大学受験の中でも
超大手予備校であり、トップクラスの授業を誇る
駿台予備校。
「駿台の全国模試が難しい」ことや「駿台の偏差値がバグってる」ことなどが有名です。
しかし、
あまり実態がよく分からないのが特待生制度。
そこで今回は駿台の特待生制度について解説していきます。
※私は駿台の特待生です。
目次
駿台の特待生制度とは?
駿台予備校の特待制度は
スカラシップ制度
と呼ばれます。
特に成績優秀な方をスカラシップ生として認定し、学費の全額、または、学費の一部を免除いたします。
駿台HP
駿台のスカラシップ制度では、駿台主催の模試で一定基準以上の成績を残した生徒を特待生として受け入れています。
もちろん、
外部生もスカラシップ制度の対象です。
しかし実は、
↑のスカラシップ制度は公式には浪人生用です。現役高校生用のスカラシップ制度は公式には存在しません。
でも
駿台側も実績が欲しい。
下の表のとおり、
東大合格者数 (2019年度) | |
駿台 | 1,345人 |
河合塾 | 1,263人 |
東進 | 802人 |
「駿台・河合・東進」の3大予備校の中ではトップの東大合格者数である1,345人ですが、
河合が1,263人と駿台に迫っています。
差は100人を切っていますからね。
しかも東進は大盤振る舞いな特待生制度によって、東大有望株を大量に囲い込んでいます。
東進には数学特待なんて言う中2からかき集める特待生制度まであります。
駿台も気を抜けば、
あっと言う間にライバル2社に実績を抜かれてしまいます。
だから(なのかは分かりませんが)
現役高校生用の「スカラシップ制度もどき」が存在します。
駿台の高校生用の特待制度です。
駿台のスカラシップ制度の内容
浪人生用のスカラシップ制度では、
特待生を前期と後期で2度選抜します。前期に特待生でも後期もそうとは限らない。
そして、
前期と後期のそれぞれで↓
- 授業料50%(30万)
- 授業料25%(15万円)
- 入塾金の50%相当(5万)
- 図書券5千円
のうち1つを成績に応じて受け取れると言われています。
「授業料50%」というのは「1年間の授業料の50%」という意味で、
実質的には特待生に選ばれたターム(前期or後期or両方)の授業料が0円になります。
現役生用の「スカラシップ制度もどき」の正しく詳細な情報はなかなか集まりません。
私が持っている最大限の情報は、
高校生はスカラシップ制度のモニター生(特待生)に選ばれると、
- 入学金無料
- 1年間授業料無料
(1講座のみ)
総額30万円の免除です。
駿台生だと駿台模試は受け放題なので、授業を1つ取っている駿台生と同等の扱いを受けられますね。
浪人生用のスカラシップ制度と違うのは、
1年間通しての特待生だということ。
選抜のやり直しはなし。1年後にまだ高成績だったら来年も継続して特待生でいられる制度です。
別に授業に出席する必要もありません。
駿台でも首都圏で2,3番目に大きい校舎(明言は避けます)では、「スカラシップ制度もどき」の生徒は年に1人いるかいないか。
という希少種だそうです。
上は高2で選ばれている人の数らしく、高3になると割と大量にいます。私が受けていたSaの授業(50〜70人くらいいたと思う)には、最低4人いました。
駿台のスカラシップ制度
特待生の成績基準
これもまた明確な情報はありません。
でも、
私の経験や学校の先輩たちを見る限り、ほぼほぼこれで正解だろうというのは、
駿台全国模試50位以内- 駿台全国模試総合偏差値80以上
- 模試用紙に電話番号を書いた
だと駿台から特待の電話がかかってきます。
私は29位で駿台から電話が来ました。このとき総合偏差値80をこえていました。私の友達も総合偏差値で80を超えた人から電話がかかってきたみたいです。
学年や駿台模試の種類によっても特待生の基準は異なるかもしれませんが、多分上の基準で正しいと思います。
電話をもらったら駿台の校舎に出向き、
- 特待の電話が来たこと
- 名前
の2つを受け付けのお姉さんに伝えると、
校舎の偉い人が出てきて特待制度について色々説明してくれて、特待生になれます。
もしくは電話でそのまま入塾の旨を伝えると入れます。
スカラシップ生はモニター生と言って、駿台のデータベースに登録されてるんですよ
半分顔パスみたいなもんですw
「何々です。多分モニター生です。」って言うと、駿台生でなくても普通に通ります。
あの瞬間はほんとに気持ちいい。
まとめ
駿台のスカラシップ制度は、多分こんな感じで正しいと思います。
とはいえ、
すべて推測に過ぎないというのが正直なところ。
浪人生用の特待生の内容はHPや駿台wikiに載っていますが、現役生用の方は対象者が少なすぎて情報がかなり少ないです。
もし他にも情報があればコメント欄で教えてください。
裏付けが取れれば、
記事を補足させていただきます。