今回は、
最近の勢いがすごい「英語の超人になる!アルク学参シリーズ」の参考書の1つである、
『キクタン リーディング』
を紹介したいと思います。
通常の『キクタン』シリーズとは少し違うので、そこは注意してください。
目次
『キクタン』と『キクタン リーディング』の違い
間違える人が多そうなので、説明。
『キクタン』はシステム英単語やターゲット1900のような標準的な単語帳です。
単語と日本語訳と例文で1セットみたいな単語帳。
普通に覚えていきたい人は使うといいでしょう。
↑が『キクタン』です。
でも『キクタン リーディング』は、速読英単語のような単語帳。
単語と日本語訳と例文に加えて、「長文」を追加しています。
長文といっても、
100語~200語と少ないので安心してください。
長文の中で覚えることで、「長文の興味深い内容」と一緒に単語を覚えられるので定着しやすいのが特徴です。
↑が『キクタン リーディング』です。
見分ける方法は、
- 小人の数
- 「リーディング」の表記
です。
『キクタン』は左下に小人が1人いますが、『キクタン リーディング』は左下と右上に2人います。
この差は大きい。
他には
普通に「リーディング」とタイトルの下に書いてあるので、ちゃんと確認してから購入してください。
間違えないように。
キクタン リーディング Entry
レベル:中学校レベル
単語数:480語
内容は中学生レベルの単語ばかりです。
単語数も「見出し語」が480語で、「見出し語+派生語」で950語というボリュームです。
手軽に復習できますが、重要語はしっかりカバーしている単語帳です。
サラっと中学生レベルを復習したい人、特に入学したての高1におすすめの単語帳です。
偏差値40前後の人はササっと終わらせましょう。
効率的に覚え直せます。
第二版に改訂されて、単語数はかなり増加しました。
昔は単語数が少なすぎて復習というにも、カバー範囲が少なかったので残念でした。
しかし、
改訂されて丁度いいバランスになりました。
キクタンリーディング Basic
レベル:共通テスト8割
単語数:720語
センター試験レベルの頻出単語をしっかりカバーしています。
確か「見出し語+派生語」が1,120語だったと思いますが、一般的な単語帳に比べ収録語数が少ないです。
その分、
重要語・頻出後に絞って載せているので、覚えた分だけ点数が上がります。
センター試験・共通テストの直前に単語チェックとして使うのも全然アリだと思います。
センター試験、これからは共通テストですが、8割を取るには十分な単語力が付くと思います。
共通テストから長文ばかりの出題になるので、重要語をしっかり覚えておけば文脈は見失わない。
1,120語もあれば、
共通テストを乗り切るには十分でしょう。
到達度はシステム英単語Basicくらい。
キクタン リーディング Advanced
レベル:MARCH
単語数:720語
MARCHの英語でも戦い抜ける単語力は付きます。
センター試験・共通テストの長文がある程度読めるようになったら、使い時です。
「Advanced」を覚えれば、共通テストでも分からない単語は出てこないだろうと思います。
ただ早慶を受けるには、
まだ物足りない。
あくまで、
MARCHレベルの英文に出てくる頻出語・重要語をカバーしているだけなので、それ以上の戦いは無理です。
その代わり、
収録語が多くないので、背伸びして使用することも可能です。
受験直前だけど、
単語力が足りてない。
早急に
MARCHレベルの単語力が欲しい。
といった人には超おすすめ。
鉄壁や単語王はカバー範囲が広くて、不必要な単語も多く覚えなければいけませんからね。
到達度はシステム英単語やターゲット1900と同じくらい。
キクタン リーディング Super
レベル:早慶
単語数:720語
早慶の英文でも単語力が原因で落ちることはないでしょう。
基本的に単語は分かるし、もし未知の単語があっても推測前提に出されている単語なので大丈夫。
周囲の単語が分かるので、推測も容易になります。
「Super」を完璧にすれば、
大学受験では
ほぼほぼMAXレベルの単語力です。
どんな大学でも対応できます。
キクタン リーディングの利点
①重要語に絞っている
特に「キクタン リーディングBasic」は、重要語や頻出語に絞って収録しています。
覚えた単語がテスト・模試によく出題されます。
だから
覚えた分だけ点数に直結する。
効率的に点数を上げることができる。
自分の成長もすぐに実感できると思いますし、時間がない人には本当におすすめ。
勉強すると、すぐ結果に出るのが最大の利点です。
②覚えやすい工夫がたくさん
「英語の超人になる!アルク学参シリーズ」は、覚えやすい工夫が本当に豊富です。
まず「リズミカルな音声」です。
キクタンの特徴の1つですが、
単語をリズムに乗って聞いていく。チャンツのノリで単語を覚えていくことができます。
曲の歌詞って、リズムで覚えた感ありますよね。
自然と歌詞が流れ出てくる。この言葉を言ったあとは、自然と連なって口から出てくる。
そんな感覚で単語を覚えていけます。
そして覚えやすい長文。
たった100語~200語程度の英文なので、たいした負担にもならなく、チョロっと読めます。
中身も、偉人の伝記や身近な話題、教養まで幅広い内容です。
長文読解のヒントになるような知識から、単純に面白い教養もあるので、飽きないし、ためになります。
だから
文章ごと頭に残る。
単語を覚えるペースも紹介してくれるので、言う通りにすれば単語帳をしっかり覚えきれます。
③4技能UPを目指せる
付随する60本の「長文」と、12本の「review長文」が4技能Upの手助けをしてくれます。
音声を使って、
シャドーイングやディクテーションすることでリスニング能力を向上させることができます。
そして
音読を繰り返すことで速読力もつきます。
当然、
発音もよくなります。
何度も何度も繰り返し音読することで、単語も自然に覚えていけます。
すべての英語力を一気に上げることができるのが特徴。
よい参考書だと思いますが、
私は1つ1つの能力を完璧にしていタイプなので、進んで使用したいとは思いませんが。
学校で配られたので使ってます。
キクタン リーディングの欠点
①カバー範囲は広くない
利点でもあり、欠点でもあるのが、
カバー範囲の狭さ。
重要語や頻出語に絞っているため、圧倒的な単語力をつけることはできません。
基本的に不自由はないでしょうが、ちょくちょく知らない単語も出てくるでしょう。
時間に余裕があるのなら、
他の網羅性の高い単語帳にした方が点数はより安定すると思います。
単語帳としての役割は少々弱いのが唯一の欠点。
まとめ
「キクタンリーディング」は
単語帳というより、
参考書という感じですが、
効果が高いのは確かです。
ぜひ使ってみてください。