英語で一番重要な「長文」。
はっきり言って、
長文が出来るかどうか=英語で点が取れるかどうか
ですよね。だから、誰でも英語長文は出来るようになりたい。でも長文の参考書・問題集が多すぎる。
仕方がない。
私のガチでおすすめの英語長文の参考書・問題集を紹介しますよw
目次
英語長文 参考書・問題集ランキング
私は
- 飽きっぽい
- 受験スタートが早い
ってことで、いろんな英語の長文の参考書・問題集を使ってきました。そして、使っています。
意外と、参考書や問題集ごとに差がありますよね。
レイアウトや使いやすさは私を基準に評価して、ランキングを付けています。だから、ぜひ順位より特徴を見て選んでください。
第5位「キムタツ式英語長文速読特訓ゼミ」
長文数:基礎編・難関編が15本。センター編が18本
※入門編は9本です。
入門編 | 高校受験 |
基礎編 | センター6割 |
センター編 | センター8割 |
難関編 | MARCH合格 |
※上図のレベルは到達点です。
メリット
この参考書、長文の問題集としては完成度低いんですw。
では、なぜ入選したか?
- 高速CDと音読のオンパレード
- 速読、リスニングの超強化
たったこれだけ。されど、これだけ。
私は速読特訓ゼミの高速CDで同じ長文を20回音読し続けて、シャドーイングもできるようになった結果。
速読&リスニング無双
が始まりましたw
英検2級のリスニングもちょろかったですw。この速読CDのおかげで、メチャクチャ聞き取れるようになりました。
気になった人だけでいいです。↓の記事を見てください。
万人におすすめ出来る参考書ではないですが、ハマれば相当な英語力が付くと思います。
第4位「英語長文ハイパートレーニング」
長文数:12本 / 一冊
超基礎編 | センター6割 |
センター編 | センター9割 |
難関編 | MARCH・国公立 |
メリット
- 長文の構造解説が超詳しい
- 設問の解答根拠もしっかり書いてある
- CDが2種類の速度
2019年4月に存在する英語長文の参考書・問題集の中で、おそらくTOPクラスの詳しさを誇ります。
長文はパラグラフごとのSVOCMと構造の説明、日本語訳付き。
設問の解答では、正解の選択肢はもちろん、なぜ他の選択肢が間違っているのかの根拠も説明してくれます。
そして、一番の良さは「音読学習」のしやすさ。
CDは「スロースピード」と「ナチュラルスピード」があり、慣れていない人でも徐々に音読速度を上げることが出来ます。
英文もスラッシュで分かれているので、息継ぎの場所や「カタマリ」での理解が非常に分かりやすいです。
初めて英語長文の問題集を買うなら、絶対に「英語長文ハイパートレーニング」をおすすめします。
デメリット
- レベルが少ない
- ちょっと高い
この参考書の一番の欠点は「レベルが少ない」こと。
ハッキリ言って、「超基礎編」→「センターレベル編」は無理です。間に何か挟んでください。
レベルが少ないので、シリーズ間でのギャップが大きいんです。「センターレベル」→「難関編」はいいですけど。
そして、CDに2種類の音声が入っているとはいえ、少し高い。
買うのは高校生なので、もう少し値段は考えてほしかったですねw
初心者や高1、高2には最高の一冊ですが、総合的に見る他にも良い参考書があるので、第4位です。
第3位「イチから鍛える英語長文」
長文数:15本 / 一冊
Basic | センター6割 |
300 | センター8割 |
500 | MARCH・国公立 |
700 | 早慶・旧七帝大 |
メリット
- 設問の解説が天下一品
- 記述問題多め
- 英文の解説もよき
- CD付き
普通に「やっておきたい英語長文」と「ハイパートレーニング」を足して1.5くらいで割ると、こうなります。
問題・設問は良質で、解説もかなり分かりやすい。そして何より、この参考書がポイントを置いているのは、
「設問の解答力」
です。
英文構造の解説は適度に、そして設問の解答に全力を注いでいるような参考書です。
こんな参考書は珍しく、記述問題も豊富です。
だから、国公立の2次試験や難関大学の対策にはもってこい。しかも発売日は2015年なので、まだ新入り。
新傾向対策にはかなり使えると思います。
デメリット
唯一あるとすれば、
- SVOCMが振ってない
つまり初学者向きではないです。
「ハイパートレーニング」のような全文にSVOCMが振ってある長文問題集をやってから、解答作成・演習用として使うのが最高です。
もしくは、みっちり英文解釈の参考書をやってから、「イチから」を使えば問題ないでしょう。
ハイパーと合わせて使うのが、一番のおすすめです。
第2位「全レベル問題集英語長文」
長文数:平均10本 / 一冊
※①が7本、②⑤⑥が10本、③が13本、④が12本です。
①基礎レベル | 高校基礎 |
②センター | センター7割 |
③私大標準 | 日東駒専 |
④私大上位 | MARCH |
⑤私大難関 | ギリ早慶 |
⑥国公立 | ギリ旧七帝大 |
メリット
全レベル問題集のメリットは英語長文の参考書史上、一番のすごさです。
- 大学別分析がついてる
- SVOCMは当然。構文の解説まで
- 毎回でてきた語句テスト付き
- ディクテーション練習
- 重要文法事項の復習コーナー
- CDももちろん
マジでこの参考書をやりこめば、英語はOK。
まず大学別の英語試験の分析がついています。
これは対象大学を分析しています。これは「③私大標準レベル」ですが、画像以上に紹介されています。
こんな親切な参考書ありますか!?
ぜひとも過去問研究の参考にしたいような非常に有効な資料です。個人ではできない分析レベルですからね。
他の大学も見たければ、自分で買ってくださいw。あんまり出すと、著作権が危ういので。
また、全レベル問題集は段落ごとの解説です。段落ごとにSVOCMを振り、大事な構文を解説し、日本語訳・語句一覧を紹介。
本当に分かりやすい!
この解説で分からなかったら、選ぶレベルが間違ってます。参考書は間違っていませんw
それだけ分かりやすい(「どれだけ」か分かりにくいw)
そして、重要英文法の解説コーナー。今回は強調構文。長文では強調構文が分からないと、謎な訳になってしまいます。
このコーナーは有難い。
本当に良い復習になります。しかも、本当に重要な構文だけ紹介しているので、点に直結します。
マジで、完成度高いです。妹にも絶対使わせます。
デメリット
気づいた人もいると思いますが、
上限レベルが低い
一番上のレベルの「⑥国公立大レベル」でもギリ旧七帝大に合格できるか、できないか、くらいです。
つまり超難関大を目指すなら、必ず乗り換える時期が来るわけです。
私たちにとっては別に問題ないです。しかし、参考書の評価としては「レベルの網羅度が低い」のはマイナス評価です。
そして、⑤⑥は詳細な解説がなくなります。
まったく旺文社は何を考えているのか。
全レベル問題集の一番の強みを自分で捨てに行くなんて、勿体ない。改訂版を待ちましょうw
ということなので、「④私大上位レベル」までやったら東進のレベル別問題集などに乗り換えましょう。
第1位「英語長文レベル別問題集」
長文数:12本 / 一冊
※レベル6のみ10本
レベル1 | 中学復習 | 英検3級合格 |
レベル2 | 上位高校受験 | 準2級受験 |
レベル3 | センター6割 | 準2級合格 |
レベル4 | センター8,9割 | 2級合格 |
レベル5 | MARCH・国公立 | 準1級受験 |
レベル6 | 早慶・旧七帝大 | 準1級合格 |
メリット
この参考書の良い点は
- クソ見やすい、使いやすい
- レベルが豊富
- 全文にSVOCMが振ってある
- CD付き(な割に安い)
- ポピュラーで王道
です。
「英語長文レベル別問題集」は一番の王道であり、それだけの評価を受けている参考書です。
流石、人気なだけあって完成度が高い!
CD付きなのに安い(税込み1000円いかない)し、6段階のレベルだから自分に合ったレベルを見つけやすい。
他の参考書は3段階で、シリーズで進めるには無理がありますよね。CDなしの基礎問題精構もあります。
CDがないと音読できないので、始まらないです。
次に、この偉大な見やすさを紹介します。
制限時間・目標得点つきの長文があって、
問題もありますが、普通なので割愛。
で、和訳は採点のポイントまで書いてある模範解答。もちろん、記号問題の解説もしっかりあります。
私は知らなかった知識・気づかなかった部分に黄色マーカーを引いています。マーカーを引いても埋もれない色使い。
配点も書いてあり、得点別にどれくらい「ダメなのか」「出来ているのか」も書いてあります。
(↓満点だったので、この文章の写真にしましたw)
そして、一番良いこの構造分析。全文にSVOCMが振ってあり、しかも語句リストが右側についています。
わざわざ単語を調べたり、自分でSVOCMを振って復習する必要もないのです。このページで完結。
非常に分かりやすいです。
このシンプルだけど、見開きで内容のメリハリがついている「レベル別問題集」は本当に使いやすいです。
写真では伝わらないかもしれませんが、自分で勉強すると勉強のしやすさが分かります。
デメリット
デメリットは1つだけ
構文を日本語で説明する部分がない
ことです。
SVOCMが振ってあるだけで、「ここは強調構文だよ」とか「これは分詞構文で、現在分詞ではないよ」とかの説明がないです。
だから、
レベル1・2…「基本はここだ!」
レベル3・4…「入門70」
レベル5・6…「基礎100」や「ポレポレ」
などの英文解釈を勉強してからやると効果が高いでしょう。
英語長文 参考書・問題集<ランキング外>
ここではランキング外だった参考書を名前だけ紹介します。
ランキング外の理由は主に2つ
- 純粋におすすめできない
- 私が使ったことがない
です。
他によさそうな英語長文の問題集
- ポラリス
- 英語長文PREMIUM
- RISE
です。
書店で立ち読みした限りでは、「ポラリス」は「ハイパートレーニング」の類似本です。
「英語長文PREMIUM」は見たことがないんですが、「レベル別英語長文」の姉妹本と思われます。
「レベル別英語長文」に挟まっていた紙に書いてあったものです。
もしかしたら、「英語長文PREMIUM」の方が完成度は高いかもしれない。それくらい、期待してますw
あと「RISE」はCDが付いていませんが、演習用としては有能なので、一応紹介しておきます。
基本的にCDがない英語長文の参考書は使わない方がいいです。
音読練習ができないと、長文を読んだ意味はほとんどないからです。(音読については↓)
これから4技能化していくのに、音読によるリスニング力・スピーキング力・速読力の強化をしない理由はないです。
だから、CDが付いている参考書を買ってほしいわけですが、
RISEはOK。
やはり難関大志望者は難しく、長い長文を何本も読まないと点が取れません。その演習用としてなら悪くないと判断しました。
「やっておきたい」より完成度は高いので、おすすめです。
買わない方がいい英語長文の参考書
こういうこと言うと出版社に怒られそうですが、みなさんのためなのでw
私があまり推薦できない参考書は
- ~~英語長文問題精構
- 精読、速読プラチカ
- ”毎年出る”頻出英語長文
- 英語長文出題パターン演習
これらの参考書・問題集を買う理由はないです!
上の参考書はみなCDが付いてないです。先ほども言った通り、CDがない参考書は基本的に買わない方がいいです。
音読もしにくいし。
なにより、CD付きで上のような参考書・問題集は存在します。だから、わざわざCDなしの参考書を買う必要なないのです。
特に「~~英語問題精構」はやめた方がいいです。
古いし、CDないし、解説少ないし。
定番なのは、受験生がその「王道」という安心感に浸りたいからなだけで、内容は言うほど良くないです。
まとめ
今回ランキング形式で紹介した英語長文の参考書・問題集は本当におすすめだし、完成度は高いです。
あの5冊は、受験を任せても大丈夫です。
他のサイトは質の悪い参考書を紹介していたりしますが、この5冊だけは信じてください。
この5冊は本当にヤバイ!
ぜひ、英語長文で高得点が取れるようになってください。