今回は大学受験の数学の基礎固めにおすすめの参考書を紹介していきます。
実は、数学なんて全体時間の半分以上を基礎固めに充ててもいいくらい、基礎が大事です。
みんな知っての通り、
完全な積み重ね教科
が数学です。
だからこそ、基礎固めにナイスな「チョイス」を紹介します。(なんか変な感じになりましたw)
※今回は数学が得意な人向けの基礎固め記事になります。あまり得意でない人は↓の記事をご覧ください。
目次
大学受験 数学の基礎固め
実はチョイスを知ったのは、だいぶあとになってから。そのころには基礎固めは終わってましたw。
そのため、基礎固めでチョイスを使ったわけではないです。
しかし、
その質は保証できます。
チョイスの問題量・値段
ⅠA | Ⅱ | B | Ⅲ | |
問題数 | 193題 | 195題 | 194題 | 242題 |
値段:すべて990円(税込み)
チョイスはA問題とB問題で構成される参考書です。もちろん、レベルはA<Bです。
分野ごとにA問題→B問題と問題が並べてあるもので、チャート式のように1ページに1問ではありません。
4stepのような問題羅列型の参考書で、解答解説はうしろです。
チョイスは2013年初版の参考書なので、最近の傾向にもしっかり対応。Ⅲは複素数平面が46題あり、新課程もバッチリです。
チョイスの対象者
チョイスの対象者はずばり、
- 高3、浪人生で基礎固めをしたい人
- 数学が得意な高1、高2
- 目指す大学が微妙な人
です。
特に高3や浪人生の基礎固めにおすすめ。
浪人生は現役時にある程度勉強していて、「この参考書は簡単すぎる!」なんて思うことも多いです。
ある程度のレベルでありながら、
受験レベルの基礎固めにも使える参考書はチョイスだけです。
数学が得意な高1、高2もおすすめですね。
学校や塾の問題集はチョロいから、もう少し高いレベルの問題を解きたい人におすすめ。
一対一対応の演習をやるとオーバーワークだが、基礎問題精構では足りないような人にもおすすめです。
チョイスのレベル ⅠAⅡB編
チョイスⅠA、Ⅱ、Bの参考書レベルは
「センター」~「MARCH合格」
「一対一対応の演習」と「基礎問題精構」を足して、2で割ったような参考書です。
大学受験でいう基礎にあたる問題に加えて、少し応用チックな問題も入っています。
そのため到達レベルはMARCH合格レベル。人によっては、地方国公立の合格者最低点くらいはいくかもしれません。
チョイスを完璧にすれば、
ほとんどの人がセンター8割を超えると思います。人によっては9割も。
マーク模試、センター模試で
8割~:使う必要なし
5割~7割:ジャストミート
~4割:少し厳しい
くらいに思っていてください。
チョイスのレベル Ⅲ編
Ⅲは
「センター」~「難関」
です。(センター試験はありませんが、だいたいそのくらい。)
前提レベル:教科書の例題レベルはOK
到達レベル:ガチ難関を除けばOK
MARCH上位学部でも合格できる力がつきます。
東大、京大、早慶などのガチ難関校を除けば、たいていの大学入試の数学で戦えるでしょう。
数Ⅲだけ少し難しくなってるので注意してください。
チョイスの特徴
①独特なレベル
基礎問題精構≦チョイス<一対一対応
という独特のレベル。
こんな謎レベルな参考書は他にないです。(もちろん、良い意味で言ってますw)
A問題では基礎固めがメインです。しかし、B問題では上級解法も織り交ぜながらの問題構成。
基礎固めをしながら少し難しい問題にも触れていける参考書はおそらくチョイスだけだと思います。
だから完璧にすれば、それなりのレベルに到達できます。
MARCHなら余裕。早慶は非看板ならOKレベルまで行けます。
②河合節が強い
圧倒的にシンプル。
それが河合出版の参考書のメリットであり、絶対的な良い特徴。
見やすい。
やりやすい。
人を選ばない。
この3つの要素が河合出版の超シンプルな参考書の大きな3つの特徴と言っても過言ではない。
すべてのステータスが「上の下」です。
だから他の出版社と河合出版で迷ったときは、河合の方を選んでおけばまず間違いない。
「こんな参考書俺には合わねえ!!!」
みたいな事態には滅多になりません。
チョイスの使い方
やり方を3種類紹介します。
①AB問題分離式
A問題にも分からない問題がまあまあ出てくる。
そういう人におすすめ。
B問題はA問題を習得した次のレベルとして、載せてあるので順番に習得していきます。
Aで基礎固めを、Bで上級解法の習得です。
こちらの方が順を追っていて、マスターしやすいと思います。
<A問題>
- 問題を解く
- 1分考えてわからない→解説
- 解説の流れを頭で思い出す
- 次の問題へ
問題を解いて、1分以内にペンが動かなければ解説を読みましょう。(この1分はわざわざ計る必要はないです)
目的は解法の習得で、思考力訓練ではないです。
スピード感を意識して、どんどん進みます。
短期間で高速周回
=アウトプット多量
↓
解法の習得
を目指してください。
目安は、1周するのに10日です。2か月以内に最低でも5周して、正答率は95%を超えるのが目標です。
<B問題>
- 問題を解く
- 3分考えて分からない→解説
- 解説の流れを思い出す
- 次の問題
おそらくB問題の中にはA問題を組み合わせると解ける問題があると思います。その問題は考えてみてください。
でも、目的は解法の習得。
やることはA問題と同じです。ペースは
A問題の期間÷A問題の量×B問題の量
②Aは復習、Bは学習
もう既に基礎はある程度身についている人。センター数学も7、8割取れる人。
そんな人におすすめのやり方です。
<A問題>
- 1番→3番→…
- 2番→4番→…
と奇数と偶数に分けて進んでいきます。これで3周。目安は1か月です。
復習・演習が目的のときには非常に有効な手段ですね。全体的に忘れにくくなるし、モチベーション維持も出来ます。
<モチベーションの話>
私が基礎問題精構をやっていた時、最後に全部解けるか確認しようと思ってもう1周しました。
当たり前ですが、初めのほうの「展開」とかメッチャ簡単なんですよ。
それ今わざわざやる必要ある?っていう問題を一杯やらないといけないと思うと、飛ばします。
解かないのかい!そこは「飛ばしたくなります」だと思ったでしょ。違います。飛ばします笑。
<B問題>
- 問題を解く
- 3分考えて分からない→解説
- 解説の流れを思い出す
- 次の問題
目安は2か月で5周。正答率は95%以上です。
③塾・学校の演習に使う
この参考書は塾や学校の少しレベルの高い授業でありがちなレベルです。
特に塾ですね。
塾の宿題では物足りない人や数学で一歩先に出たい人は、チョイスでさらなる基礎固めや演習を積むといいと思います。
進学校の高1、高2や塾のハイレベルなクラスの人にぜひおすすめな使い方です。
実は、チョイスの真の使い方なのかもしれない。
チョイスの接続
チョイスの前の参考書
あまり良い接続の参考書がないので、おすすめだけ太字にしておきます。
- 白チャート
- 進学校の授業
- 基礎問題精構
チョイスの次の参考書
- 過去問(中堅以上)
- プラチカ
まとめ
今回は、少しレベルの高い基礎固めが出来る参考書
チョイス
を紹介しました。
ジャストミートする人は少ないと思いますが、珍しい参考書なので需要はあると思います。
ぜひ使ってみてください。
純粋に気になったので質問させていただきます。dioさんは数学で一対一やプラチカなどの様々な参考書をやられてきたと思います。私自身、一対一対応の演習の数Aまでなんとか辿り着きましたがここまで来るのに挫折しそうな地点はたくさんあったな、と振り返って思います(疲れて帰ってきてもノルマをこなさなければいけなかったり、わからない単元にもやもやしたり)。その道を受験から時間がある中3や高一などの時期から突き進めたのには裏にどんな原動力があったのかな、と気になりました。答えていただけたら嬉しいです!!【インスタ毎日楽しみにしてます】
純粋に問題を解くのが楽しかったのが一番でしょう。日々できるようになる、その成長も楽しかったです。
お忙しい中、答えていただきありがとうございました!