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『フォーカスゴールド』チャート超え!?例題だけで無双する使い方!

 

フォーカスゴールド。

それは、大学受験の数学の参考書の中でダントツ1位の最強の参考書

 

個人的には、フォーカスゴールドはあの超有名かつ大人気の青チャートよりも断然完成度は高いと思っています。

フォーカスゴールドを使ったら、大学受験の数学なんて全部カスですからねwゴミ以下です。

 

今回はそんな最強「フォーカスゴール(Focus Gold)」についてです。

 

目次

フォーカスゴールドの概要

フォーカスゴールドの対象者

フォーカスゴールドの対象者は

です。

いや、東大や京大で高得点を狙っている人の基礎固めに最適なので、そんなに点はいらないなら不必要かもしれません。

フォーカスゴールドの難易度

前提レベル:センター6割

到達レベル:どこでも合格可能

 

実は、フォーカスゴールドは「マスター編」「チャレンジ編」「実践編」の3つに分かれています。

マスター編

構成

「例題」…「*」~「****」でレベル分け

「練習」…例題の類題。

「Step Up」「章末問題」…例題のワンランク上

 

前提レベル:センター6割

到達レベル:センター9割

参考書で言うと、

黄チャート<「マスター編」≦青チャート

黄チャートは完全に超えています。でも青チャートとは同じか少し低いくらいです。

流石に「マスター編」だけで、exerciseレベルの問題までは網羅しきれるのかは怪しいです。

 

基本的に、「マスター編」の例題が完璧になれば、国公立大学も普通に合格できます。

「Step up」や「章末問題」まで進めば、旧七帝大・早慶の除けば、すべての大学に合格できる力はついています。

 

フォーカスゴールドの3部のうち、最初の1部でほぼ青チャートと同レベル。

ヤバイ。

 

チャレンジ編

構成

「Level up 問題」…難関大の過去問

「解説 Level up 問題」…その解説

「演習問題」…類題

 

前提レベル:センター9割

到達レベル:どんな大学でも合格可能

 

チャレンジ編はすごいですよ。

ほぼどの問題も過去問なんですが、引用先は「東京大学」「京都大学」を中心とした最高峰の大学ばかり。

しかも、東大や京大の問題が多い!

文系の良問プラチカにも載っているような問題がゴロゴロあります。

 

「チャレンジ編」まで終われば、東大・京大でも合格者最低得点は取れるでしょう。

地頭の良い人なら合格者平均まで行くと思います。

 

実践編

前提レベル:?

到達レベル:変態

 

正直に言ってしまうと、「実践編」は必要ないですw

「こんな定理・公式あったんだ!」とか思いながら、思考力をガンガン極めていくような問題。

大学受験で「実践編」レベルの問題が出たら、解けなくても合格には関係ないレベル。

東大・京大でも高得点を狙っていくような人にしか用はないです。

 

ただココまで習得すれば、東大文系数学でも60点は行けます。

 

フォーカスゴールドの問題数

あんまり詳しい数字を知っても、って感じだと思うので詳細は省略します。

例題…約350題

練習…約350題

Step up問題・章末問題…約300題

チャレンジ編…約100題

実践編…約30ページ

 

青チャート級に問題数は多いですが、網羅度は青チャート以上です。

 

フォーカスゴールドのメリット

①圧倒的な網羅度

本当に、もう頭おかしいくらい網羅度が高いです。

問題数1,000題以上で、教科書~東大レベルまで網羅されています。フォーカスゴールドの良いところは

1冊で受験数学が完結する

ことです。

 

青チャートは網羅度が高いといっても、完璧にしたところで東大だと少し足りない。

でも、フォーカスゴールドなら1冊を極めるだけで受験を無双できる。この安心感がすごい!

もうフォーカスゴールド1冊でいいんです。

 

大学受験の数学は、フォーカスゴールド1冊に託す。あとはフォーカスゴールドを信じて頑張るだけ。

それで東大まで一直線です。

 

②解説の詳しさは天下一品

フォーカスシリーズ(他にはフォーカスゼータがある)の解説はマジで詳しいです。

青チャートなんかだと、解説が少し雑。理解に苦しむ問題もしばしば出てくると思います。

青チャートはネットで「凡人では理解しがたい問題がある」、とまで言われる。

 

でも、フォーカスゴールドの解説は超わかりやすい

方針にあたる考え方は分かりやすく、解答もさながら、解答の横枠にあるポイント解説もかなり分かりやすい

 

別冊解答編を例に出すと、

青チャートⅠAの解答編…約320ページ

フォーカスⅠAの解答編…約540ページ

 

単純に解説の厚さが1.8倍。

そりゃあ、解説も分かりやすいや。

 

青チャートとは分かりやすさの格が違う。青チャートとフォーカスゴールドでは、立っている世界が違うわけです。

ぜひ、自分の目でその分かりやすさを体感してみてください。

 

なんかCMみたいですけど、許してくださいw

 

③3部構成で勉強しやすい

マスター編<<チャレンジ編<実践編

となっているので、

1つずつ完璧にしていけば参考書の中でステップアップしていけます。

青チャートのような網羅系参考書は、レベル混ぜ混ぜで例題を列挙していくので勉強しにくいです。

だって、コンパス3を勉強している人がコンパス5の問題を解いても、吸収できるわけないじゃないですか。

コンパス3の解法をもとに考えるんだから。

 

だから3部構成に分かれていると、非常に勉強しやすい。段階を追って勉強を進めていけるわけです。

しかも、例題には「Check例題」と言われる重要な例題もあります。

一個前にやったレベルを復習したいときも、重要なものだけ効率的に復習することができます。

 

④コラムが良質&面白い&豊富

フォーカスゴールドのコラムは超多い。しかも面白い。

コラムは3種類に分かれていて、

「Column解説」…例題の補足的内容

「Column Cofee Break」…勉強法・学習法

「Column」…発展的な数学

 

フォーカスゴールドⅠAの場合、コラムは3種類合わせて

73個

 

コラムの域を出て、もう本編レベルで内容を占めています。しかも、全部役に立つ内容ばかり。

例えば、「√13を小数で表してみる」

 

真面目に正面から計算すると、かなりの計算量を必要とします。しかし、「開平法」という方法を使うと筆算みたいに求められます。

こんなのもコラムに載っています。

 

そんなの使わないだろ!

と言えばコラムなんてそれまでですが、今まで知らなかった内容が詳しく解説されているので単純な読み物としても面白いです。

 

「Column Coffee Break 」では模試の活用法なんかも解説されています。

ただ参考書を進めていくより、こういうコラムが散らばっている方が飽きにくいし、ためになります

自分の勉強法の参考にもなります。

 

フォーカスゴールドのデメリット

①量が多すぎる

私なんかは、「基礎問題精構+一対一対応の数学」で受験の基礎を作った人間です。

そのため、超分厚い参考書は慣れていない

そんな根気のない人がやると挫折率は超高い。やり通せれば、絶対に無敵の参考書ですがやり通せる可能性は高くない。

それがフォーカスゴールドの欠点です。

 

網羅系の宿命ですね。

やはり使い方に1工夫、2工夫入れて、楽な使い方を探していかないと難しいところは多いです。

ちなみに最初の1周は3ヶ月くらいかかる場合が多いようです。全部で4周くらいしたいので、結構時間がかかりますね。

 

私は「文系のプラチカ」が終わってから計算トレーニングがてらやったので、1週間で1周できましたw

慣れれば60~90分で1章終わります。

 

②別冊解答編を入手するのが難しい

注意してほしいのが、Amazonでフォーカスゴールドを買うと「練習問題」や「章末問題」の解答が付いてきません。

Wow!

(ついてくる場合もあります。)

 

学校で団体購入すると付属しますが、個人でフォーカスゴールドを買う場合は「啓林館」で買ってください。↓がリンクです。

https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/kosu/fukukyozai/a/

悲しいことに、啓林館や学校の団体購入で入手しないと解答は入手できないんですね。

略解は本編の後ろに付属しているんですけどね。

別に例題だけやるつもりなら、Amazonで買っても問題ないですよ。

 

あと自力で練習をやり遂げる自信があれば、どうぞ。もし分からなければ、この記事で質問してくれれば、答えます。

 

フォーカスゴールドの最強の使い方

方針として、大きく2段階に分けます。

 

1段階目。

「マスター編の例題」

→「Step up」「章末問題」

1章ごとに進めていきます。目安期間は1か月以内。

「マスター編」の完成度がそのまま受験時の基礎力に影響するので、焦らず完璧にしてください。

 

2段階目。

「チャレンジ編のLevel up 問題」

「チャレンジ編の演習問題」

こちらは一気に進めます。全部で約100題なので、2ヶ月以内に終わらせて下さい。

 

これで1冊1年で終わります。

①「マスター編の例題」

「マスター編の例題」に対しては、絶対に↓のやり方を使ってください。

目標は「典型的な解法をマスターすること」です。解けないなら、すぐに解答を読んでください。

  1. 問題を1分考える
  2. 考え方・解答で理解
  3. 問題に再度チャレンジ

最終的に「解法の意味を理解して、自力で問題を解ける」状態にあれば、合格です。

それを一般に「解法暗記」というわけですが、知らなかった人は↓を見ておいてください。

最初の1、2周はすぐに答えを見てください。

「下手の考え休むに似たり」

 

計画は、1章ずつマスターしていく。手順は

  1. 「*」「**」を2周
  2. 「1」の間違い直し2周
  3. 「***」「****」を2周
  4. 「3」の間違い直し2周
  5. 全体を1周

 

例題は馬鹿正直に前から解いていくと非効率です。「**」で苦戦しているような人は「****」の問題を解いてもほぼ無意味。

解けないだけでなく、解法も丸暗記になってしまうでしょう。

②「Step up」「章末問題」

今度は力試しの要素が強いので、少しは考えて下さい。

  1. 問題を3分考える
  2. 考え方・解答で理解
  3. 再度チャレンジ

です。

  1. 「Step up」を全部解く
  2. 間違い直し
  3. 復習2周

該当箇所は記されているので、例題の復習が必要だと思えば振り返ってください。

  1. 「章末問題」で力試し
  2. 間違い直し
  3. 復習2周

 

ココまでで、センター試験は無双できるでしょう。センター模試なら偏差値は70を切らないはず。

ついに「数学が出来る組」の仲間入りです。(東進の松田が言ってた気がするw)

 

「チャレンジ編のLevel up 問題

問題は毎回5分は考えてください。

解けそうなら、もっと続けてもいいです。5分は最低ラインです。

  1. 全体を2周
  2. 間違い直し2周
  3. 確認2周

 

今までに蓄えてきた解法を開放してくださいw

今までは「解法のインプット」だったのに対して、これからは「解法のアウトプット」です。

自分の知識を総動員して解いてください。

 

このアウトプットの力が難関大学での合否を分けます。

 

「チャレンジ編の演習問題」

こちらも③と同様に進めてください。

ここまで来る人は皆自分なりの勉強法があると思うので、自分なりのやり方で進めてください。

 

フォーカスゴールドの接続

フォーカスゴールドの前の参考書

「教科書+α」くらいの学力は欲しいです。教科書レベルでも進められますが、少し辛いと思うので。

あと、フォーカスゴールドに興味があるような人は先取りも視野に入れていると思うので、スタディサプリがおすすめです。

下はスタディサプリの数学について詳しく解説した記事なので、興味があればぜひ見てください。

フォーカスゴールドの次の参考書

あたりで演習を積めばいいと思います。チャレンジ編と同レベルの問題たちです。

より高いレベルを求めるのであれば、

に進めばOK。東大理3や医学部でなければ必要ないですけどね。

 

まとめ

フォーカスゴールドは本当に良い参考書です。

私も青チャート使うくらいなら、フォーカスゴールドを使います。価格が2倍でも買うかもしれませんw

それくらい良い参考書で、使ってほしいわけです。

ただフォーカスゴールドに匹敵する網羅系参考書として唯一あるのが「赤チャート」です。

 

しかし、

実は、私は分厚い参考書が苦手なんです。

薄い参考書が好きな人は、みなさんの中にも多いはず。そういう人は無理にフォーカスゴールドなんかを使わず、

下の記事で一度考えてみてください。

 

 

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