勉強をしても、
成績が上がらなかったらどうしよう。
そう思うと夜も不安で眠れない。そんな中学生、高校生のために見つけましたよ。
最強に「効率のいい勉強法」を。
できるだけ少ない勉強時間で
できだけ成績を上げる。
どんな教科にも通ずる「効率のいい勉強法」をするために、必要な4つのポイントを紹介していきます。
目次
効率のいい勉強法とは?
効率のいい勉強法とは何なのでしょうか。
もちろん、
コスパがいい勉強法のことです。しかし、具体的にはどういうことなのでしょうか。
私は「効率のいい勉強法」には2種類あると思っています。
- 知識を短時間で定着させる勉強法
- 1を聞いて10を知る勉強法
この2つの勉強法を追及することで、どんな教科でも効率的に勉強して成績を上げることができます。
「知識を短時間で定着させる勉強法」というのは、みなさんが思っているような「効率のいい勉強法」だと思います。
勉強時間は多くても、全然頭に入ってこない勉強なら、それは「効率の悪い勉強法」ですよね。
勉強してもすぐ忘れてしまっても「効率の悪い勉強」です。
逆に
少ない時間で多くの知識をインプットして、その知識を忘れずに定着させることができれば、それは「効率のいい勉強法」ですよね。
これが1つ目の「知識を短時間で定着させる勉強法」。
「1を聞いて10を知る勉強法」はみんな意識していない勉強法です。
しかし勉強ができる人、特に進学校の人、偏差値75とか普通に取れる人などは、みんな自然とできている勉強法なんです。
例えば、
数学の公式を1つ覚えても教科書の例題にしか適用できない人。まあ、これが普通の一般人です。
でもクラスに1人はいるのが、
同じ公式を覚えたはずなのに、もっと難しい応用問題まで自在に解けるようになってしまう人。
だから簡単に言えば、
「1を聞いて10を知る勉強法」というのは、1つの公式を覚えたときに10種類の問題をとけるようになる勉強法です。
普通の人の1/10の知識で済むわけです。
だから必然的に勉強量も減り、コストパフォーマンスの高い勉強をすることができるのです。
特に物理では「1を聞いて10を知る勉強法」をできるかどうか、が如実に現れてきます。
初見の問題で一切手を出せない人。
そんな人は「1を聞いて1を知る勉強法」です。解いたことのある問題しか解けなく、すべての問題を網羅しないと点数が取れません。
しかし物理ができる人は、
公式を1本覚えているだけで膨大な量の問題を解くことができる。初見の問題でもスラスラ解くことができる。
その根源こそ、
「1を聞いて10を知る勉強法」なのです。
効率のいい勉強法
法則① 圧倒的な復習主義
これは、
「知識を短期間で定着させる勉強法」につながります。
「エビングハウスの忘却曲線」というものをご存知でしょうか。
人の忘却率を表したグラフです。もし勉強したことを復習しなかったら、どれくらい忘れていくのか。
人の脳は忘れる方が得意なので、恐ろしいくらい忘れていきます。1時間で半分以上を忘れてしまうのです。
しかし、
ここで重要なのが復習をするとどうなるか。
人の脳は、何度も繰り返し見たり、聴いたりするものを重要だと捉えて記憶に定着させる性質があります。
上のグラフからも分かりますが、何度も復習した記憶は、放っておいても忘却していかないんです。
多少は忘れますが、2ヶ月後でも大方の記憶は残っています。
これが大事。
一度勉強したことを一定期間の間に、何度も復習して定着させる。そうすると、勉強した知識があなたのものになる。
一夜漬け的ではない真の実力がつきます。
記憶が定着すれば、こっちのもん。
今まで、覚えて忘れて、また覚えて、そして忘れる。を繰り返していた勉強もやっと終わります。
もう忘れないんです。
これでテスト勉強なんてしなくても、いつも高得点が取れます。
私は数学も英語もいつもノー勉でも90点未満は絶対に取らないし、何なら満点を取ることもあります。
効率のいい勉強法
法則② 根本理解の重視
これが、
「1を聞いて10を知る勉強法」につながる部分です。
どんなことを勉強するときでも、根本的な部分を理解しようとすることが何よりも大事です。
どうやったら、1を聞いて10を知れるようになるのか。
それは「1」の核心を見抜くことです。
公式をただの文字式の羅列としてみるのではなくて、
- どんな場面で有効か
- いったい何を表しているのか
- 公式が出るまでの経緯はどうか
もっと深いところまで理解するのが非常に大事です。
数学の例を出すと、
三角形OABについて、
OA= a ,OB= b ,∠AOB=θのとき三角形の面積が「1/2×ab×sinθ」となる。
三角比のところで勉強すると思う、三角形の面積公式です。
この公式はいったい何を表しているのか考えたことはありますか?
図を丁寧に見てください。斜辺bの直角三角形に注目してもらえれば、分かると思います。
この公式、考えてみれば当然のことですよね。
「sinθ」が何を意味しているのか。
斜辺に対する高さだと理解していれば、こんな公式は覚える必要はないです。理解していれば、テストで出ても当然のように使いこなせるわけです。
今回はみなさんがわかるように簡単な例を出しましたが、普段の勉強の中にこういう例はたくさんあります。
意味を考えてください。
「よくわからないや!暗記しよう!」みたいな発想は今すぐに捨てる方がいいです。そうしないと、結果的に非効率になります。
新しく出てきた内容はできるだけ既習の内容に結び付けて、意味を考えて、暗記量を減らしていく。
暗記が減れば楽になります。
しかも、
意味を理解すれば応用問題になっても対応していくことができます。基礎問題もスラスラ解けます。
「1を聞いて10を知る勉強法」を極めれば、本当にわずかな暗記だけで膨大な量の問題を解けるようになります。
効率のいい勉強法
法則③ 全集中の呼吸
目の前の問題に全力フォーカス。
長期的な勉強計画を立てたり、大きな目標を立てたり、遠くを見ることは大変いいことだと思います。
しかし、
遠くを見れば見るほど、目の前の問題に全力で取り組むことを忘れてしまうんです。
どんな問題を解くときでも、
模試や受験本番のような超本気の気持ちで取り組みましょう。
今までは勉強法に関するテクニック的な話をしてきました。もちろん、そういう内容を意識しておくのも大事です。
でも
集中力を保ち、向上していくこと。
これがシンプルながらも、「効率のいい勉強法」をするための一番大事な要素。
集中していなければ、どれだけ方法論を突き詰めても、結局はすべて無駄な努力に終わってしまいます。
勉強するときは絶対に妥協せず全力集中。
集中できないときは無理に勉強せず、集中が出来るときに本気で勉強する習慣をつけていくことが大事。
この記事に辿り着くような人は、たいていの場合「効率のいい勉強法ってどんな方法か」だけを知りたがっているはず。
楽してチート技手に入れて、イージーモードで勉強を終わらせたい。
ハッキリ言いますが、
勉強にハードモードはあっても、イージーモードはないです。ある程度「効率のいい勉強法」に辿り着いたら、あとは努力するしかない。
「効率のいい勉強法」を知っているというのは、マラソンのコースを知っているだけで車に乗れるわけではない。
正しい道が分かるから無駄な道には進みませんが、進むのは自分自身。
自分の力で走ってください。
効率のいい勉強法
法則④ 少数精鋭
少数精鋭というのは、
「勉強する科目を絞ること。」
これは
上記2つの勉強法を支えるために必要なことです。
「どの科目も目標には全然届かない成績。だから、全教科ゴリゴリ進めていかなきゃ!」というのは間違い。
一日12時間とか勉強時間を取れるなら別ですが、
基本は成績を上げたい科目を絞る。
最初のうちは、
1科目or2科目だけに全勉強時間を注いで、死ぬ気のその科目の成績を上げに行ってください。
浅く広く勉強するのは、復習や記憶のメンテナンスには向きます。しかし、新出事項を進めたり、成績を大幅に向上させるのには向きません。
深く狭く勉強することで、
一気に成績を上げる。
成績を上げるのは大変ですが、一度上がった成績はそう簡単に下がりません。
また成績を目に見えるほど上げるためには、まとまった時間を注がないと無理があります。
短期間の間に、一気に「根本理解」と「復習の徹底」をすることで、本当に一瞬で勉強が進みます。
「効率のいい勉強法」に直接は関係なさそうな気がしますが、かなり重要なことです。
「かけた時間に対する成績の伸び」を考えるなら、毎日1時間を3ヶ月続けるより、毎日3時間を1ヶ月続ける方が効率的。
忘れていく前にドンドン前に進めるからです。
あとは気持ち的にコスパがいい感じがします。
すぐに成果が出たように感じるのでモチベーションのアップにもつながり、勉強の質も上がります。
まとめ
効率のいい勉強法は存在します。
上の内容を意識して実践できれば、それが一番の近道なことは確実です。
しかし、
それは自動で進めるわけではない。
自分で勉強して、集中力を保つ努力をして、時間を割いてでしか成績は上げようがないということが大切です。
あくまで頑張るのは自分なんだ。
ということを肝に銘じて頑張ってください。