東大合格者ランキング上位に名を連ねる進学校の生徒を大量に囲い込み、東進生として東大合格者数を異常なまでに増やしている
東進の東大合格実績の源
「東大特進コース」
今回はそんな東進の「東大特進コース」について、私の知る限りの情報を書いていこうと思います。
目次
東大特進コースの概要
東大特進コースとは?
東進の授業コースの1つで、東大受験にのみ特化した講座を集めたコースです。
東進の授業は原則ビデオで有名ですが、
「東大特進コース」では例外的に生の集団授業が行われています。担当講師としては、林修をはじめ、名だたるカリスマ講師が生で授業をします。
しかも林修に至っては添削付きという圧倒的待遇。
一般生とならパソコンの画面越しに10年ほど前の林修が授業している姿を見るしかないにも関わらず、東大特進生は林修を生で拝むことができ、しかも添削までしてもらえる。
いかに東進が東大特進生を手塩にかけているかが分かると思います。
それほどまでに、
東進の合格実績の中核をなす存在です。
中には、
林修と会いたいがために東大特進コースに加入する人もいます。
東大特進コースの合格実績
公式の発表では、
2020年度の東進の東大合格者数は802名です。
で、
うちに送られてきた東大特進コースの案内に2020年度の東大特進生による東大合格者が(おそらく)全員掲載されていました。
そこで数を数えてみると584名。
(↑つまり非公式な数字。誤差はあります。)
つまり、
東進の東大合格実績は
584名/802名
が東大特進コースに通うエリート。進学校に通っていたり、元々勉強ができた生徒です。合格者の72.8%が東進がなくても東大に合格したであろう生徒達ということです。
特待の話は↓でしています。
残る218名も東大特進コースに通ってはいないものの、普通の東進ハイスクール・東進衛星予備校で特待をもらっている生徒が大半でしょう。
そう考えると、
本当に東進のおかげで東大合格までこぎつけた人はいったい何人になるのか。
まあ私達に知る術はないわけですが…
東大特進コースの特待条件
基本は通常講座と同様に金を払って受講するわけですが、一定の成績基準を満たすと特待生として認定されます。
ただ実は、
この特待生としての基準がかなり甘いです。
東大を志望もしくは射程圏内に捉えるような人ならば、普通にクリアできるレベルです。具体的な基準を模試別に紹介していきます。
①共通テスト模試
東進主催の
- 共通テスト本番レベル模試
- 共通テスト同日体験模試
- 全国統一高校生テスト
(全学年統一部門)
の「英語」「数学ⅠA」「数学ⅡB」「国語」を受験。
この合計600点の素点(換算得点ではなく)で、
510点以上:5講座無料
480点以上:4講座無料
450点以上:3講座無料
420点以上:2講座無料
となっています。420点未満の場合は特待なしです。
※上の無料講座数はMAXの値です。累積していくわけではありません。
②東大模試
東進主催の
- 東大本番レベル模試
- 東大同日体験模試
の「英語」「数学」「国語」を受験。
この320点満点の中で
150点以上:5講座無料
130点以上:4講座無料
110点以上:3講座無料
90点以上 :2講座無料
文系理系問わずこの条件で認定されます。
理科と社会は関係ないので、高2生でも完成が早い人なら特待生になれます。
③東大の合格判定
東大特進コースの指定する模試での「東大の合格判定」でも特待認定があります。
少なくとも「全国統一高校生テスト」は指定されてますが、他はわかりません。
東大A判定:4講座無料
東大B判定:3講座無料
東大C判定:2講座無料
④高校内順位
現在通っている高校での校内順位でも特待認定をもらえる場合があります。
おそらく、
毎年20名以上の規模で東大に現役合格するような高校なら、校内順位でも十分な実力証明になるということでしょう。
まとめ
現在わかっている東大特進コースに関する情報は、だいたいこんな感じです。
担当講師や東大特進生の合格体験記などさらに詳しい情報は下の東進HPで見れます。
資料請求もできるので、興味があればぜひ見ておいてください。
選択肢として持っておくのに損はありません。
https://www.toshin-todai.com/sp/