理系の肝といったら
物理
実はコスパ最強の科目といえば、
物理
小2の頃の効果音といえば、
デュクシ
まあ、そんなわけで
(自分でも本当に何がしたかったか分からん)
「いらない」
or
「いる」
で、もの凄く悩む「良問の風」について書いていきたいと思います。
目次
良問の風 概要
表紙はあんまり好きじゃないですね。
スタイリッシュ感追い求めて、
逆にカッコ悪い。
良問の風の対象者
良問の風の対象者は、
- エッセンスで苦労した人
- MARCHレベルの物理*で稼ぎたい人
- 学校の物理は得意な人の1冊目
MARCHレベルの物理*…MARCH、関関同立、特別難しくない地方国公立
学校の物理は上位層、学校の問題集もやって、定期テストはサラサラっと解ける人。
そんな人が受験物理を攻略するために、手始めに使うには丁度いいレベルだと思います。
あとは「物理のエッセンス」をやって、かなり苦戦した人。
基本は解けるようになったけど、ギリギリで「物理のエッセンス」を突破した人には超おすすめ。
エッセンスの「*」や「**」の問題が集まっていると考えると、分かりやすいと思います。
そして、
普通に「名問の森」はオーバーワークになるような大学、MARCHや地方国公立の物理が難しくない所、を志望する場合は使ってほしい。
確実に物理で稼げるようになります。
良問の風のレベル
前提レベル:共通テスト8割
到達レベル:MARCH満点
前提として、共通テスト(センター試験)の内容は普通に理解できていないと厳しいと思います。
だから共通テストを解いて、ケアレスミスを見積もっても、8割取れるのが前提レベル。時間無制限でも共テ物理は簡単なので、あまり点数に差は出ないでしょう。
「物理のエッセンス」をやっていれば、大丈夫です。
そして、
到達度はMARCHでも満点を狙えるレベル。
実力的にはMARCH、関関同立くらいの物理なら満点を狙えるようになります。(狙えるだけです笑。実際は8割,9割に落ち着くでしょう。)
それでも物理は稼ぎに行ける。
理系なんだから、
数学と物理で勝負しようよ。
良問の風の問題数
前半は普通の物理の問題。
後半は44題の論述問題があります。
単元 | 問題数 |
力学 | 51題 |
熱 | 16題 |
波動 | 27題 |
電磁気 | 42題 |
原子 | 12題 |
合計 | 148題 |
+論述問題 | +44題 |
すべての問題が過去問から取ってきていて、オーソドックス頻出な問題を集めています。
論述問題は例えば、
1.通常、エレベーターではより軽く持ち上げるためにある工夫がなされているが、それは何か。
良問の風(記憶で書いてるので多少誤差あります)
2.水中の物体は浮力を受ける。浮力を受ける理由を説明せよ。
みたいなより物理に対する理解力を深める質問が44題並んでいます。これをしっかり理解した上で説明できるようになれば、相当物理に強くなる。
共通テストではこのような日常生活に絡んだ出題は多いでしょうから、きっと活きてきます。
良問の風 特徴
①貴重な丁度いいレベル
物理の参考書って、
「物理のエッセンス」「漆原晃の物理が面白いほどわかる本」みたいな初級者向けの物理の参考書か、
「名問の森」「難問題とその系統」みたいな超重量級の参考書ばっかりです。
まあ重要問題集とかありますけど、
あれはレベル範囲が広すぎてチャートみたい。
的確に、
MARCHレベルの物理だけジャストミートで集めている問題集は「良問の風」くらいなものです。
物理には参考書が少ないですから、
丁度いいレベルの問題集があるというのは本当に貴重。
難関大学を目指さない人にとっては、こんなにジャストミートしている参考書はない、ってくらい希少価値高いです。
②少数精鋭
良問の風はやはり、
- 全部で148題という少なさ
- 頻出問題だけの良問
やっぱり、
少数精鋭っていいですよね。
勉強した分だけ成績が上がる。
努力が如実に、いやそれ以上に反映されていく。
「良問の風」は頻出問題、応用しやすい問題を集めています。つまり、効率的に物理を得意にしていけるというわけです。
これが「良問の風」の特徴。
③解説者多数
どういうわけか、
良問の風を解説してくれているアカウントは多数存在します。
web版だと、https://calculus-physics.com/wind-19/
YouTubeはhttps://www.youtube.com/@ryoumon-kazeとかhttps://www.youtube.com/@user-cy2jn6cz6kとか。
一番わかりやすそうなのは、
https://www.youtube.com/@himazin_buturi
です。
まあ1,2本見ただけなんでなんとも言えないですが。
前に私のブログに相談に来た人も、良問の風をYoutubeの解説動画と併用しながら勉強している方がいました。
こういうフォローアップが手厚い、という謎のメリットがあります。
良問の風はいらない?
必要な人とは?
簡単に場合分けすると、
MARCHレベル志望
⇒「良問の風」で仕上げ
難関大志望
⇒「良問の風」はいらない
正直、私は「良問の風いらない派」でした。
物理のエッセンスでしっかり勉強していれば、良問の風は余裕で解けます。てか、似たような問題ばかりです。
難関大志望なら、
「良問の風」は飛ばして、まず「名問の森」へ挑戦するべき。
頑張れそうなら、
そのまま「名問の森」を進む。
さすがに挫折したら
やっぱり「良問の風」に戻る。
参考書なんて、いくらでもやり直しできますから。
物理が得意な人は、だいたい「良問の風」では物足りないと感じるはずです。多少きつくても「名問の森」へ進む方が吉。
まあ、「良問の風」は
基本いらない。
という結論です。
もちろん、MARCHレベルの大学を志望するなら、迷わず「良問の風」に進んでください。
まとめ
良問の風は丁度いい人には超絶ジャストミート。
ですが、
難関大志望や得意な人(核が分かった人)には簡単すぎる場合が多いと思います。
悩んだら書店へGo。
やっぱり百聞は一見に如かずですから。
まあ、だいたい自分の志望校を基準に使うか使わないか、選択してもらえれば大丈夫だと思います。
「やっぱり選択ミスだな」って思ったら、またこのページに戻ってきてください。コメ欄でも対応します。
[…] 『良問の風』はいらないのか?レベルと本当に必要な人とは! […]
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以前子どもの先取りのことで質問させていただいたものです。ご助言いただけてスタサプでせっせと数学の先取りをしております、ありがとうございます。
ひとつ前の記事の全国9位、素直にすごい!!と思いました。娘が「さすが神だよね~」と物凄く励みになったようです。
ところでお忙しいところ申し訳ないのですが、また質問がございます。
dioさんは記事で、問題集を繰り返し解くことの大事さを説いてくださっていますが、「問題集を4周する」というのは間違えた問題のみ繰り返して潰していくということなのでしょうか、それとも全問繰り返していったほうがよろしいのでしょうか? 我が家は基礎レベルの問題集は全問繰り返していたのですが、難しい問題集だと1周するのにまず時間がかかってしまっているので、問題集のレベルによってやり方を変えたほうがいいのか迷っています。
もしよろしかったらお時間があるときにでも、ご助言いただけたら幸いです。
waka さん
コメント再びありがとうございます。
本当に記事に対してフィードバックをもらえると、励みになります。ほんと感謝です。
本題ですが、全問繰り返すかは、その問題集が「使いこなせなければいけない問題を集めたもの」なのか「解ければいい問題を集めたもの」なのかによります。主観的に難しいと思っても、それが青チャートのような典型問題なら全問繰り返して、使いこなせるようになるまで体に刷り込むべきです。逆に、文系の良問プラチカのような、自分のすべてをもって解ければそれで十分、というような応用力を養う問題集なら間違えた問題だけで十分です。
その参考書が自分にとって、どのような位置づけなのか考えてみてください。お役に立てれば嬉しいです。
早速のご返信、ありがとうございます!
なるほど、「使いこなす典型問題か応用か」という視点で考えればいいんですね! 今まで漫然と問題集を解いて(解かせて)いました。位置づけなど意識してみます。ありがとうございました。今後も親子で応援しております!!