サイトアイコン 学生による、学生のための学問

【東大への道 英語編】東大英語106点の時間配分&対策を紹介!

今回は「東大への道」シリーズの英語編を書いていきます。

総論編は↓になるので、読んでない人はぜひ。

私自身純ジャパ&両親も英語苦手で、中学校の学校の授業が初めての英語勉強でしたが、そこから東大英語で106点をとった勉強法をまとめます。

東大受験を考えている人はぜひ見ていってください。

 

 

目次

東大英語106点証明

一旦実力証明をしておきます笑。

まあ詳しくは↓の記事で自慢してるので、気になればどうぞ。

 

ちなみにいっておくと、

で、参考書による独学で勉強していました。

 

だから、皆さんにも再現性のある勉強法を紹介できると思います。

 

 

東大英語 対策

東大英語の基本情報

<基本情報>

配点:120点
時間:120分

<特徴>

 

東大英語は英語の総合力を試される試験だというのはよく言われます。

途轍もない量の問題が出題され、高速の処理力が求められます。100点を超える人でも、別に全部十分悩む時間はありません。

 

また、特定の能力ではなく、リスニングもライティングもリーディングも多方面から問われるので、単純に英語の勉強時間の差が如実に出ます。

逆に言えば、

しっかり努力さえすれば凡人が戦い抜くことのできる科目なので、頑張りたいところです。

 

 

東大英語の目標得点

帰国子女:95点〜
ゴリ英強:90点〜

得意な人:85点
目標得点:75点
苦手な人:65点

といった感じ。

東大二次の合格ラインが5.5~6割であることを念頭に置いてます。

英語は東大二次の他の科目に比べて、非常に点数をとりやすい(努力すれば)科目の1つなので、是非とも6割を超えたいところ。

 

2020年くらいまでは結構東大英語は簡単で、上の得点+5点くらいが目標でした。しかし、最近は東大英語も少しずつ難しくなってきていて、こんなもんでしょう。

 

<クラスわけの観点>

東大には入学後に英語クラスがレベル分けされています。

上位1割をG1、上位3割までをG2、残り7割をG3に振り分けます。また、G1の中でも特に優秀な人間はTLPという特別コースを履修できます。

2022年入試では、確かG1ラインが86点。G2ラインが75点?とかでした。近年だとG1ラインが85~95点、G2ラインが75~85点と言われています。

 

<合格者平均点の観点>

 

合格者の平均はおよそ75~85点に収まります。

先ほどのクラス分け基準点の話では、上位3割ラインが75~85点ラインである。

何か変ですね。

平均点が上位3割ラインとほぼ同じなんです。おそらく、英語で高得点〜超高得点をとる人は一定数いるものの、合格者の中に平均点を大幅に下回る人がほぼいない。

合格者のボリュームゾーンが70~75点程度であることが予測できます。
(理解できない人はデータの分析ちゃんとやってください。)

 

 

 

東大英語の配点・時間配分

東大英語の配点は明かされていません。

しかし、何となく模試での共通認識があるので、それを紹介します。

1A(要約)8点8~10分
1B(文整序)12点10~12分
2A(自由英作)
2B(和文英訳)
26点
(18+8点)
12+8分
3(リスニング)30点
(各2点)
5分+30分
4a(文法)10点
(各2点)
5分
4b(英文和訳)12点10分
5(随筆読解)22点25分
フリータイム
(沼った時用)
5分

※数点の誤差は間違いなく存在するでしょうが、2,3点を考えても仕方ないので、これを前提に話していきます。
※実際は絶対どこかで理想とズレるので、その時フリータイム5分を使って修正します。

 

基本的には、120分で120点満点の試験を解くので、1点あたりにかけられる時間は1分であることに注意すれば目安時間配分は決めやすいと思います。

また東大英語で5分浮けば、リスニングの下読みが5分伸びるということ。逆に5分押せば、リスニングの下読みができなくなるということ。

東大英語は5分が尋常じゃない価値を持っています。

 

<大きく差がつく大問>

この2つです。

単純に英語力の差が出るので、長期的な対策が必要です。前々から念頭に置いて勉強しておくと、かなりアドが取れます。

 

まず英作文は時間のかかり具合が人によってまるで違います。

の2種類しかないですが、ここの瞬発力で速い人と遅い人では10分近く変わってきます。

 

またリスニングも、A,B,Cの小問のうち1つでも一回読みで解答し切れれば、それで5分は浮きます。全部一回読みなら、15分浮きます。

逆に、

どんなに苦手でも強制的に30分持っていかれるので、如実にリスニング能力の差が点数に現れます。(リスニングを捨てると30点消えるので、それは悪手でしょう。)

「苦手だから途中できる」という判断ができない分、得意な人がひたすらアドバンテージを稼ぐ大問になってます。しかも1つ2点だし。

 

<そこそこ差がつく大問>

まあ対策してる受験生はそこそこ安定して点数が取れますが、対策が足りないと結構差がつきます。短期的な要約と文整序は対策必須

一般的な模試の英語では出題されない形式で、市販の問題集にも少ないでしょう。

慣れがないと結構時間を食いますし、安定しません。ただやり方を確立してしまえば、安定して短時間で点数になるので、そこそこ差がつきます。

合格者はみんなできるので落としたくない。

 

英文和訳は、和訳力に自信がある人なら一瞬で片付きます。その後は速読して指示語の内容だけ判別すれば、本当に流れ作業なので、割と差が出やすいかなと思います。

ただ配点や量的に英作文やリスニングほどの差は出ないだろう、ということでここです。

 

<ほぼ差がつかない大問>

あまり勉強する価値はないかもしれない大問になります。

まず文法については、勉強しなくていいです。

5問中1,2問は三単現のsや頻出熟語の前置詞ミスなど非常に簡単な出題はあるものの、残る3,4問はまったくもって解けません。

解説を読めばわかりますが、試験中短い時間の中で解くのは非常に困難な場合が多いです。

実際「5問すべてeで回答する」と決め打ちしている受験生も多数存在します。東大合格者の同期でもいました。

ここは勉強しても実りにくいです。

 

随筆読解は、本当はそこそこ差がつく内容なんです。

しかし大抵の人は時間が回らず、大問5をゆっくり読んでいる時間がないので結果読める人も読めない人も低得点に収まりがちであるという話。

ここは結構時間がかかる大問です。

その割に配点はそこまで大きくないと思われるので、優先度としては低く、ここに入れました。

 

 

東大英語 解く順番

解く順番として一番おすすめなのは、

1A→1B→2A→2B
→5分下読み→3
→4B→5→4a

という順番。

結局、東大側はそのままの順番で解いてうまくいくように大問を並べています。英語が得意な人は割とみんなこの順番で解きます。

解く順番で右往左往せず、しっかり本質に目を向けましょう。

正直解く順番は何でもいいです。

 

ただ原則として、

ここらへんは意識したいところ。

まずリスニング前はしっかり下読みの時間を確保したいので、区切りやすい大問がおすすめ。「後ちょっと、」と言っている間に放送が始まります。

英作文なんかは途中でぶった切っても、また続きから書きやすい(流石に何書こうと思ってたか忘れないでしょう。)のでおすすめ。文法も1問が少ないので、辞めどころがわかりやすい。

逆に文整序や随筆読解を途中でやめると訳わからなくなったりするので、リスニング後か初手の方にもってきましょう。

 

また記号問題は最悪勘で解けること。

最悪時間がないときに、記号問題は後回しにしても点数になりうるので、記述式の方が優先度は高いことは覚えておきましょう。

その保険としても私は4Aを後回しにしてました。

 

あと初手は沼りにくい大問にしましょう。

本番の試験だとどうしても良い点数が取りたくて、目先の完答にこだわりがちです。英文和訳にこだわったり、要約にこだわったり。

どうせ2,3点しか変わらないので次にいきましょう。

そういう意味も込めて、沼にハマりにくい大問、得意な大問の方が調子良く問題を解き進められると思います。

 

 

東大英語 対策
1A 要約

2023年度の東大英語の過去問になります。

基本情報

目安配点:8点
目安時間:8~10分

<特徴>

 

といった感じ。

近年は要約字数が80~90文字程度のことが多いです。

出題される長文自体は非常に読みやすく、共通テストと同じか、ほんの少し難しいくらいのレベルです。単語や文法でつまることはないでしょう。

300~400字とはいってもサッと読めば2,3分で読み終えます。

 

また要約問題は基本的に要素採点です。必要な要素が入っていれば加点となります。

この要素の数はおよそ20文字につき1つです。解答字数が70~80文字なら4要素前後となります。見直しの基準に使ってください。

 

 ただ模範解答は想像以上に日本語をうまくまとめていることが多く、受験生が全要素をキレイに字数内にまとめきるのが難しい場合もあります。

ここは短い時間で8割を狙う問題

 

 

解き方

フルで時間を使うとすると、

  1. 要素拾いの通読(3分)
  2. 要素の関係・優先度付け(1分)
  3. 下書き&検討(4分)
  4. 清書(2分)

こんな感じ。実際は通読しながら「要素の関係・優先度付け」は終わり、「下書き&検討」は慣れるとだいぶ端折れるので、最短約6分まで短縮できます。

大事なのは「思考」する部分と「作業」する部分を明確に分けること。

そうすることで無意味な時間が減り、時間短縮になります。

「要素拾いの通読」と「清書」は作業です。何の思考も介さず、黙々とやっていきます。その後「要素の関係・優先度付け」と「下書き&検討」で考えるので、別にいいのです。

 

 

要約なんぞ大事な部分を抜き出していくだけですが、一応私がやっていた解き方を細かく紹介します。

  1. 「主張」「理由」拾い
  2. 要素の関係・優先度付け

 

まず最初に要素を拾います。

「主張」や「理由」となる一文に線をひきながら、気になるところはすべて(少し多めになる)拾っていきます。この際、「冗長な繰り返し説明」や「具体例」はすべて切ります

長文のコアになるところだけです。

(何が主張で理由なのかわからない人は現代文を勉強してください。)

 

次に、主張間の関係性と優先度をつけていきます。

みたいに。

これが解答作成時の接続詞とかで大事になってきます。ちなみに、要素を入れても、要素同士の関係性をしっかり表現しないと全然減点されると思われます。

 

後は優先度もつけます。

明確に順番をつけなくてもいいので、

の3段階に分けます。

 

最後に解答作成に入ります。

「絶対外せない要素」を軸に、「外せない要素」をすべて入れて下書き要約をします。

これで解答欄に収まればOK。

でも大体収まらないので、文字を削ります。「〇〇が〇〇する」を「〇〇の〇〇」みたいに名詞表現に変えたり、例の列挙をまとめ上げる日本語表現を考えたり。

 

それで無理そうなら、「外せない要素」を1つ外します。

どうせ10点かそこらの問題なので、1要素外しても2,3点の減点です。英作文やリスニングなど配点の大きい大問に時間を残すため、最初からクオリティを求めないことが大事

大事な2要素入れたら5点はきます。あとは適当に1要素入れて終わりです。

 

 

参考書による対策

東大英語の要約練習としては、

が非常におすすめの参考書。

「英文要旨要約問題の解法」は本当におすすめで、要約の仕方を演習を通じて勉強できます。

マジ東大英語1A対策です。

東大受験生だと結構な割合でやっている人が多いと思いますが、しっかりやり通せば要約のコツはかなりわかると思います。

パターン演習が26題、そのあと演習題が45題ついています。

非常におすすめ。

 

これは一応「英文要旨要約問題の解法」の後にやるやつですね。

あと要約字数が200文字とかで、もっと大規模な要約問題が多いので、東大1Aとは少し趣旨が変わってきます。(東大英語はいかに削るかの要約なので)

だから対策参考書としての価値は微妙かも。

 

河合塾の「東京大学英語」シリーズは重宝します。

単純に東大英語1Aの類題を大量に用意した問題集です。解説もついているので、演習教材にはピッタリ。

ただ前半部分は結構簡単目なので、最近の過去問と比べると落差があるかもしれない。また、問題の解説はありますが、要約に対する一般論的解説は少ないので、まるで要約ができない人には向かないです。

受験終盤で演習教材がなくなった人用です。

 

ついでに、小さい書店には置いてないです。

 

まあ過去問は言わずもがなって感じなので省略。

 

 

東大英語 対策
1B 文整序

2023年の過去問です。

基本情報

目安配点:12点
目安時間:10~12分

<特徴>

 

毎年文整序は5問出題されます。選択肢の文を空欄に補充するものです。

文章は長いし、難しい単語が使用されることもままありますが、設問自体は割と簡単なことが多く、しっかり読めば満点を狙える問題です。

一方で同一選択肢を使えないので、間違えると一気に大量失点します。そこそこ差がつくので、しっかり対策したいところ。

 

また文法と書きましたが、

毎年並べ替えor空欄補充です。

 

並べ替えは前後の文から空欄の大まかな内容は推測できるし、並べ替える単語・文法レベルも標準的なので、割と簡単です。

空欄補充はたまに出題されて、空欄に文章中の単語を補うなどの問題です。こっちは多少厄介で、答えがなかなか見つからないこともあります。

 

 

解き方

解き方というか、注意すべきポイントを紹介します。

  1. しっかり論理を追う
  2. 空欄の度に解く
  3. 選択肢中の接続詞に注目
  4. 選択肢中の指示語に注目
  5. 選択肢中の固有名詞,代名詞,冠詞

 

まず論理を追いましょう。

本文の話の流れを掴む。
その段落での主張を掴む。

それだけで入りうる選択肢は一気に減らせます。2つくらいには絞り切れます。

よく選択肢を眺めて悩む人がいますが、それは間違いであり、本文の内容理解の方が一見遠回りに見えて、近道です。

空欄の付近だけ読むというのも誤り。

しっかり最初から内容を頭に入れて、じっくり読んでいく。そして一発で正解を選びきる。そっちの方が時間は短縮できます。

 

また空欄が出てくる度に、問題を解きましょう。

選択肢を先に読む必要もないです。余計な情報が入ってきて惑わされます。本文から読んでいって、空欄が出てきたらその段落まで読んで解答。

絶対に記憶が新しいうちに選択肢の吟味をした方がいいです。

もう一度戻ってくるほど時間はかけられません。

 

次に選択肢の注目ポイントですが。

1つ目は接続詞

前後の文章の内容を受けて使われるので、必ずヒントになります。

 

2023年でいえば(b)の「as a result」や(f)の「still」なんかが注目ポイント。

「as a result」は結論・結果を導くときに使う接続詞ですから、空欄の前に根拠となる文章が続く場面に入ります。

また同段落に(b)と同じ内容の主張があれば、主張→理由→再度主張という英語の典型パターンにハマる可能性が高く、その空欄に(b)が入りやすいです。

(f)の「still」も同じく、前文を受けます。

 

2つ目は指示語。

指示語は前出の内容を受けて使うので、どの単語・内容を代替する指示語なのか、わかれば相当絞れます。

2023年なら(c)(d)(e)の「it」が指し示す内容がポイントになります。

空欄に入れてみた時に、itが受ける適切な内容は存在するのか否か。それを基準に判断していきましょう。

 

3つ目は固有名詞,代名詞,冠詞です。

普通新しく人を紹介する時「Mr.White, a scientist who research~~ in ~~ college, says that ~~」みたいに、固有名詞+説明になりますよね。

そして、

次回以降その人を指す場合は「Mr.White」だったり「he/she」で表します。

つまり、この順番が逆になることはないということです。

選択肢に「Mr.White, a scientist who research~~ in ~~ college, says that ~~」と入っていたら、本文中のMr.Whiteを示す代名詞の後の空欄には、その選択肢は絶対入りません。

これは冠詞もそうです。

同じ意味で使う名詞に対して、theの後にaは来ません。

こういう細かい根拠は大事です。

 

 

参考書による対策

文整序の参考書は非常に少なくて、

とりあえず東大英語1Bの演習量確保はこれで行いましょう。

解説も付いてますし、文整序の中ではクオリティが高いです。

 

早稲田の基幹理工学部の英語第三問Bは、毎年文&段落の並び替えが出題されていて、これが割と同じ趣旨の問題になっています。

多少形式は違うものの、選択肢中の何に注目するか。

東大英語1Bの選択肢を選び切る練習には十分なるかなって感じです。

 

ちなみに東大英語の過去問は古くなると、文整序が段落整序だったり、、並び替えだったり、結構出題形式が変わっています。

この形式に対する慣れは、模試の過去問や直近の過去問をやりこんでいくしかないです。

 

 

東大英語 対策
2A 自由英作文

基本情報

目安配点:18点
目安時間:12分

<特徴>

 

こちらは非常に差がつく設問で、できるようになれば短時間で高得点が狙えます。しかし、できない人は長時間かけても点になりません。

 

自由英作文はおおよそ1文10~15wordsなので、5~7文程度の英作文をすることになります。

主張→理由①→具体例①→理由②→具体例②くらいでかくと、ちょうど字数も内容もいい感じにまとまります。

 

おそらく字数の不足した答案は大幅減点もしくは0点なので、60字には絶対乗せるようにしましょう。

ただ露骨な字数稼ぎも減点対象です。

例えば、全部で3文しか書いてないのに、最終文で主張を繰り返したり、ほぼずっと具体例で終わったり。論理的、合理的に綺麗でない作文はダメです。

 

ただ別に1文を複雑に長くする必要はなくて、中学生英語に副詞や前置詞句を付け足した簡単な英文で十分です。

 

最近はおとなしいお題が多いですが、昔は

みたいな何を書いていいかわからない英作文の難問が出たり、2Bも自由英作文だったり、受験生泣かせの出題がありました。

 

 

解き方

解き方としては、

  1. 主張を即決(1分)
  2. 理由・具体例を2つずつ考える(3~5分)
  3. 書き切る(5分)
  4. 文法ミスチェック(1分)

大事なのは、主張を速攻で決めること

主張なんて点数には関係ないので、書きやすそうor自分の考えに近そうと思った方に即決しましょう。悩んでも意味ないです。

2023年なら、「自動車は消えて全部電車になっている」でも「すべて自動運転になっている」でも「自転車が主流になっている」でもなんでもいいです。

そしたらその立場に立って、死ぬ気で理由と具体例を絞り出してください。ここでかかる時間をいかに減らせるかが大事です。

 

例えば一番謎な「自転車が主流になっている」とかを主張にしていたとします。

理由としては、

みたいに適当に作ってしまえば良いのです。

 

ただ主張決めの時に、うっすら理由が思いつく方を選ぶというのもコツ。今回なら環境保護で行こうと思って、「自転車とかエコじゃん」って思いついた感じです。

こんな感じで案が頭の中に浮かんだら、実際に英語で書いていきます。

「草案を日本語で書いてから、英訳する」という書き方もありますが、ガチガチに固めすぎると英訳が難しくなるので、ぼやっと言いたいことだけ考えておくほうがおすすめ。

ちゃちゃっとかき切ってください。

ここも時間短縮ポイント。

 

最後に

あたりのミスしやすい部分のチェックリストを作っておいて、それだけ確認して終わりです。

本番で不意に起こるミスは仕方ないです。一番確率の高いミスを防げれば、それだけで見直しとしては効果を果たしています。

 

 

参考書による対策

ここでほぼ東大を意識して書いているので、こちらを参照ください。

 

 

東大英語 対策
2B 和文英訳

基本情報

目安配点:8点
目安時間:8分

<特徴>

 

東大英語2Bは、割と長い日本語文の英訳になります。大抵の場合は、接続詞(whileとかalthoughとか)を使って、実質2文の英文になります。

 

そして、一番の特徴は直訳できない表現

2023年なら「掘り下げてみると」、2022年なら「それはそれでいいのだが」、2020年なら「眉唾」などなど英訳に困る表現が多数出現します。

「眉唾」なんて「eyebrow and saliva」って訳しても全く点数入らないです。

日本語表現への深い理解も求められます。

その日本語表現を別の言葉で言い換えるならなんなのか。「眉唾ものだ」=「真偽が怪しい、信用できない」と言い換えて、「dubious」「fishy」という英語が出れば満点。

「fake」という単語でも全然及第点。

この直訳できない表現をうまく英訳するのが、2Bの山場です。

 

また前後の文脈から特別な意味を持つ可能性も捨てきれないので、さらっとでいいので、前後の文章も読んでおきましょう。

 

 

解き方

特にないですが、基本例文のストックがあれば、非常に典型的な形の文ばかりなので特に困らないと思います。

直訳できない表現だけ悩んで、って感じです。

 

上手な役が思いつかない場合は、直訳できない表現の品詞や文章中での役割だけ考えて、そこに適当な英語を入れておきましょう。

例えば「眉唾ものだ」なら、形容詞や名詞でCだと判断して、そこに適当な形容詞をあてがって文章を完成させます。

上手な役が思いつかないせいで文章全体の構造が崩れてしまうのが一番勿体無いです。

 

 

参考書による対策

ここでほぼ東大を意識して書いているので、こちらを参照ください。

 

 

東大英語 対策
3 リスニング

基本情報

目安配点:30点
目安時間:5分+30分

<特徴>

 

一番の特徴はリスニングの異常な長さ。

大問1つ500~600wordsです。ちなみに、共通テストのリスニング第五問(表にsmall, largeとか入れたり、数字聞き取ったり、筆者の意見選ぶ一番デカい大問)でさえ300wordsです。

冷静に考えてバグですね。

 

再生速度も正確にはわからないですが、150wpmくらいだと思われます。共通テストが130wpmくらいですが、あれより少し速いです。

単純に聞き取るだけで相当な難易度です。

ただ2回読みなだけまだ優しい。

 

でも選択肢に含まれる内容はすべて本文にあって、聞こえたキーワードで選ぶと全然間違えます。

 

また毎年少し訛りのある英語で放送されています。イギリス英語やアジア系などです。

本場の訛りよりは流石に聞きやすいはずですが、普通の高校生からすると全然聞きにくい。対策なしでは、なかなかしんどいでしょう。

またわざとハッキリ話さない節があるので、そこは要注意です。

 

高難易度ゆえに、できる人とできない人では異常に差がつきます

 

 

解き方

解き方と言っても注意すべきところだけですが、

 

まず下読みの5分間では、A全体とBの前半部分を読みます。そして、Aに戻って質問を完璧に下読みしていきます。

聞き取る能力はある場合、リスニングは基本的に雪崩で崩れることがほとんどなので、最初の大問に命をかけます。

Aがビタビタに聞けると、(5)の解答が終わってから結構時間があります。

放送の最終段落は関係なかったりするので。

そしたらその時間と放送が待ってくれる時間で、Bを完璧に下読みして、、、、

 

って感じです。

 

まあリスニングはなんか小手先の技術ではどうにもならないので、「しっかり勉強してリスニング能力上げて」としか言いようがないです。

 

 

参考書による対策

東大英語リスニングの参考書は結構あります。

 

キムタツの東大英語リスニングシリーズは全部やりました。

非常におすすめ。

Basicは短いパラグラフからリスニングの訓練という感じ。

ノーマルは東大英語のリスニングを10年分似せて作ってあります。普通に演習を積むのにおすすめ。ストラティジーは正直いらないです笑。

superは雑音が入っていたり、訛りの再現、再生速度も甘えがないので、本番よりも高難易度の練習がつめて非常に良いです。本番でも8割は絶対切らなくなります。

本番では放送設備の悪い棟があるので、それに備えた練習にも使えます。

 

お値段は張りますが、12年分の模擬リスニングテスト付きです。

鉄緑会出版ということもあり、使おうか迷いましたが、キムタツシリーズを使っていたのでやめときました。

 

 

また、訛り対策にTEDをおすすめします。

外国人が3分〜でプレゼンをした動画がまとめられています。

字幕は英語も日本語も選べますし、内容も単純に興味深いものが多いので、私は休憩がてら毎日1本きいて音読していました。

割と訛りにもなれます。

あとわからない単語が聞こえてきても推測で補えるようになるので、本番を想定するなら非常に効果的だと思います。

 

 

東大英語 対策
4a 文法

 

基本情報

目安配点:10点
目安時間:5分

<特徴>

 

毎年同じ形式です。

難易度としては、非常に簡単な文法・語法が毎年1,2つ出題されます。

残りは解説を読めばわかるけど、気づくのは困難な問題ばかりで、正答するのは現実的では無いです。

 

簡単なものだけササッと正答して、残りは運で1問くらい当てて4~6点/10点が目安になると思います。

ちなみに文章そのものはそこそこ難しくて、細かく意味を取ろうと思うと結構しんどいです。

 

 

解き方

解き方としては、

くらいでわかりやすい間違いのみを探していきましょう。

文法上のミスではなく、文脈上のミスで選ばせる場合があるので、文意はある程度取りながら読み進めましょう。

それでわからなかったら諦めです。

 

わからないときにマークする記号を決めていてもいいです。

私の友達は結構な頻度で「全部eマーク!」とか「全部cマーク!」とかいました。

 

 

参考書による対策

一応対策参考書はあって、河合シリーズの「東京大学英語1 文法・語法・語句整序」になります。

ただこれは、形式に慣れたところで点数が上がることは無いので、あまり対策価値はないでしょう。

 

 

東大英語 対策
4b 英文和訳

基本情報

目安配点:12点
目安時間:10分

<特徴>

 

毎年長文の中に3つ下線が引かれて、それの単純な和訳問題になります。

下線部分の単語レベル・文法レベルは受験標準〜やや難くらいで、正統に単語・英文解釈の勉強をしていれば問題なく満点がもらえます。

だいたい毎年指示語の把握問題が出ますが、こちらも特別複雑ではなく、通読すればすぐわかる指示語であることがほとんどです。

逆に他の指示語のない設問に関しては、通読なしでも日本語訳できます。

 

ここは少ない時間で高得点をもらうボーナス問題だと思っています。

 

解き方

特別な解き方は無いです。

 

意訳する場面は少ないと思いますが、東大英語はおそらく基本に忠実な日本語訳を好みます。

あまり意訳せず、逐語訳を意識しましょう。

 

指示語がなければ下線部分のみ読んで日本語訳すれば十分です。あれば、1から通読して全体の流れを掴みましょう。

 

 

参考書による対策

一般的な英文解釈の勉強をすれば十分だと思います。具体的に言えば、ポレポレレベルが完璧なら、何も悩むことなく構文は取れるでしょう。

こちらを参考に。

 

4B特有の対策としては、

あたりですかね。

 

中級編くらいで丁度いいと思います。上級編は東大4Bよりは多少難しいです。

ただ過去問もあるので、特別参考書で量をこなす必要もないかとは思います。

 

 

東大英語 対策
5 随筆読解

本文長いので端折ってます。

基本情報

目安配点:22点
目安時間:25分

<特徴>

 

長文がそもそも長いのもそうですが、一番の特徴は随筆特有の読みにくさ

使われる熟語も見慣れないものが多く、時系列が行ったり来たりすることも。「」発言にも話者が明記されず、誰が話しているかわかりにくいです。

行間を読んだり、前置詞や単語のイメージで意味を掴んでいくのが大事。

ある程度慣れないと普通の長文をいくら読める人でも、全然意味がわからないと思います。

 

設問は毎年だいたい固定で、単語穴埋めが5〜7問程度、並び替えが1問、記述説明が2問、内容一致が1問といった感じです。

単純に読みにくいので、要対策。

逆に読めるようになれば一気に解ける設問数が増えるので、高得点への足がかりとなります。

 

 

解き方

特別なものはなくて、

注意して発想力に任せて頑張るしかないです。

 

参考書による対策

おすすめ参考書としては、

安定してありがたいです。

多少簡単な節があるので、そこは我慢ですが形式の練習としてはよい。

 

あとは河合の模試プレステージの過去問でほぼ東大英語5みたいな奴があります。

私は学校の英語教師が進路指導室に保管していたので、それを5年分ほどコピーさせてもらって、小説対策をしていました。

現在どうかは知りませんが、手に入る人はおすすめです。

でも多少簡単なのでこちらも形式の練習にしかならないです。

 

結局過去問が一番なので、27ヶ年を買ってやり込むのが正解な気はします。

 

まとめ

今回は「東大への道 英語編」でした。

要望あれば、私が過去に使った参考書とかも追記していこうと思います。

東大への道シリーズ、まだまだ更新していくつもりなので、ぜひご覧ください。

 

 

モバイルバージョンを終了