高校生にもなると、人生を左右する決断。
「文理選択」
が出てきます。
でも、いきなり出てきといて、サッサと文系か理系か決断しろ、だなんて難しすぎますよね。
将来やりたいことだって決まってない人も多いのに。
そこで今回は文理選択に役立つ「診断方法」と、文理選択に迷ったときの最終手段を紹介します。
目次
文理選択の失敗しない選択方法
文系か理系かを選択するときは、いくつか基準があるのでぜひもう一度考え直してみてください。
まず最優先は自分の気持ち。
ぜひ優先してほしい順番に紹介します。
①夢は文理のどっちか
文理選択は当然、将来のための選択。
だから自分がなりたい姿に近い方を選ぶのが、基本的な考え方です。
弁護士や検察官になりたい
→法学部→文系
裁判官、図書館司書、公認会計士、社会保険労務士、税理士なんかも文系の職業に入ります。
医者や歯医者、獣医師になりたい
→医学部、獣医学部など→理系
機械設計、エンジニア、航空整備士、アナリスト、研究職、アルゴリズム開発、建築士、インテリアデザイナー、プログラマーなど。
夢がこのくらいハッキリしていれば、何の問題もないですよね。普通の人は、将来の夢なんて漠然としてます。
でも、漠然としててもなんとなくは希望があるでしょう。
- 「この職業はやろうとは思わない」
- 「これなら少しは楽しそうな職業だなぁ」
- 「給料がいい会社がいいなぁ」
とか。
そんなことを考えたり、今上げてきた職業の例を見てみれば、なんとなく文系か理系のどっち側に行きたいか、見えてきませんか。
②好きな科目は文理のどっちか
「文系職業はこれ、理系職業はこれ」と言われたところで、そもそもやりたい職業がないから仕方ない。
将来がガチ未定の人は、今やっている科目で選んでみましょう。
自分が一番好きな科目を選んでください。
得意な科目ではなくて、勉強していて感心することが多かったり、ワクワクする科目です。
文系科目
英語、現代文、古文漢文、日本史、世界史、地理など。
理系科目
数学、物理、化学、地学、生物など。
実際、文系を選べば高3では文系科目だけ(基本)を1年間勉強します。
しかも、大学の4年間も毎日文系科目にかかわる勉強をしなければいけないですし、卒業論文も文系関連でしょう。
理系ならその逆ですね。
だから約5年の間、勉強し続けないといけない仲間です。
嫌いな科目では相当な将来へのモチベがないと勉強が続きません。
将来について漠然としているのならば、好きな科目を選ぶのが吉。好きなら、何とか続きそうですし。
勉強を続けているうちに、そこから好きな職業も見つかるかもしれません。
先輩が進む会社や職業をみて、今まで知らなかった面白そうな職業が見つかるかもしれません。
好きな科目を使う職業なら、やりたい職業になる可能性も他のよりは高いと思います。
③得意科目は文理のどっちか
学校で勉強する科目なんて、全部嫌いだよ!
っていう人は、
自分の得意科目で選んでみてください。
定期テストでも模試でも、自分の中でエース級の科目は1つくらいあると思います。
総合点を引っ張り上げてくれるヤツです。
一般的に、得意なことをやっていて嫌な気持ちになる人はいませんよね。
得意だからある程度は優越感なり、自信なりが湧いてきて少しは楽しくできているはずです。
何も考えずに苦手分野に足をつっこんで、大学受験に失敗したり、大学で留年したり。
そんなふうに親に負担をかけたり、自分に不利になるような状況に追い込まれる必要はないわけです。
自分が得意なところで勝負してみて、順調に進んでいけば、自分に向いている職業も見つかるかもしれない。
誰かから声をかけてもらえるかもしれない。
その「かも」の確率は、どの分野に進んでも同じでしょう。しかし、「かも」までの人生を有益に過ごせるのは得意な方だと思います。
④決まらなかった人
これだけ説明してきて、あれですが
決まらなかった人は多いと思います。
私もそうです。
自分が「ある職業はやりたいと思わない」「この職業ならやってもいいと思う」という感情を持っている。
そこまでは分かっている。
だけど、
どの職業が本当に好きなのか決められない。
どっちかというと消去法で選ぼうとしているから、躊躇しているのかもしれません。
「これは嫌だから、こっちにしよう…かな?」みたいな感じです。
できることならポジティブな理由が欲しい。
文理選択のための診断テスト
インターネットでは無料で受けられる文理診断テストが結構あります。
そのような診断テストを受けてみて、自分の長所と短所、文理の向き不向きを客観的に見てもらえばヒントになります。
てことで、いくつか紹介します。
①マイナビ学生の窓口
リンクは↓です。
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/diagnoses/50800
全部で10問の2択ずつなんで、1分で終わります。手軽な分、説明は若干少ないですが面白い。
私もやってみました。
結局、結論出てねーじゃねえかよ!
まあ、こういうこともありますよねw
みなさんの結果はどうなったでしょうか。
②エイビ適正診断テスト
リンクは↓です。
https://www.eibi-navi.com/tekisei/
一つ前の文理適正診断テストではね、さんざんな結果なわけです。今度こそ、まともな結果待ってるぞ。
と挑戦。
自分の性格的に向いている分野と、自分の能力的に向いている分野の2つを教えてくれるんですね。
なかなか便利だなぁ。
謎に「生活」の能力値がエグイ高いw
そして、「芸術」の性格的適正がめちゃめちゃ高い。
いや~。別にどっちも興味ないわ~。
なんか「知性」と「情緒不安定性」がへこんでるんですけど~。
まあ前に精神年齢テストやったら6歳だったし、仕方ないか。
文理選択に迷ったときの最終手段
文理選択に本当に迷って決めきれない。
もう締め切り期限が明日にせまっている。
だけど、全然決めきれない。かなり考えたけど、最後まで文系と理系を選べなかった。
そういうふうに文理選択にメチャメチャ迷ったら、
文系にしとけ
一般的には「とりあえず理系」にしておけば、あとから文転も理転より簡単だからおすすめだよ。
と言われます。
しかし、私はそんな中途半端な気持ちで大学受験がうまくいくとは到底思えないわけですよ。
やるなら絞った方がいい。
文転したって、社会系科目をイチから覚えるのメッチャ大変です。
だから、変えられるから理系、は止めた方がいいです。
そんで、なぜ文系をすすめるかというと、
楽しい・簡単だから
人生の夏休みともいわれる大学生活です。特に目標がないのなら、楽しんだ方が得に決まってます。
大学受験でも文系なら、理系より受験科目が少なかったり、数学がなくなったりします。
数学が苦手な人にとっては朗報ですよね。
文系の方が全体的に勉強量が少ないことが多く、余裕が生まれやすいので楽し生活を送れます。
だから究極に困ったときは、文系にしておくほうが良いことが多いと思います。
まとめ
文理選択って難しいですよね。
私も「数学」と「物理」と「化学」が得意で好きなんですが、将来的には文系の職業に就きたいと思ってます。
だから、
文系を選択しました。
でも中には決めきれない人もいると思います。
そんな人の手助けになったら幸いです。
東進の数学特待を調べていてこちらのブログに辿り着きました。
ブログの更新がお休みなのは残念ですが、男の子を持つ母親としては「今やるべきことが分かっている」素晴らしい方だなと感心しております。
質問が1点あります。
プロフィールに「将来は必ずや東大合格。いや東大理Ⅲ合格を達成するつもりなので、期待していてください。」と書いてあったのでこちらのブログを古い順から読み進めているのですが、こちらのページには文系を選択したとあります。
何時の段階で文系の仕事に将来的につきたいと変わったのでしょうか?
数学・物理が苦手→文系選択
国語(現代文)が苦手→理系選択
英語・社会が苦手→問題なし
と思い込んでいたのですが、数学・理科が得意でも文系を選択した確信の理由は何かあるのでしょうか?
勉強の合間、または落ち着いてからの返信でかまいませんのでお返事いただけると幸いです。
駿台の母さん
コメントありがとうございます。
実を言うとですね、それは訂正ミスで志望は理系です。昔は文系を目指していました、すいません。
少し長くなりますが私の経緯について説明させていただきます。
まず科目の得意不得意について。数学と物理が特に得意。英語と社会と古典は得意。現代文は苦手という状況で、現代文で差のつかない東大では文系にも理系(理Ⅲ以外)にも行ける状態でした。
次に興味について。理系の実験は好きでしたが、大学生活を実験に注ぎたいと思うほど研究欲があるわけではなかったです。逆に法律の抜け穴を探したり、お金を稼ぐ関連の経営学や経済学などに興味がありました。そして「リーガル・ハイ」というドラマで弁護士も良いなと思っていました。
この条件で考えれば大学生活を費やすのだから、興味のある文系を選択するのが吉だと思っていました。楽しくないとやってられないので。
しかし、途中で勉強していて余裕が生まれてきました。東大理Ⅲ以外なら、ほぼ間に合う計画が立っていたのです。そして日々の勉強に力が抜けてきました。そのときに初めて、私の核は向上心と優越感だと気付きました。その後「自分を成長させて人に勝ちたい」という気持ちが強くなっていったので、自分の限界に挑戦する意味でも理Ⅲに変更しました。東大は進振りがあるので、入学後に文系に変えられますし、向上心と優越感と興味すべて満たす方法が理Ⅲ→文系だったわけです。
だから現在は、文系好きな理系みたいな感じになっています。質問の答えになっているかわかりませんが、私は特技も興味も優先させる道をとったということです。長文失礼しました。
大変ご丁寧な返信ありがとうございます。
先程、ブログが再開されたことに気づき、自分が出したコメントに返信があったことに気づきました。
申し訳ありません。
40歳過ぎた私の意見ですが。。
全力で学問に専念できる学生の時期に自分の限界に挑戦しようとしているdioさんは本当に素晴らしいです。
もっと勉強しておけばよかったと悔やむ大人が多く、それを耳にしている学生も多いのに、実際に実行できる人は何人いることでしょうか。。
いつも陰ながら応援しております。
息子も東進の数学特待を始めました。
親として全力でサポートできればと思っています。
こちらこそ不定期で申し訳ないです。受験は親あってのものなので、ぜひお子さんを助けて上げてください。もしまた何かあればコメント欄で教えて下さい。分かる範囲でですが全力で答えさせていただきます。