メリットだけ見れば、どの塾よりも有用です。
武田塾の怪しいところ

つまりデメリット。
なかなかヤバイ部分が多いので、「武田塾のヤバイところ」にしました。
塾長らの学歴が…
普通、これだけ自信をもって参考書のルートを紹介してくるわけですから、紹介している人は大学受験も成功した人だろう、と思います。
<塾長 林尚弘>

出身大学:学習院大学
学習院と言えば、GMARCHの1つです。
偏差値は53~70で、平均は58。母体によって偏差値は差があるので、約60と考えておけばいいでしょう。
<教務主任 中森泰樹>

出身大学:高卒
正しくは、立教大学中退です。立教大学は偏差値62くらいです。(あくまで目安)
この中森さんは教科主任ということで、参考書ルート作成のリーダーです。中森さんが主に参考書ルートを考えています。
武田塾の主な人間はこの2人です。看板娘てきな人です。東進だと林先生みたいな感じ。
それにしても学歴があまり良くない。(いや悪い)
どちらも偏差値は60前後。
普通よりは勉強ができる程度で東大や京大、早慶には遠く及ばないですからね。
しかも、参考書ルート決定の主任が高卒。
何があったんでしょうか。
別に最終学歴なら大人になった今、参考書で勉強して東大でも京大でも難関大学を受験しなおせばいいのに。
ということもあり、
武田塾を信用できるかは怪しいところがあります。
塾費が高すぎ!

武田塾の実態としては、
- 自習室を使わせる
- 勉強のサポートをしてくれる
なのに、武田塾の1年間の塾費は標準コースで
90万~100万
です。
(武田塾の説明会パンフレットより)
高すぎないか!?
大手予備校なみに塾費を取ります。武田塾は学校法人ではないので、学割はないです。バスや電車を通塾に使うと学割は使えません。
そして、+アルファで
- 模試費(武田塾は模試をやってない)
- 添削料(月10万らしい。小論は+4万)
武田塾はまだ大手予備校レベルの規模ではないので、模試を開催してないです。そのため、東進や河合、駿台などの模試を受けることになります。
合格実績が微妙

合格実績は武田塾のHPで見れます。(詳しくは書いてないです)
パッと見た感じでは、東大0名、京大2名(2018年)でした。サラッと見ただけなので間違っているかもしれません。
そして、
武田塾は「実績として紹介してもいいと言った生徒に限り、合格実績に使っています」と言っています。
それにしても、合格実績が弱くないか。
見たのは東大と京大だけで、正式な合格実績はでていないので詳細は分かりませんが、東大や京大に合格した生徒を紹介しないとは思えない。
また、武田塾の東大に受からなかったら、全額返金コース。

https://ameblo.jp/1998328p/entry-12071497236.html
これより、指定校の受験票・合格通知を武田塾は持っているはず。それなのに、正式な合格人数を公開していないとなると……
まあ、それなりな結果なんでしょう(笑)。
参考書のチョイスが微妙

参考書の選び方が、
- 参考書の数がとても多い
- 選ぶ参考書が若干2chっぽい
で少し信用できません。参考にはなるんですけどね。
鵜呑みにするのは少し抵抗があります。少なくとも、私は完全に信じることは出来ません。
また、参考書の数も多くマスターするためには相当な勉強時間と労力を必要とするでしょう。
私の個人の考えとしては、参考書の数を半分にしても良いと思います。少ないほうが勉強しやすいし。
あと、あまり参考にできない2chっぽさが武田塾の参考書ルートにはあります。
しっかり考えた結果そうなったのかもしれないし、2chをコピぺしただけかもしれないです。
ただ私の考える最強の参考書ルートとはズレてます。
ちなみに私が考える数学のルートは↓なので、ぜひ参考にしてい見てください。
まとめ

武田塾のメリットであげたような、コンセプトや塾の目標は大学受験において非常に良いものと思います。
しかし、その情報発信源の人の学力レベルが低い、ビジネス感がすごい、などなど。
それらを理由に、信用できる塾かは怪しいです。
私なら
武田塾は参考にするだけ
情報の信頼度は2chより少し上、くらいに考えておいた方がいいと思います。武田塾には入塾しないことをお勧めします。
「ゴミ」、「詐欺集団」というほどではないですが、「怪しい」ことは間違いないです。
参考書の情報収集はやはり自分の「手」と「目」で確かめて考えていった方がいいです。
私のサイトでも参考書の情報は発信しているので、是非見ていってください。
あと集団授業を受けなくてもオンライン授業なら自分のペースでできるのでおすすめ↓