英語を読むには「英文解釈」の力が必要だ。
そんな話は色々なサイト・ブログで見てきたと思います。でも、紹介してくる参考書が多い。
結局、どの参考書を使うのが正解なの?
そんな人には自信をもってこう言いたい。
「基礎英文解釈の技術100」
それは史上最強の英文解釈の参考書の1つ。(これとは別のタイプで最強の英文解釈の参考書もありますが)
絶対におすすめ出来るので、ぜひ見ていってください。
目次
基礎英文解釈の技術100 レベル
単語レベル
4500語前後
参考書で言うと、
- 速読英単語 必修編
- システム英単語
- キクタンBasic(4000)
- データベース4500
- ターゲット1900
- パス単2級
のどれかが終わっていれば使えます。
ちなみに、私は基礎英文解釈の技術100を使い始めたときに終わらせていた単語帳は「システム英単語Basic」と「パス単2級」です。
ちょうど英検2級を受けるところだったのでw
<入門70を使った人へ>
入門70と基礎100の単語レベルに大差はありません。
入門70に分からない単語がほとんどなかった人は、新しく単語帳を覚えなくても使えると思います。
前提レベル
- 基本はここだ!
- 入門英文解釈の技術70
- ビジュアル英文解釈 Part1
- 英文解釈教室 入門編
太字レベルの英文解釈力は必要です。
「基本はここだ!」と「基礎英文解釈の技術100」では多少ギャップが生まれますが、何とかなると思います。
安全に行くなら、入門70から接続しましょう。
到達レベル
MARCHの英文は余裕
早慶非看板はOK
という感じです。
早慶看板レベルの英語にはまだ足りないと思うので、基礎英文解釈の技術100のあとに
- ポレポレ
- 英文解釈の技術100(無印100)
- ビジュアル英文解釈(Part2)
あたりに進むと、志望校が京大と慶應文学部でない場合はどんな大学でも、合格点が取れるレベルになると思います。
基礎英文解釈の技術100 評判
ほんとに助かりました
Amazonレビュー
偏差値でいうと36から67まであがってます
こういう詐欺みたいのありますよね
でもこれは違います
ほんとに凄いです
まあ、私もこの手の人間なので、詐欺的な成績上昇は私も経験しています。マジで使い方さえ間違えなければ、絶対すごいことになります。
入門70と被る点があるので、はじめからこっちをやればいいと思う。チャート式数学のような見開き単位の参考書でとても使いやすい。
Amazonレビュー
そうなんです。
入門70と技術が被ります。もちろん英文は変わるので、復習がてら使ってください。
どのように英文を解釈していくのか。その極意はS、V、O、Cのという骨格を浮き彫りにすることである。
楽天ブックス ブクログ
本書はそれを徹底していて、分析図を用い、より視覚的に解説している。そこが秀逸。
全文訳は意訳的なところも多々あるのでレベルは高いが、読者はまず構文をとることに尽力すればいいと思う。
確かに全文訳は意訳が多いです。ここで低評価をする人は一定数います。
ただ大学受験では逐語訳では〇はもらえません。ある程度は意訳も学ぶといいと思います。
私はあの芸術的な訳が浮かんだときの爽快感は好きですけどねw
基礎英文解釈の技術100 特徴
①レイアウトが完璧
「英文解釈の技術」シリーズは
- 見開きで完結
- 難しい単語の訳付き
- 品詞とSVOCMが超わかる
- 構造解説が親切
とマジで勉強しやすい工夫がたくさん盛り込まれています。
この中で一番おすすめしたいのは「構造解説が親切」なところです。
難しい「and」や「or」などの等位接続のときって、どことどこが等位なのか分かりにくいですよね。
でも、英文解釈の技術100は本書曰く「立体構造」の解説で本当に構造が理解しやすいです。
※別に仕掛け絵本にはなってないですw
関係詞がどこを修飾しているのか、「no more than」はどのように理解するのか。
英文を感覚的に理解していくには相当な良書です。
②問題量が豊富
基礎英文解釈の技術100は
例題:100本 演習題:100本
という圧倒的な問題量。
普通の英文解釈の参考書だと、「例題を解く」→「解説を読む」→「その解釈技術を習得」
という流れです。
では、いつその「解釈技術」を使い、試してみるんですか?
自分がその英文解釈の能力を使いこなしているのかどうかを試す機会なく、本番に臨むのは危険だと思いませんか。
「自分がどれだけ参考書を吸収できたのか」を計る問題がない。
その点「基礎英文解釈の技術100」は例題100コで技術を学び、演習題100コで存分に実力を試すことが出来ます。
もちろん、消化するのが難しいときは「例題だけ」は全然アリ。
そのうえ演習量を積み、能力を試したい人はぜひぜひ演習題にも手を出してほしいです。
③CD付きなので音読可能
英文解釈の参考書でCDが付いている参考書なんて、「英文解釈の技術」シリーズくらいです。
今更ですが、
「別にCDなんてよくない?」
って思っている人はヤバイですよ。
基礎英文解釈の技術100で出るような英文は、頭からスラスラ読んでいけるレベルでないと早慶では歯が立ちません。
そうでなくても、大学受験は速読時代。
音読によって英文を頭から読めるような英語回路を作っておかないと、試験中に問題を解き終わることはほぼ不可能。
英語の思考回路を最短で作る方法は「音読」なんです。
だから、音読しやすいかどうかは英語では死活問題。
CD付きかどうかは超重要な項目なんです。
そしてこの英文解釈の技術シリーズには全英文の音声が入っています。しかも、
- CD付き
- 豊富な問題量
にも関わらず、基礎英文解釈の技術100の値段は
1,350円
とんでもない安さです(言い過ぎましたw)
基礎英文解釈の技術100の使い方
今回紹介するのは、私が英文解釈の参考書を使っていて一番効果の出た方法です。
かなり面倒ですが、やったら絶対に伸びます。
目安期間:2ヶ月
注意:必ず和訳&音読音読音読
各英文を最低でも30回ずつ音読してください。全部丸暗記しちゃってください。
1周目
- 例題にSVOCMを振る&和訳
- 解説の分からない場所はマーカー
- 全文訳と答え合わせ&単語チェック
- 音読6回
まず大事なのが、「自力で和訳までたどり着く」ことです。これをサボると英文解釈の力はほぼ身に付きません。
一部例外はいますよ。
読むだけでも英文解釈が出来る人。でも、世の中の99%の人は絶対に一度は自力で和訳してください。
そして次の復習のときのために、「自分が間違って解釈したところ」をマーカーしておいてください。
そして英文をしっかり理解してください。曖昧なところを残さないでください。
全文訳と照らし合わせるときは、絶対に妥協しないように。
基礎100は訳が少しテクニカルなので、多少の違いは問題ないですが、根本的な間違いはしっかり直しましょう。
「まあいいや」は絶対ダメです。
そして、知らなかった単語は覚えておきましょう。ページの下に書いてあります。
音読はその日のうちに。
私は当日に4回。次の日に2回音読します。分けた方が記憶の定着率は若干良いです。
※このCDは音声が2回ずつ吹き込まれているので、奇数回の音読は面倒ですw
2・3周目
- マーカーを読む
- 例題を10回音読
2・3周目はスピードを意識して、間違えたところを高速で復習していきましょう。
7,8割の英文は頭から読めるようになると、文句なし。
10日以内に終わらせてください。
4周目
- 例題を和訳
- 全文訳と答え合わせ
- 完璧なものに「〇」を
- 音読4回
4周目では、完璧なものとそうでないものを仕分けます。
完璧に〇を付けられるものは、今後勉強しません。だから本気でやってください。
目安として6割の英文に〇が付けば、良いです。7割に〇が付けば上出来。
5周目
- 〇が付いてない例題の和訳
- 音読10回
これで完璧になるはず。
というか英文を覚えていると思います。だって4周目までに30回も音読した文章ですよ。
5周目を入れたら40回です。
演習題
- 和訳
- 6回音読
で1周したら
- ×だけ和訳
- 10回音読
で+2周してください。
あくまで実力試しなので、出来た問題はどんどん省いて大丈夫です。
まとめ
おそらく、「各英文を最低でも30回以上音読してください」と聞いたときに9割以上の人は
「どうせまた盛って言ってるんだろ」
と思ったでしょう。
でも英語が出来る人は決まって「音読」をガチでやってます。「音読」こそが最短ルートだと知っているんです。
私だって普通に同じ英文を30回以上音読します。
もちろん、丸暗記してしまいますよ。でも、文法事項も構文も単語も全部同時に頭に入ってます。
完璧に吸収したのです。
どんなに良い参考書を使っても、使い方を間違えれば点数は上がらない。
この話を聞いた人の中でも、10%程度の人しか実践しないでしょう。続ける人は1%くらいでしょう。
その1%の人が偏差値70の壁を超えていることは知っていてください。
次のレベルに進みたい方は↓