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『名問/名門の森』のレベル&使い方!東大物理もこれで合格!

 

 

難関校を目指す人にとっては、
避けて通れないのが物理ですよね。

理科できないと超ツライですから。

そして、

物理を極めようと思うなら確実に出会うのが、

名問/名門の森

 

今回は、そんな『名問/名門の森』について紹介していきたいと思います。

※正式名称は『名問の森』です。

 

 

目次

名問の森 概要

オシャレではないですよね。

でもシンプルなのは好き。

 

 

名問の森 対象者

名問の森の対象者は、

という人です。

 

今迄に「物理のエッセンス」「セミナー物理」「良問の風」などで物理の基礎を固めた人が、

その基礎を使って応用力を鍛えていくのに最適

 

だから東大、京大、東工大…など難関大学を志望する人には、ぜひ1度は勉強していてほしい参考書です。

もちろん、

MARCHレベルの大学でも本気で物理満点を狙いに行くなら、使えます。(なら志望校上げれば感ありますけど)

 

つまり、

上級者向きです。

 

 

名問の森 レベル

前提レベル:MARCH8割
到達レベル:東大7割

 

前提として、MARCHレベルの問題はサラサラっと解ける状態でないと少し厳しいと思います。

名問の森には、あまり簡単な問題は混ざっていないので基礎は完璧に仕上がっている前提です。

 

到達度は東大40点/60点。人によって、35~45点くらいになると思われます。

正直、どこの大学でも物理は合格者平均点には到達できます。

東大でさえ、40点は合格するには十分な点数なので、やり込めば「難問題とその系統」などは必要ないと言えます。

 

 

名問の森 内容

合計:140題

なんか改訂版は200題みたいな情報を聞いたんですが、確認できていないので記憶違いだったかもしれません。普通に140題でした。

 

『名問の森(力学・熱・波動1)』

力学43題
16題
波動114題

 

『名問の森(波動2・電磁気・原子)』

波動29題
電磁気44題
原子14題

 

そして、

『名問の森』の中の問題はレベルで4つに分類されています。

赤星1…間違えたら不合格確定
赤星2…絶対に死守する
黒星1…全問正解すると合格
黒星2…安全圏への1歩

※↑は東大基準です。

 

あとは解説のあとに出てくる「Q」が難しいです。問題というよりコラムに近いような立ち位置です。

ただ黒星2とあまり変わらない問題もあるので、意外と解けたり、解けなかったり。

 

 

名問の森 特徴

①もはや名問のアマゾン

『名問の森』は本当に良問が多いです。

もちろん物理の思考力を鍛える、という意味での良問は多いです。そして、物理の根本的な理解を深めるような良問もあります。

また問題ではないですが、

「Q」も物理の深い理解の手助けになります。

 

物理は根本原理をしっかり理解していれば、どんな問題でも解けるようになるので、それだけ応用幅が広がります

つまり、

『名問の森』をやり込むことで、より解ける問題の幅が広がる。アウトプットとしてだけでなく、インプットとしての役割も担っている。

 

しかも、

入試本番では『名問の森』と同じような問題が出題されることもしばしば。

良問がゆえに、多くの大学でも入試問題に同じシチュエーションが採用されます。

 

『名問の森』は2重に物理の実力を上げてくれる。

本当に物理が得意になれる参考書です。

 

 

②解説がバカ丁寧

おそらく、

『名問の森』は物理の参考書の中で一番解説が丁寧です。

 

なんの法則・公式を使ったのかは、いつも明記してあります。

しかも、

図やイメージが多い

 

「受験生に理解してもらおう」という姿勢がメチャメチャ感じられます。本当に受験生思い。

だから、

解説に置いて行かれることは、まずありえない。そして、より深く問題を理解することができる。

 

別解も用意されていたり、「Q」があったり、解説の中でもさらにレベルアップしていける仕組みになっています。

 

『名問の森』は、

問題と解説の2本柱です。

 

 

名問の森 使い方

まだ物理の参考書の使い方は模索中なので、あんまり詳しいことは書きませんが、

注意してほしいことは2つ。

 

 

です。

 

『名問の森』の問題は難しく、1周するだけでも相当な時間がかかります。

そのため頻出単元から勉強を進める
もっというと受験で使わない単元は勉強しない

 

東大なら大問1と大問2では「力学」「電磁気」が毎年出題され、大問3は「波動」「熱力学」です。

逆に「原子」の分野は今まで一度も出題されていませんから、勉強する必要はほぼないです。

 

『名問の森』をやるのは、おそらく受験の終盤。

時間が余っているなら別ですが、志望校の傾向を見て優先順位の高い方から潰していきましょう。

 

また時間がないのは十分承知の上ですが、

焦って雑になるのは一番ダメです。しっかり丁寧な理解を積み重ねていくのが、一見遠回りでいて最短ルートです。

 

できるだけ絞って、密度を上げる

それが『名問の森』を勉強する上での2つの注意点です。

 

 

 

まとめ

今回紹介した『名問の森』は、なかなか難しい参考書ですが、完璧にできれば相当な実力がつきます。

難関大志望者には、

ぜひ使ってほしい。

そして、

余裕で合格できるレベルまで到達してほしい。

 

 

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