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うすっ!『文系の数学 重要事項完全習得編』のレベル&使い方

 

数学の参考書なんて書き尽くしたわ!
新しい記事の案ない!

 

って思ってたんですけど、結構ありますね。世界は広い。

今思っているのは入門問題精講が初学レベルで使えたら、記事にしようかなって感じです。どうせ映像授業と併用しないといけないなら、基礎問題精講でいいので、紹介はなしで。

 

で、

今回は、

文系の数学 重要事項完全習得編

について。

 

 

 

目次

文系の数学 重要事項完全習得編
基本事項

文系の数学 重要事項完全習得編
対象者

 

日東駒専〜MARCH下位学部の志望者におすすめです。

MARCHでも「上位学部で数学を使います」とか、「数学で稼ぎたいです」という人には向きません。日東駒専なら無問題。

 

基礎の要点だけ完璧にしたい人。

チャートとか分厚い参考書・問題集をコツコツ頑張るのはしんどいから、もう本当に最低限重要なポイントに絞って完璧にしたい。

とにかくコスパ・効率を求めたい。

という人におすすめ。

そして、

これを完璧にすると偏差値55をすぐ超えます。

現状偏差値が40代で伸び悩んでいる人には非常におすすめ。

  

とにかく時間がない人に使ってほしい

「数学1A2Bをしっかりやっていたら、とてもじゃないけど受験日に間に合わないよ!」「もうとりあえずでいいから数学の基礎を形にしたい!」

という人たちに非常におすすめ。

時間がなくて選択肢がないなら、これ一択です。

 

 

 

文系の数学 重要事項完全習得編
レベル

問題レベル:教科書〜MARCH弱

前提レベル:教科書例題
到達レベル:共通テスト8割

 

問題レベルとしては、教科書レベル〜MARCHの簡単な問題を扱っています。共通テストとほぼ同じだと思ってもらって構いません。

単位円の使い方や三角比の相互関係みたいなすごい初歩レベルから問題は始まりまして、共通テストレベルの問題まで収録されています。

 

前提レベルは教科書の例題が解けること。

要は、高校数学1A2Bの内容を高校の授業で受けたことがあって、定期テストの勉強くらいはしました。っていうレベルなら大丈夫です。

「点と直線の距離の公式」って言われて、「あ〜あったわ。絶対値とかルートとか出てきてむずいやつね。覚えてないけど」くらいなら全然大丈夫です。

とりあえず数学1A2Bの概要を理解しているならOK

最近スタディサプリや東進で高校レベルの授業みたばっかで、まだ参考書とかはやってないです。って人でもOK。

 

到達レベルは共通テスト8割

日東駒専クラスの大学への合格、MARCHの下位学部くらいのレベルになると思ってください。

到達度としては、白チャートくらい。基礎問題精講を完璧にした場合よりは、少し落ちるかな、ってくらいです。

 

 

 

文系の数学 重要事項完全習得編
内容

「文系の数学 重要事項完全習得編」は数学1A2Bの両方を収録していて、

例題:152題
演習題:120題

全体像はこんな感じで、

1テーマを1例題で解説していくスタイルです。

演習問題は必ずしも例題に対応しているわけではなく、例題の類題だったり、また別に大事な解法を扱っていたりします。

 

「例題」→「解答」→「解説講義」→「必勝ポイント」で1セットです。1例題を学習し終えるまでの流れになります。

「解答」はその名の通り、「例題」に対する模範解答になります。記述式答案を想定した解答になっています。

「解説講義」は「解答」の解説。

など、

解答の再現性を上げるための解説がなされています。

「必勝ポイント」は解答のポイントを一般化して、抽象度の高いポイントに変換したものです。他の問題への汎用性が高いよう書かれています。

 

 

 

文系の数学 重要事項完全習得編
特徴

①ガチで少数精鋭問題

なんか最近の記事でいつもこれ言ってる気がしますが、本当です。

「文系の数学 重要事項完全習得編」の問題構成は、

少数だが圧倒的な質

 

本当に入試基礎レベルにおいてクリティカルな問題をひたすら収録しているので、間違いなく勉強した分だけ成績が伸びます。

黄チャートを要約したものを基礎問題精講とするなら、基礎問題精講をさらに要約したものが「文系の数学 重要事項完全習得編」といえます。

問題数を比較すると、

1A2Bの問題数
(演習題の問題数)
合計
文系の数学
重要事項完全習得編
152
(120)
272題
基礎問題精講154+183
(154+183)
674題
黄チャート282+376
(282+376)
1,316題

 

エグすぎる!

 

問題数で比べると、「文系の数学 重要事項完全習得編」:「基礎問題精講」:「黄色チャート」=1:2.5:5ですよ。

やばすぎる。

「黄チャートを1周する」
「文系の数学 重要事項完全習得編を5周する」

どっちが成績上がりそうですか。

 

かかる時間は同じです。

 

これが「文系の数学 重要事項完全習得編」 の圧倒的メリット

その分網羅性は低くなるので、次のレベルに進むとなると基礎に不安は残ります。一対一、プラチカと進む予定の人は、黄青チャートや基礎問題精講など網羅系でしっかり全範囲カバーしましょう。

 

 

 

②非常に丁寧な解説

「文系の数学 重要事項完全習得編」は同じレベル帯の参考書の中でも相当

解説が詳細

です。

 

やはり網羅系の参考書(チャートや基礎問題精講など)になると、問題数が多いので、解説にページを割いてるととんでもないことになります。

チャートなんて解説クオリティを最低限にしているのに、あの分厚さですよ。

でも、

「文系の数学 重要事項完全習得編」は収録問題数が少ない分、解説に力を入れられる

解答だけでなく、解答に至る思考回路を解説してくれるので、解法暗記にとどまらず、「どういう条件の時はどういう解法が使えるのか」という踏み込んだ部分まで理解しやすいです。

特に、

今まで網羅系を勉強してきたはずなのに思うように成績が上がってない人

例題の解き方を丸暗記しているだけで、別の問題になるとまるで解けなくなってしまう。復習の時はすぐ解けるのに、模試になると途端に解けなくなる。

是非とも、

使ってみてほしい一冊です。

 

 

 

文系の数学 重要事項完全習得編
使い方

まず例題152題を完璧にしましょう。その後演習問題でアウトプットも兼ねて完璧にしていきます。

1日の数学の勉強時間は1~1.5時間想定でいきます。

 

目安期間:4ヶ月
ペース :15題/日
周回数 :7周

 

<やり方>

  1. 問題を解く
    (1~3分)
  2. 解説を熟読
    (2~4分)

※解法がわからなければ1分以内に諦めて解説を読みましょう。7周した後にすべての問題を解ければいいのです。
※解説は理解できるまで熟読

 

 

おそらく1周目は2時間とかかかってしまうかもしれません。

でも、周回数を重ねるうちに次第に1.5時間、1時間でできるようになります。多分7周目は30~40分くらいで終わると思います。

だから、

ペースはあくまで目安でいい感じで適宜調整してみましょう。

 

ただ、

はなるべく0にしましょう。

 

問題の解き方がわからず悩むなら、解説をすぐ見る。
記述は本当にメモ程度の最低限のみ。自分が計算ミスしなければいい。
解説が理解できないなら、一旦放置して、後で先生に聞く。

無駄な時間を徹底的に排除しましょう

 

 

 

文系の数学 重要事項完全習得編
接続

文系の数学 重要事項完全習得編
前の参考書

高校数学の概念を理解できるようなものであれば、なんでもいいです。高校数学の導入ですね。

 

 

文系の数学 重要事項完全習得編
次の参考書

 

基本的には過去問に行ってほしいです。

「文系の数学 重要事項完全習得編」の後に過去問にいけないなら、最初から黄チャートや基礎問題精講を使った方が無駄が少ないです。

ただ一旦基礎を固めるために使ったのなら、

その後は網羅性のある参考書。青チャートや黄チャートに進むと、非常に効率的に学習できると思います。

 

 

 

まとめ

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