中学受験

中学受験に向き不向きはある!失敗する子はこれを知らない!

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今回は「中学受験の向き不向き」について紹介していこうと思います。

 

というのも、

私は中学受験をした身で、小学5年生のときに中規模の塾に入り、難関校に合格しました。(東大合格者ランキングtop10には毎年入ります)

 

中学受験の間の「塾の友達」と中学に入ってからの「中学の友達」を見ていて思ったことがあります。

それが

「中学受験の向き不向き」です。

 

言い方は悪いですが、「中学の友達」は勝者で、「塾の頭の悪い友達」は敗者なわけです。

※あくまでも中学受験の結果だけを見たときに、です。

 

そんな中で見つけた、「中学受験の向き不向き」について紹介しようと思います。

 

目次

中学受験の向き不向き

ここで紹介する特徴はあくまでも、多数派です。

しかも、私個人が感じ取った特徴なので、絶対的なものでは全くないですし、一般論です。

参考程度に見てください。

 

中学受験に成功する子の特徴

まずは、中学受験に成功する子の特徴から行きます。

①小学校の勉強はいつも完璧

そもそも、勉強のもっとも基礎である小学校の勉強はできているのか?

 

中学受験でいくらテクニカルな勉強を教えてもらうとはいえ、その土台が小学校の勉強であることは間違いないです。

 

あの鶴亀算だって、面積図を使う過程で長方形の面積を求めます。

小学校3年生くらいで習う面積の求め方が分かっていない子はそもそも理解できないわけです。

 

また、

小学校の勉強にどれだけ楽についていっているか?

 

も1つの指標になります。

中学受験の塾は小学課程以上の内容を短い期間で教えるので、ペースが非常に速いです。

小学校の勉強にやっとの思いで追いついて、高得点をとっているようでは先が思いやられます。

 

②知的好奇心があり、素直

まず「知的好奇心」から。

やはり、中学受験で詰め込まれる「知識の量」は膨大です。理科・社会なんかはそのまま高校受験できるレベルです。

また、国語の慣用句やことわざも相当な数覚えます。

 

そんな知識のシャワーを浴びても、嫌にならないくらいの「新しい知識への興味」がないと厳しいです。

難関校なんかは特に、興味で覚えるようなことが出題されたりしますしね。

つまり知的好奇心です。

私の中学の通う人はみな、新しい知識が大好きです。気に入ったものは完璧に覚え、日々口ずさんで遊んでます。

(ex)ルドビコ茨城とかですw。気になったら調べてみてください。

 

そして、「素直さ」。

中学受験はその知識の膨大さゆえ、理屈はあまり説明してくれません。(なぜ暖かい空気は軽いのか、など)

そんな半分理不尽に押し付けられる知識を受け止める「素直さ」がないと、拒否反応を起こしてしまいます。

 

でも、「素直さ」だけは例外もあります。

知識の押し付けに拒否反応が出てしまうような人で、頭の良い人は栄光学園や麻布中学などの知識を問われない学校へ進みます。

まあ、そうなると基本的に超自由人が誕生するんですけどねw

 

③大人の思考ができる

これはよく言われることですが、中学受験は主に早熟タイプの人がする受験です。

 

特に中学入試の国語では、それが顕著に現れます。

物語文によくでてくる「隠喩」です。主人公の気持ちを一見関係ない天気や生物の動作で表すものです。

あの手の問題は人の裏側にある気持ちを汲み取るような「大人の思考」がないと解けません。

 

そもそもの受験問題が「大人の思考」を問うので、早熟タイプの子でないと厳しいです。

 

 

また、中学受験は我慢の連続です。

  • 友達と遊ぶことを我慢する
  • ゲームを我慢する
  • 成績が上がらなくても我慢して勉強する
  • 親、先生に怒られて我慢する

ひたすら、忍耐力が必要です

我慢の連続と言ったら、何ですか。

 

はい、そうです。みんなのお父さんのようなサラリーマンたちです。つまり、大人たちです。

 

精神的に強く、忍耐力がある人でないと中学受験を乗り切るのは難しくなっていきます。

解決策として、小5から入塾。他にも、あえて中小規模の塾を選ぶ。などなど解決策は一応あります。

 

私は、忍耐力が極めて低かったので、小学5年生から中規模の塾に入りました。

 

④負けず嫌いで勝負強い

中学受験の難関校の合格者はおそらく、みな負けず嫌いで勝負強いです。

 

まず、塾の中の超熾烈な成績競争を勝ち抜くには、負けず嫌いである必要があります。

「別に負けてもいいや」という人は、ほぼ確実に成績競争に置いていかれるので、上位に食い込むことは出来ません。

負けず嫌いは努力しますしね。

 

私も校舎のレベルが低かったので、いつも1番で天狗になってました。しかし、志望校別特訓で秀才が集まると勝てない。

だから悔しくて、勉強しているといつの間にか、そのクラスで一番になる。そして、上のクラスに上がる。

また勝てないから悔しい。

を繰り返してました。

 

また勝負強さも多いに関係します。

実際、入試は一発本番だし、クラス替えテストも非常にたくさんあります。そこで勝ち続けないと、上位に居座ることは出来ません。

本番で自分の実力をしっかり出せる人は強いです。

そして、難関校に受かります。

 

私の塾の友達で、いつも開成クラスにいたのに、本番でつまづいて結局浅野に進学した人がいます。

逆にいつも浅野クラスだったのに、本番で爆発して栄光学園に受かった友達もいます。(まあ相性もあるけど)

 

⑤体力がある

勉強するのには体力がいります。

夏休みのほとんどを塾に拘束される。学校から帰ったら、急いで塾に向かう。常に人と比べられる。

 

そこらへんの小学生では、無傷ではいられないくらい体力を使います。

 

それに、中学受験が終わった後も中学生が電車通学です。片道1時間以上の人もたくさんいます。

中学1年生なんて、男の子でも身長155cmくらいしかないですよ。

そんな小さな体で、汗まみれでストレスの溜まったサラリーマンたちと押し合いながら、毎日通うわけです。

 

私は背も高く、ガタイもよかったので困りませんでしたが、友達は背が低く大変そうでした。

 

中学受験は色々なところに体力がいります。そして、中学受験のあとにも体力は必要です。

 

中学受験に失敗する子の特徴

①そもそも勉強が苦手

親の意向で塾に入った人の中には、勉強が苦手なのに中学受験で高度な勉強をしている人はたくさんいます。

だったら、小学校の補習塾に通って勉強した方が子供のためになるだろうとも小6ながらに思いました。

 

勉強で勝負するのに、勉強が苦手な子が成功するわけがない。

難関校に入ることだけが中学受験の成功とは言い切れないので、なんとも言えませんけど。

 

それなのに、子供には成績を上げろと言うのはひどい。

 

②まだ思考が未熟

先ほども言った通り、中学受験は早熟タイプの子がする受験です。

まだ思考が未熟な(悪い意味ではないです)子

  • 我慢が苦手
  • 地道な努力を嫌う
  • etc

のような人は向いてないです。

 

そのような人は高校受験からデビューした方が思春期の時間を有効に使えると思います。

勉強だけがすべてでもないですしね。

 

③親が中途半端にうるさい

中学受験で失敗するのは、本人の能力や努力だけではないです。

親が中途半端にうるさいと、勉強する意欲をなくすし、純粋に成績を上げたい気持ちからくる努力がなくなります。

親がうるさいから勉強をする。

 

そんなネガティブな感情で勉強して、受かるほど難関校は甘くないです。

 

それで、「中途半端にうるさい」というのはどういうことか。

 

「完璧にうるさい」のは兄弟全員が理3の佐藤ママみたいな親です。

子供を完全に管理して、子供に「指示・アドバイス」を出していて、子供もそれを受け入れている場合です。

 

「中途半端にうるさい」というのは、「文句」を言っているだけで、子供も文句を言われているようにしか感じない場合です。


  • 成績が悪いことを責める
  • 「塾辞めさせるよ」など脅しばかり
  • 褒めることが基本ない

そんな親は要注意です。

おそらく子供は超嫌な気持ちで、模試の結果を持って帰ってきています。そして、勉強に対するモチベーションも低いでしょう。

文句を言うなら、「具体策」を提示して、次回に向けて話す。見る場所が悪い過去ばかりでは、やる気を削ぐだけです。

 

また、具体策はしっかり調べたり、考えられたものでないとダメです。

「親の方法に従えば、成績が上がる」と子供が思えば、それは「文句」ではなく「指示・アドバイス」に変わります。

 

まとめ

中学受験は子供に適した環境・状態・ペースで勉強すれば、良いことだらけです。

自分or自分の子供が中学受験に向いているか、不向きかは上を参考にしてもらえると嬉しいです。

では、

中学受験に前向きな検討を祈ってます。

 

 

  

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