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【後悔するなよ】『浪人するかしないか』4つの決め手。

 

浪人シリーズ続きます。

浪人するかしないか
浪人するべきか

非常に悩ましいでしょう。

 

普段のいつメン9人中8人が一浪理二で、週2回会う彼女も一浪理二という、日々の大学生活をすべて浪人生に囲まれている私が、

浪人するかしないか

の決め手を5つ紹介します。

浪人するかしないか迷ったら、ぜひご覧ください。

 

 

目次

浪人するメリット

浪人するメリットなんて1つしかないです。

①1年間+追加チャンス

 

当たり前ですけど、

浪人すると

が得られます。

現役生より圧倒的に有利になります。現役時から成績が上がるとは言い切れませんが、成績が下がることは考えにくいです。

理論上、

現役時の合格率が50%以上なら必ず合格できます。

 

大学受験において浪人のメリットは非常に大きいです。だから、進学校では学年の半数以上が浪人してでも東大を目指すんです。

そのメリットを最大限活かせるから。

1年という時間を費やすコストより、浪人後に第一志望に受かることの方がリターンが大きいと思えるから。

 

浪人して、
成績を上げて、
第一志望校に合格する

 

これだけです。

浪人のメリットなんて。

 

ただこの1つ。

「第一志望校に合格する」という期待値が他のデメリットの合計を凌駕する。だから、いろんなデメリットを背負って浪人するんです。

 

逆に、

細々とたくさんメリットを挙げた方が安心できますか。

社会経験になるとか、
挫折は人を成長させるとか
浪人生の方が大学で面白いとか

最初から言い訳を考えるような、そんな負け犬根性じゃあどうせまた不合格です。

このメリットに対して、浪人のデメリットが勝つのか負けるのか。それをしっかり考えてください。しょうもない言い訳を作るのではなくて。

 

 

 

浪人するデメリット

最初に言っておくと、

浪人することで

みたいなことはほぼないです。

一回挫折して這い上がった経験はむしろ就職の際のアピールポイントですし、現役で天狗になっている就活生よりよっぽど好印象でしょう。

大学では想像以上に浪人生はいます。

なんなら30,40歳のおじさんやおばさんも一緒に授業を受けています。

特に難関なら難関大学なほど浪人生の割合は多く、あのキラキラ慶應生も4人に1人は浪人生です。東大理科2類とか体感半分くらい浪人生です。

あと浪人だからって一方的に馬鹿にされることはないです。

浪人生は浪人触れないでオーラを出すか、自虐ネタになります。浪人の自虐は普通に面白いので、どこの大学でもウケます。

みんな高校の親友が浪人してたりして、現役生も浪人の苦しさには触れているので、モラルのないイジリをする人間は全然いません。

いてもみんなから嫌われるので問題ないです。

 

あと「浪人した結果不合格であるかもしれない」ことは、浪人のデメリットではないです。

浪人という選択をとった時点で、絶対的な現役時の不合格から「浪人後に合格する可能性」というものを生み出しているので、それはメリットです。

あくまで結果の話で、浪人すること自体のデメリットではない。

 

 

①1年間ビハインドを負う

別に就活とか出世には1,2浪程度で問題はないと思いますが、

生涯年収は結構変わります。

退職する年の年収が2,000万円なら、浪人1年間と引き換えになるのはその2,000万円です。初任給の300万円ではありません。

ちょっと考えればわかると思いますけど。

 

あと単純に人生の1%を使うので、他に好きなことをする時間が削られます。

就職するのも1年遅れるし、同じ役職につくのも1年遅れるだろうし、起業するなら時代の流れにも1年遅れます。

多分大した差じゃないんですけど。

 

②予備校代

浪人はタダではできないので。

予備校代の平均は150万円です。親が150万円払ってくれたら、その分親や自分の兄弟は困窮します。150万円分の余裕が無くなります。

海外旅行1回分かもしれないし、弟の塾代かもしれないし、妹の習い事代かもしれません。

誰かがその皺寄せを受けます。

 

③浪人は心身ともに辛い

浪人は辛いです。

心身ともに病みます。

病まずとも、悩み1つなく終えることは不可能です。

 

大変な1年間というデメリットを受け入れないと、浪人生活をスタートさせることはできません。

 

 

 

ここから浪人するかしないかの決め手を解説していきます。

4つの決め手に「はい」と答えられたなら、私は浪人を推奨します。

 

浪人するかしないかの決め手
①現状の満足感はどうか

これが一番大事です。

今満足感はあるか

 

別に将来のこととか、お金のこととか、いろんなことを一旦すべて無視した上で、今自分はどう思っているのか。


 

これらの質問に「Yes」と答えられるなら、浪人しなくていいと思います。浪人ってしんどいので。中途半端に満足してると、途中で逃げ出しちゃうので。

でも、

これらの質問に肯定で返せないなら、「いや〜」って始まる答えなら、まず浪人した方がいいです。

必ず後悔します。

 

多分大学生になった直後は久しぶりに楽しいことがいっぱいだし、大学名が重要になることはないし、大して気にならずに生活できるんですよ。

ただ、

就活の書類選考で第一志望に落とされたり。
本当なら行くはずだった大学出身の同僚が先に出世したり。
同窓会で集まって今何してるか聞かれたり。

 

いろいろな場面で「本当なら〇〇大学受かってたかもしれないのになぁ〜」って思うはずです。一生涯、この不満感が残ります

 

今満足感を感じてるならいいんです。

おそらく大学受験失敗ということに関して一番衝撃を受けるであろう今、納得できる結果であるなら、きっと今後もスッキリ生きていけます。

私の高校同期にも清々しく散って、滑り止めにいった友達がいっぱいいます。

でも、

そういう人はみんな結果に納得してる。

自分の受験勉強の成果として相応だと思える結果を手にしたから、浪人せずに合格した大学へ進学していってるんです。

 

合格校に満足できないなら。
受験勉強の対価として釣り合わないと思うなら。
自分はもっとできるはずなのにと思うなら。

 

迷わず浪人してほしい。

今の挫折感を取り除く方法は浪人して合格を勝ち取ることだけです。

 

「大学受験なんて」

っていうのは、

大学受験に大した労力を注いでいない人間だけです。

当たり前ですが、労力をつぎ込めばつぎ込むほど悔しいのです。諦めがつかないのです。それが正しい受験への向き合い方です。

なら、

浪人して白星で終わらせましょう。

 

 

 

浪人するかしないかの決め手
②両親の協力はあるか

浪人はお金がかかるものです。

大手予備校に入塾すれば年間150万円前後は平気でかかります。勉強しながら稼ぐには、あまりに大金です。というか、十分勉強しながらその額稼げるなら、今すぐ社会に出た方がいいです。

多分勉強より稼ぐ才能があります。

 

じゃあ

この学費を誰に工面してもらうのか。
日々の生活は誰が支えるのか。

 

両親です。

もしかしたら、

祖父母かもしれません。

 

どちらにせよ協力者がいることが大前提となります。

「浪人するかしないか」は決して、自分1人で決め切れることではないです。

大人の協力があって初めて可能になる選択肢であり、協力がなければ絶対的に不可能であるということを忘れないでいましょう。

自分が受験勉強に十分専念できるよう、予備校代を払い、食事を作り、洗濯物をし、暖かい家で待っていてくれる存在が不可欠なんです。

両親がダメだと言ったら、浪人はできません。

 

もちろん、

両親の了承がなくても理論上は浪人できるでしょう。

一日5,000円稼げば1年で150万円貯まるので、時給1,250円のレストランで毎日4時間働けば、浪人はできます。

でも、

実際は移動や準備片付けで毎日5時間は取られるでしょう。睡眠に8時間使って、食事・トイレ・風呂に3時間使ったら、残りは8時間です。

 

現実的でしょうか。

 

現役時代に睡眠・食事・トイレ・風呂を除けば13時間使えたはずのあなたが勉強できたのは、毎日一体何時間でしょうか。

肉体労働を4時間もして、残りの8時間フルで集中できるでしょうか。

周りの浪人生は毎日12時間予備校にこもって、勉強してます。現役生はココから新しい範囲を習って、グングン追い上げてきます。

本当に戦い抜けるのか。

 

協力者はいるか

 

だから、これが浪人するために一番必要な要素。

「浪人するかしないか」ではなくて、「浪人できるかできないか」に関わってくる一番根本的な部分になります。

 

 

 

浪人するかしないかの決め手
③不合格の理由は明確か

浪人が成功するか非常に重要なポイント、

不合格の理由は明確か

 

もう1年勉強したら合格する、というビジョンが見えているかが非常に重要です。

上記の例ならやることは明確ですよね。

来年体調不良にならないようにするだけで合格率はグッと上がるし、単純に1年間ゴリゴリに勉強したらできることいっぱいあるし、理科社会の勉強したら合格者最低点に乗ります。

 

浪人して何を勉強するのか。

 

それがわかっているなら浪人すべきです。

浪人して1年間現役時の不合格の原因を取り除こうと努力すれば、必ず成績は上がるでしょう。合格にもずいぶん近づくでしょう。

 

逆に、

なんとなく浪人する

と99%失敗します。

稀に才能だけでゴリ押すパターンや、浪人中勉強していたことが偶然ジャストフィットして成績が急上昇するパターンがありますが、

基本的に原因を解決しないことには合格しません。

気合いじゃあ成績は上がりません。

 

もちろん、

自分1人で不合格の原因を明確化するのは難しいでしょうから、予備校で相談したり、進路指導の先生に相談したり、もしくはこのブログのコメント欄でもいいです。

とにかく浪人前に不合格の理由を解明する。

原因がわかれば浪人する価値は十分にある。

 

 

 

浪人するかしないかの決め手
④気概はあるか

浪人の核です。

1年間努力する気概はあるか

 

浪人生は辛いです。
鬱にもなります。
成績も伸び悩みます。

 

当然です。

楽しくもない勉強を毎日10時間以上やってるんだから。友達とろくに遊べないんだから。もう新出事項はないのだから。

浪人はしんどいんです。

 

私の高校同期で2浪している友達は抗鬱剤を飲んでいます。今は元気ですけど、一時期は本当に病んでました。

私の彼女も浪人期に病んで友達に泣きながら電話していたそうです。

 

浪人は心も体も疲弊します。

それでも1年間勉強をやり抜くことができると言い切れますか。

その気概はありますか。

 

そんなことどうでも良くなるくらい悔しいなら、浪人生の素質があります。
ハングリー精神を持ち続けられるなら、浪人生活は成功します。

 

プレッシャーや不安、焦り、しんどさ、そういうネガティブな感情を押し退けるだけの精神状態を持ち続けられるかどうか。

モチベーションを維持できるか

浪人の核です。

 

 

 

まとめ

浪人はしんどいけど、素晴らしい制度だと思います。

二度目のチャンスを得られる。
1年間やり直せる。

浪人するならぜひ第一志望合格を勝ち取ってください。
浪人しなくても今後輝いてください。

では。

 

 

 

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