英文法を極めたい。
なぜなら、
英文法が一番英語の勉強っぽいから。
そう思って英文法を始めようとしている人、意外といると思いますw。最初は私もそうでしたから。
英文法は英語の根幹。
あなたの気まぐれも全然間違ってないです。
そこで今回は、
意外と優秀な英文法の参考書である『基礎英文法問題精講』を紹介しようと思います。
目次
基礎英文法問題精講の基本事項
シンプルって美しい。
基礎英文法問題精講の対象者
基礎英文法問題精講がおすすめなのは、
- MARCH以上の志望者
- 英文法の基礎はオワった
- コンパクト勉強したい
という人です。
MARCHや早慶、東大・京大志望の人が基礎固めのあとに使うのに最適な参考書です。
また、
「文法はサラッと終わらせたい」
「Nextageは自分に合わない」
といった人にもオススメ。
とにかく、
英文法の勉強の1つの選択肢として持っていてほしい参考書です。
基礎英文法問題精講のレベル
基礎英文法問題精講には、
センター試験
~国公立レベル
の問題が並んでいます。
後ろにはセンター試験レベルの模擬テストもありますが、早慶や国公立の過去問も多くハイレベルまで対応。
前提レベル:センター試験6割
到達レベル:MARCH合格点
センター英文法で6割くらい解ける人でないと、使いにくい。たぶん結構な時間がかかると思います。
でも、
しっかりやり込めばMARCHの英文法は完璧。早慶レベルでも解けないことはないです。
基礎英文法問題精講なら、
大抵の大学には通用する英文法力がつきます。
基礎英文法問題精講の内容
基礎英文法問題精講は19章に分かれて、94セクションでの構成。
見開き1ページで1セクション進んでいく流れです。
1セクションあたり、10問前後の「例題」を通して文法事項を学んでいくことになります。
全94セクションのうち64セクションには「例題」と似た「類題」が5問前後用意されています。
「例題」を解いて解説を読み、「類題」を解くという流れで学習するよう作られたのでしょう。
また1章ごとに約30問の「練習問題」もあり、巻末には「総合確認テスト」が5つ、「センター試験レベル問題」が大問9つ分あります。
概算ですが、
例題:900題
類題:300題
練習問題:600題
巻末テスト:200題
合計:2,000問
という構成です。
Nextageが1,600問、英頻が2,400問なことを考えると、英文法問題集としては平凡なボリュームです。
しかし、
基礎英文法問題精講のいいところは例題が分かれているところ。
基礎英文法問題精講のメリット
①例題だけなら相当コンパクト
NextageやVintageのような問題をただ羅列するタイプの問題集の厄介なところは
全部解かないといけない。
しかし
基礎英文法問題精講は「例題だけ」でも文法事項を一通りカバーしているので、全部解く必要がない。
実質900問解けばいい。
だから効率的に英文法を網羅することができる。
時間をかけずに英語の基礎をガチガチにコンクリート固めしておくことができる参考書なのです。
文法を勉強したいときに問題数が多すぎると、萎えるし、復習しきれないし、バツばっかりだし。
マジでやる気出ないですよね。
でも基礎英文法問題精講は例題だけ解けばいいから、サクサク進むし、すぐ復習に戻ってこれるから定着しやすい。
NextageやVintageよりも、
よっぽど効率的に文法の勉強ができます。
②解いた分だけ点数に直結
もう1つの特徴は、
頻出問題に絞っている。
基礎英文法問題精講に載っている問題は差が付きやすいレベル帯の問題です。
だから、狙われやすい。
つまり、
解いて吸収した分だけ点数に直結していきます。
時間に対する成績上昇のコスパがガチで良い。模試でも文法でアドバンテージを取れるようになります。
文法で取る少しのアドバンテージってでかいですよね。
長文読解やリスニングはすぐには結果に出にくい。勉強していても偏差値に現れるまでが長い。
だから、
手っ取り早く点数を上げるには文法を固める。
しかも差が付きやすい文法問題を固めることが大切です。
③評判はかなり良い
基礎英文法問題精講のもう1つの特徴として、
使った人の評判がかなり良いことです。
普通は使う人によって色々向き不向きがあるので、相当エグイ批評レビューがあります。
しかし基礎英文法問題精講には超アンチ派レビューはほぼありません。
上位の批判レビューが↓です。
ゴミ届いたんだけどwwww
Amazonレビュー
多分ですが、この人は英文法の前に日本語を勉強した方がいいでしょう。
高評価レビューだと、
20年ほど前ですが、本書は全国高校英語教師お薦め度No.1の座にありました。今でもこれほど評価の定まった英文法参考書は他にありません。でなければ生き残ってないし、書店の参考書の平積みで最高の高さを誇ることはありません。同著者の『基礎英文問題精講』と合わせてマスターすれば無敵です。
Amazonレビュー
まあ少し内容が古い気はしますが、今も昔も英文法の核心は変わりません。頻出問題はいつでもよく出題されるのです。
記載内容の精度が高い。子供が自学習しやすい。安心して薦められる。
Amazonレビュー
中身は少し古く感じるものの、一級品です。最低2週、間違えたところで3週はしておくべきですね。最後の方で熟語が出てくるのも高評価です。少し難しく感じるかもわかりませんが、是非やっておくべきです。
Amazonレビュー
フォレスト等、基礎的な英文法の参考書で一通り英文法の知識を身につけた者が問題を通して知識の習得度の確認を行うのに適した問題のレベル、網羅性となっている。解説は必要最小限で簡潔であり、初級者が本書だけで英文法の勉強をするのであれば、必要に応じてわからない箇所をフォレスト等の他の参考書に当たる必要がある。本書の問題を繰り返し解き、全問正解できるようにすることが基礎英文法の完成を意味する。
妻鳥千鶴子著「英語資格三冠王へ!」(アスカカルチャー)でも、TOEIC、TOFEL、英語検定一級等、各種英語資格のための英文法問題集として、必要な内容が簡潔にまとめられているとして本書が推薦されている。
Amazonレビュー
確かに効率的な文法学習にはもってこいです。
基礎英文法問題精講の使い方
基礎英文法問題精講は総問題数がかなり多いです。
そのため
取捨選択が大切。
<使い方>
1周目 | ・例題だけテスト ・1問あたり10秒 ・×は文法書で確認 |
2~3周目 | ・×の問題だけ解く |
4周目 | ・×の問題だけテスト ・1問あたり10秒 |
5~7周目 | ・×の問題とその類題を解く |
まず1周目に例題を高速で解いてください。10秒以上悩んだらアウト。
速攻で答えが分からなければ諦めて「×」を付けましょう。文法というのは確固たる根拠をもって答えなければ無意味です。
そしてForestやEvergreenを使って「×の問題」をしっかり理解して頭に叩き込んでください。
厳しく×を付けると2周目にやる問題が増えます。
しかし逆に言えば、
1周目で〇だった問題は完璧に分かっている問題。
2~3周目は実は分かっていなかった苦手な問題に絞り込めます。2~3周目でキッチリ穴を埋めましょう。
4周目には「×の問題」をテストします。
また「速攻でわかる問題」と「実は分かっていない問題」に仕分けして、自分の苦手を再度探し出します。
ここでも「×」が付いた問題は真の苦手です。あなたが本気で固めるべき文法事項となります。
5~7周目では「×の問題」と「×の問題の類題」を解きます。
おそらく4周目でも間違えてしまう文法問題は、その周辺の文法知識も危ういので類題も解きます。
周辺知識ごと固めてしまえば、苦手は完全に脱却できます。
まとめ
基礎英文法問題精講は使い方さえ間違えなければ、効率的に文法事項を固めていくことができます。
英文法問題集としてはマイナーですが、
完成度はなかなか高いのでぜひ使ってみてください。
すみません。その記事発見しました。ありがとうございます!日本史と地理の問題集のルートの記事もいつかみたいです!!応援してます。
東大を目指してます。この問題集が、終わってnextstageで一旦復習しました。次はどの文法の問題集をしたらいいですか?
[…] 実は優秀『基礎英文法問題精講』のレベル&効率的な使い方! […]
[…] 実は優秀『基礎英文法問題精講』のレベル&効率的な使い方! […]