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【物理 勉強法】超おすすめ参考書ルート&最強の教材7選!

 

 

物理は何を言ってるか

サッパリわからん

 

公式は何を使って、
どうしたらいいのか

サッパリわからん

 

そんな物理で独学なんて、、、

そう思うのは当たり前ですが、
正直いって、余裕でマスターできます。(たぶんw)

 

余裕じゃなくても、物理は独学でイケます。

 

 

目次

物理の勉強
得意or不得意の差とは?

「物理」は、

得意な人と不得意な人の差が非常に広い科目です。

 

他の科目でいうなら、「数学」と同様です。得意な人はスラスラ解けて、苦手な人はペンすら動かせない。

じゃあそれは、

 

「センス」や「才能」の問題なのか?

 

それは違います

 

得意な人と不得意な人の差はたった1つ、

経験値

 

今何が起きているのか
運動量が保存しているのか、
エネルギーが保存しているのか

 

 

それが分かるかどうかは、全部「経験値」の問題です。

もちろん、物理を始めてすぐに、何となくわかる人もいます。そういう人は少し特別なだけ、物理と似た考え方を知っていただけです。

今物理が得意な人も、最初は経験値0でセンスの欠片もない人ばかりだったはずです。

でも問題を解いて、考え方に慣れて、少しずつ「センス」を身に付けていったわけです。

 

今は物理ができない人でも

「経験値」を積んでいけば、勝手に分かるようになります。結局は、大学受験の物理なんて型やパターンに落とし込めます。

 

「あ~、これ見たことあるパターンだなぁ」
「初見だけど、たぶんあれと似たような型だ」

典型問題を何度も解いて「経験値」を積めば、おのずと物理は理解できるようになります。問題も解けるようになります。

 

これが物理を独学で勉強していく「コツ」です。才能やセンスのせいにしないで、しっかり勉強すれば出来るようになる

 

 

あとは諦めずに、
頑張るだけ。

 

頑張り方は、これから私が教えます。

 

 

物理の勉強 注意点

物理を勉強する上で、

一番大切にしてほしいことは2つ。(なんか矛盾してるなw)

 

物理はすべて自然現象です。

しかも面倒な条件はほぼすべて省略されて、考えやすい状況です。その状況を感覚的にとらえることが、物理をスラスラ解くためのまず第1歩

 

「高い所にある球が低い所へ転がっていく」
「電子は高電圧にひかれていく」
「温度が上がれば圧力は高くなる」

 

「-」と「+」はひかれあうことは感覚的に分かりますよね。温度が上がると、気体のツブツブが激しく動くのは想像できますか?

文字だけで理解して、暗記するのはムリがあります。

だから可能な限り、わかりやすいイメージ、画像、動画で理解して記憶にとどめることが大切です。

これはあとで紹介する「Step1」でできるようになります。

 

 

それができれば、

あとは公式の意味を考えるだけです。

 

※↓は少し物理できる人向け

前提の公式(意味とかないですw)
運動方程式 Ma=F

両辺に時間tをかけると
運動量保存 Mv=Ft

瞬間より幅を持たせて、少しの時間の間にどれくらいの「F」が加えられたのか。それが「Ft」です。

ちなみに加速度×時間=速度です。

両辺を積分すると、
エネルギー保存 ½Mv2=(エネルギー)

積分っていうのは、最初から今までを全部足し合わせるっていうこと。スタートから今までに加えられてきた「F」を全部足し合わせてきた。

でもそれって、

最初はFt=0、最後の速度vのときはFt=Mvです。横軸v、縦軸Ftのグラフを書けばわかりますが、

Mvをすべて足し合わせたのが「½Mv2

※↑ここまで

 

1つの分野で覚えなければいけない実質公式は、1~3個

上のように公式同士はつながっていて、根幹を抑えれば、あとは意味を考えるだけで作り出せるものばかりです。

ここに物理の感覚が必要です。

感覚でとらえて当然だと思っていることが、よく公式として登場するからです。

ここは「Step2」で多分わかってきます。

 

この「感覚でとらえる」と「公式の意味を考える」の2つで、物理は本当にできるようになります。

逆に、

この2つを無視した勉強をしていると、あとあと行き詰って「独学の限界」や「才能の限界」と思い始めてしまうわけです。

 

 

物理の独学 勉強法
Step1 理解

目安期間:1ヶ月~3ヶ月
到達点 :共通テスト6割

 

一番重要です。

その分野で何が起こっているのか感覚的に理解していきます。

 

ザっと物理全体に目を通して、おおまかに、感覚で、理解していきます。多少は疑問が残っていても問題ないです。

そのため短期間で終えましょう。

夏休みや冬休みを使って、一気に終わらせるのがベストだと思います。

 

物理や化学は学校の進度に合わせていると、ほとんどの場合手遅れになって、本番に間に合わなくなります。(進学校を除く)

基本は自分で先取りするしかないです。

 

※できる人はStep2から進むことも可能ですが、あまりおすすめできません。
※①か②のどちらか1つで十分です

 

①スタディサプリ(授業)

おすすめ度

評価 :5/5。

 

 

<メリット

一番は、人に教えてもらえる

だから理解しやすく、授業も工夫されていてイメージも湧きやすい点です。

スタディサプリの講師陣もなんだかんだ言って、超大手予備校から引き抜いてきたカリスマ講師ばっかりですし。

他の教科も視聴できますし。

物理の導入としては、一番おすすめできます。

 

最初から物理を参考書だけで進めていくのはかなり根気のいる作業で、しかも理解の難しい所もあります。

Step1では「スタディサプリ」や映像授業を使う方が絶対いいです。

 

 

②漆原晃の面白いほどわかる本

おすすめ度

評価 :4/5。

 

 

良いところ

参考書で文字だけなのに、本当に授業を受けているかのように分かりやすい

授業が遅くて待っていられない人は、こちらの方が速く進むし、十分理解できると思います。

 

東進ブックスの「橋元の物理をはじめからていねいに」を買うなら、こっちの方が分かりやすいです。

ただ3冊に分かれていて、1冊1,500円くらいするので☆は4つ。

スタディサプリは1ヶ月1,980円ですからね。

 

↓は「漆原晃の物理が面白いほどわかる本」の紹介記事です。使い方とかも書いてるので、気になった方はどうぞ。

 

 

物理の独学 勉強法
Step2 基礎の反復

目安期間:3ヶ月~6ヶ月
到達度 :共通テスト9割

 

Step1で多少あやふやでも、

Step2で基礎を反復しているうちに自然と分かることもあります。

 

必要なのは「質」より「量」。

反復しまくるのが大事です。

 

①物理のエッセンス

おすすめ度

評価 :5/5。

 

 

<良いところ>

物理の基礎となる問題をひたすら集めている。分野の重要事項や公式も整理して、わかりやすく解説してくれる

公式の意味や、みんなが感覚的にとらえにくい所を重点的に解説するコーナーもあるので分かりやすい。

だから、

授業を受けたあとの「復習」&「演習」には一番の参考書です。

そして基本だけを集めているから、クソ難問は混ざってないし、定期テスト対策にもなります。

 

ちなみにエッセンスの悪評を書く人がいますが、そういう人は使うタイミングを間違えてるんですよね。

あくまで「基礎の反復」をメインの目的として使うのであって、エッセンスで物理を理解しようとしているわけではない

エッセンスは理解した人向けに書くところ絞ってますからね。

 

あと「物理のエッセンス」1冊で共通テスト(センター試験)は9割超えます。ガチで。

 

「とりあえず物理のエッセンスは買っておこう」

 

ってくらいおすすめ。

 

 

 

 

物理の独学 勉強法
Step3 典型問題の習得

目安期間:3ヶ月
到達度 :GMARCH合格

 

今までは、

物理の基本を理解してきました。

正直、Step1でしっかり理解してStep2をやり込めば、Step3以降は結構初見でも解けます。

Step3では、標準的な典型問題を習得していきます。

「良問の風」と「重要問題集」の2つがありますが、ほとんど内容は一緒なので気に入った方を使ってください

 

物理のセンスがある人はStep3を飛ばしても構いませんが、ダメだと思ったらすぐ戻ってきてください。

Step3を踏まえると、

相当スムーズに進めます

 

※①か②のどちらか1つで十分です

 

 

①良問の風

おすすめ度

評価 :4/5。

 

 

<良いところ>

問題数は約150題で、解説は丁寧です。

「物理のエッセンス」の*くらいの難易度で、GMARCHの物理と同じくらいのレベルです。

Step2で反復した基礎をしっかり使いこなす練習にはもってこい

 

エッセンスやり込んだ人には簡単(ワンチャンいらない)だと思います。実際、私は使っていてあまり楽しくなかったですw

そういうわけで、☆4です。

 

難関大志望の人はまずStep4へ進んで、「ちょっと辛いな」と思ったら、Step3に戻ってくるのは全然アリです。

 

 

②重要問題集

おすすめ度

評価 :4/5。

 

 

<良いところ>

結論からいうと、

「良問の風」とほぼ一緒です。

問題数も約150題で、解説は丁寧。解説書が付属しているわけですが、150ページ以上あります。

だから「重要問題集」の方が解説は丁寧かな。

 

ただ「重要問題集」は少しクセがあって、9割のA問題と1割のB問題で構成されているんですね。

A問題は「良問の風」と同じレベルですが、B問題はStep4並みの難しさです。使い方には少々工夫がいります。

まあ、まずA問題を周回するのがいいと思いますが。

 

ちなみにB問題までやり込めば、GMARCHの物理でも点数を稼げるようになります。

ただ旧七帝大には少し届かない

 

 

物理の独学 勉強法
Step4 応用

目安期間:3ヶ月~6ヶ月
到達度 :東大合格~

 

大学受験の物理において、最高峰の参考書です。

このレベル以上の物理の問題が出ることは、まあまずない。

残った時間は、ひたすらStep4で応用力を鍛えていきます。

 

東大合格点レベルでいい
⇒「名問の森」

ガチで満点を狙う
⇒「名問の森」「難問題の系統」

 

 

①名問の森

おすすめ度

評価 :5/5。

 

 

<良いところ>

圧倒的に良質な問題と、かなり丁寧な解説

この2つが「名問の森」の最強の特徴です。

 

著者は「物理のエッセンス」と同じ浜島先生で、この人がかなり良い先生なんですよ。

オリジナル問題を作って収録していたり、東大・京大・阪大・東工大の過去問も収録していて、かなりハイレベル

しかも解説は物理の根本までさかのぼるものもあり、相当深い理解につながると思います。

だから1問から得られるものは多いです。

 

合計約140題(改訂版は200題)しかないので、

ぜひ何度も繰り返し勉強してほしい。

 

ちなみに旧七帝大は普通に合格点を取れます。東大でも理3以外なら、「名問の森」をやり込めば入れます。

 

 

②難問題の系統

おすすめ度

評価 :3.5/5。

 

 

良いところ>

よく異常に難しいと言われますが、意外とそんなことないです。

名問の森でいう赤星1〜黒星2,3レベルの問題がズラッと並ぶ感じ。また設定が真新しいものが非常に多いです。

難関校の入試問題を想定したら、こんなものだろうと思います。

しっかり難関校の物理でも満点を狙っていく人向け。

 

私も難問題とその系統のおかげで東大物理58点を取れました。

 

例題はそこそこですが、演習は解説が超雑

また改訂されて2冊になり、値段も2倍になった。

 

基本的に必要ないので☆3.5です。

難しい問題をひたすら解いていきたい、物理キチガイにしかおすすめできません。

 

 

 

まとめ

物理は数学ほど参考書はないものの、浜島先生が良書「物理のエッセンス」「良問の風」「名問の森」を執筆しているので、

この3冊をたどれば完璧です。

あとは冒頭で話した、物理を勉強する上で大切なことを守ってもらえれば、大学受験の物理では無敵

 

もう一度いいますが、

物理はコツさえ知れば、余裕です。

最後にハイキューの名場面

 

 

 

化学の勉強法について↓

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