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「勉強時間」を語る奴は落ちる。成績の差はすべて「勉強量」!

 

 

受験といったら、

1日10時間勉強。

夏の400時間勉強。

 

といった、

圧倒的な「勉強時間」を意識しますよね。

その長時間勉強にとらわれてか、
みんな「勉強時間」にこだわっている。

 

ですが、

本当に大切なのは「勉強時間」なのか?

 

ともう一度問いかけたい。

 

目次

「勉強時間」が意味するもの

多くの人は、

勉強時間=努力量

と思っているはずです。

 

だって、

「一日3時間勉強したとき」より、「一日10時間勉強したとき」の方が達成感も頑張った感も多いですからね。

机に長い間むかっていた方が頑張った気がします。

 

では、

本当に「勉強時間=努力量」なのでしょうか。

 

数学の難しい問題で永遠にウンウン悩む。

単語帳の同じページをボーっと眺めている。

 

受験勉強あるあるですよね。

でも、

難しい問題で悩んでいる間は本当に頭を使っているんですか。試行錯誤をしているわけではないでしょう。

何も思い浮かんでないはずです。

 

単語帳の同じページをずっと眺めて、何が頭に入ってきたのですか

入ってこないから進まないのです。

 

本来、「勉強時間」の意味というのは、

勉強に使った時間」というだけ。

 

それ以上でもそれ以下でもありません。

「一日10時間勉強」というのは「一日のうち10時間を勉強に使った」というだけです。

本当に努力したのか。
どれだけ頑張ったのか

は勉強時間では計れません。

 

30分で100単語覚えたA君」と「2時間で100単語覚えたB君」がいたら、

頑張ったのはA君です。

同じ仕事を少ない時間で終わらせる方が頑張っていますよね。

 

持久走だって、ゆっくり走る方が楽。速く走るとツライ。

小学生でも知っている理論です。

 

勉強時間」は所詮みせかけ

 

 

「勉強時間」より「勉強量」

私は「勉強時間はみせかけ」だと言いました。

それでも、

まだ「長時間勉強した方が頑張った気がするもん」と思う人もいるでしょう。

 

そこで、

私の普段の勉強スピードの話をします。

 

例えば数学。

私は一時期「Focus Gold」という「青チャート強化版」のような分厚い参考書をやっていました。

 

そのころの私の勉強スピードは、

1時間以内に1章。
合計10時間以内に「Focus Gold」1周

だいたい1時間で30問解くペースです。「数と式」「2次関数」は1時間で60問進みます。

ちなみに1周目なので初見です。

 

みなさんは、どれくらい進むでしょうか。

おそらく1時間で5問がいいとこでしょう。

 

別に遅いのが悪いと言ってません。

でも、単純計算で、

「1時間に30問解ける人」
の成長率は
「1時間に5問解ける人」の

6倍

 

1時間の間に努力した量は、あなたの6倍

あなたが6時間勉強してやっと「私の1時間分」の努力量ですね。

あなたの6時間分の頑張りは私の1時間分の頑張りと同等です。

 

「努力したのに偏差値あがらない~」

って言っても当然ですよ。あなたの努力は私の努力より少ないんですから、私の方が成長してるはずですもん。

 

でも逆に、

私は1時間勉強で30問
A君は12時間勉強で60問

進んだとします。

そのとき、

A君は私の2倍進歩しています

 

そのまま受験まで行けば、受かるのはA君です。

私は確実にA君に負けるでしょう。努力量が2倍ですから、成長幅も2倍負けます。

 

「勉強時間」が多くても頑張ったわけじゃない。
「勉強時間」が少なくでもサボったわけじゃない。

大事なのは、

どれだけ進んだか

 

進んだ分だけ自分に吸収されます。自分に吸収された分だけ、成績は上がります。

だから、

受験における「努力量」は「進んだ量」なのです。

 

「進んだ量」をここでは、「勉強量」と呼ぶことにします。

 

 

少ない「勉強時間」で
多くの「勉強量」

受験勉強で一番の理想形は、

少ない「勉強時間」で
多くの「勉虚量」をこなす

効率の良い勉強。

 

いわゆる「要領のいい勉強」です。

「要領のいい勉強」をできる人は、後半伸びます。逆に「要領が悪い勉強」をする人は最後に抜かされます。

理由は簡単ですよ。

 

受験生になれば、

みんな「勉強時間」は10時間以上です。

「勉強時間」で差はつきません

 

では

差がつくのはどこか。

「1時間」にできる「勉強量」です。

 

私はあなたの6倍速だといいましたね。

現状

私とあなたが同時に10時間勉強したら、あなたは50問。私は300問進みます。

毎日250問ずつ差が付きます。

考えてみると、恐ろしいでしょ。

 

高3で差が付くのは、この部分です。

 

「勉強時間」を減らし
「勉強量」を増やす方法

誰でも

「勉強時間」を減らして
「勉強量」を増やしたい

と思いますよね。

 

当然

口で言うほど簡単じゃないわけですが、

コツなら教えられます。

 

大事なことは、

の2つを知ることです。

 

確実に、

効率的に成績が上がる勉強法というのは存在します。

正しい場所で
正しい方向で
十分な量なされた努力は
裏切らない。

林修

 

「正しい勉強法」を使えば「正しい方向」に進むことができます。自分の勉強の道しるべになります。

数学なら「解法暗記」で基礎を作ったり、英語なら「音読」をメインにした勉強など。

このブログでも紹介していますし、ネットを読み漁ればわかることです。

 

正しい勉強法で努力すれば、少なくとも努力した分だけ成績は上がります

見当違いな方向には進まない。

 

そして

自分のレベルを客観的に知る。

今の自分の立ち位置、つまり「自分の正しい場所」を知ることが重要。

 

地図を読むには、

現在地を知らないと始まりません。

世の中の高校生は「自分のレベル」を全然理解していません。そもそも無能な自分を拒絶しようとします

まずは

しっかり自分を見つめないと

 

模試を受けたり、今までのテストを分析したり。

自分には何があって、何がないのか

等身大で知ることが本当に重要です。身分不相応な参考書を選んでも、時間の無駄になります。

怖ければ

少し過小評価しておく

 

それが

少ない「勉強時間」で
より多くの「勉強量」をこなす

唯一の方法であり、

努力を実らせる最短ルートです。

 

「正しい勉強法」は教えてもらうことができます。

私が教えられます。

でも

「自分のレベル」は自分で分析するしかない。

自分を一番分かっているのは自分しかいません。

 

まとめ

「勉強時間」にこだわることなく、

「勉強量」を追及しましょう。

それが合格ルートです。

 

 

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