大学受験 英語

【英単語帳】理Ⅲも余裕。最強の単語帳『鉄壁』のレベルと使い方。

投稿日:

本当は4月から本郷の東大寮に住むはずだったんですが、募集要項をずっと大学院生の方で見ていて、募集期間が終わっていました(涙)

ということで、

現在東京で家賃3万円前後の物件を探し歩いてるんですね。

エグいのしかないです笑笑。

 

で話変わりますが、

実は鉄緑会シリーズを紹介していなかったな、と思いまして。

今回は鉄緑会シリーズでも一番有名な「鉄壁」を紹介しようと思います。

 

 

目次

鉄壁の基本事項

鉄壁の対象者

  • 難関大志望
  • 基礎単語は覚えた
  • 無機質な単語帳は苦手
  • 時間に余裕がある

 

まず、

東大・京大や早慶、医学部などなど大学受験でも屈指の難関大学を目指そうという、難関大志望者にしかおすすめしません。

MARCH以下の大学であれば(英語の難易度によりますが)、鉄壁は明らかにオーバーワーク。

非効率です。

逆に難関大学志望者でもお釣りが来るほどの単語力が完成するのが「鉄壁」の強みです。やりきれば、難関大でもアドバンテージになります。

基礎単語(シス単Basicやターゲット1200、パス単準二級など)を覚えた人から順次使っていくといいでしょう。

 

apple→りんご
ordinary→普通の
decide→決める

みたいに、ひたすら英語と日本語の対応を無機質に覚えていくだけの勉強が苦手な人には非常におすすめ。

イラストやイメージや関連語、単語の成り立ちなど、いろんな情報と一緒に有機的に単語を覚えた方が、覚えやすい、記憶に定着しやすい、やりやすい。

という人におすすめ。

 

高3夏から使います!
理科が全然終わってなくてヤバいです!

みたいに時間に余裕のない人はやらない方がいいです。

後ほど説明しますが、鉄壁はかなり重い単語帳なので、時間的キャパに余裕がある場合に限って、使うことができる単語帳です。

 

 

鉄壁のレベル

収録レベル
共通テスト〜国公立難関大

 

 

鉄壁というから難単語ばかりかと思いきやそうではなく、共通テストレベルの基礎単語や国公立大学で頻出の重要単語がメインです。ここは完全にカバーできてます。

最後の方に、

いわゆる難単語。早慶や医学部でも出題されるような難しい単語も収録されています。が、ここの網羅度は特別高くなく、難単語でも比較的頻出のものを集めています。

パス単準一級出る度Aくらいまで載ってます。

  

だから、

到達レベルとしては、英語の最難関(早稲田の国際教養や慶應文学)だと少し語彙力は心もとない、くらい。国公立なら最難関大学でも語彙力で負けることは絶対にないレベルです。

前提レベルは、高校基礎レベルの単語帳が仕上がっているくらい、になります。

 

 

鉄壁の内容

見出し語:2,176語
単語総数:3,325語
50 section

 

単語総数3,325語が全部で50 sectionのテーマ別に分かれて、収録されています。

各sectionは複数の「小テーマ」と1つの「review test」からなります。

 

まずは「小テーマ」から。

頻出順ではなくテーマに沿って単語を分ける理由は

同じテーマ・似たような意味・関連語の方が記憶に残りやすいし、英作文なんかでも近くの記憶の引き出しからアウトプットしやすいからです。

amazon サンプルより

各テーマの最初には接頭語や接尾語など単語の成り立ちに関わる部分・イメージが説明されています。

その後、テーマに沿った単語が紹介されていきます。見出し語1語に対して、派生語や関連語がまとまってついてきます。

収録語は3種類に分類されており、

**:共通テストレベル
*:国公立二次レベル
無印:最難関大レベル

基本的に見出し語は*か**です。

単語を使用するときにセットとなる前置詞や文法事項も適宜解説されているので、語法の勉強もしやすいです。

重要な単語にはイラスト(全部で650あるらしい)がついていて、覚える際にイメージしやすい工夫がなされています。

 

そして「review test」

各sectionの一番最後にあるsectionの復習テストです。

全部で40問前後あって、簡易的な小テストなので問題は全然難しくないです。知識の定着を確認するためのものです。

パッパパッパ解いていけると合格ですね。

 

 

鉄壁の特徴

①圧倒的な情報量

基礎単語から難単語まで
日本語訳から語法や使い方まで
派生語・関連語から熟語まで

 

これ1冊で網羅できる範囲は尋常じゃないです。

 

まず総単語数が3,000語以上な時点で、普通の単語帳の1.5〜2倍の収録語数になっています。その時点で網羅性については文句なし。

しかも、

1単語に付属する情報量もすごい。

当然、品詞や日本語訳はついていて、例文やセットの前置詞の非常に豊富です。基本的には、重要な意味ごとに例文がついています。

個人的には語法の解説がセットなのが非常にいいと思っています。

どうしても文法書で語法を勉強すると知識が孤立するし、本当に語法問題でしか生きない知識になりがちです。英作文や和文英訳なんかでは間違えたりする。

そこら辺を有機的につなげると、

将来的に難関大の過去問を解くタイミングでの細かい失点が非常に減ります

これがとても大事。

難関大の受験生なんて全員大筋は捉えられるんです。差がつくのは、いろんな問題の細かい部分部分の失点です。チリツモで差がつきます。

 

関連語や派生語も同じ。

セットで覚えた方が脳科学的に効率的だし、あと英作文を書くときにもアイデアのヒントになることがしばしばあります。

インプットで終わらない単語帳。

それが鉄壁。

 

 

②覚えやすさNo.1

鉄壁より覚えやすさにこだわった単語帳は見たことがないです。

単語の成り立ち
イラスト豊富

イメージ
関連付け

脳の記憶にどうにかして爪痕を残しに来るので、そこら辺の単語帳に比べたら100倍覚えやすいです。これは本当です。

視覚に非常に強く訴えてきます。

 

人間の脳みそ的にも、相互関係の強い記憶の方が覚えやすいです。

絵や他の単語などなどいろんな知識が束になって頭に入ってくるので、暗記が苦手な理系受験生にも自信を持っておすすめできます。

 

 

鉄壁とシス単の比較

まず、

併用は絶対なし

 

レベル帯はほぼ一緒ですし、非常に非効率です。使うなら、どちらか一方に絞って完璧に覚え切ることが大事になってきます。

見出し語の被りはおおよそ1300語ほどで、7割近くの単語が被っています。

さすがに2冊やるのは意味ないでしょう。

 

鉄壁とシステム英単語の比較ですが、

鉄壁システム英単語
収録語数見出し語2,176語
+約1,000語
見出し語約2,000語
+多義語180語
日本語訳複数個1つだけ
語法豊富ほぼなし
例文豊富ミニマルフレーズのみ
周回しやすさしんどい割と楽

 

やはり鉄壁の方が情報量は圧倒的に多いです。

収録語数はシステム英単語の1.5倍でありながら、各々の単語の解説もシステム英単語より充実しています。(シス単もミニマルフレーズでかろうじて?)

語法関連は圧倒的に鉄壁に軍配が上がります。

英作文や和文英訳・語法問題などなど「単語を読めればいい」で終わらない入試問題の場合に、鉄壁は非常に大きな効果を発揮します。

ただその分周回速度的にはシス単が圧勝です。

 

結局、

コストパフォーマンスの話です。

コストをかけてでも高パフォーマンスが欲しいなら「鉄壁」
コストそこそこに相応のパフォーマンスなら「システム英単語」

 

残り時間と志望校で相談です。

残り時間がたっぷりで記述系の入試なら「鉄壁」
残り時間が少なくマーク系の入試なら「システム英単語」

残り時間たっぷりでマーク系なら「システム英単語」でいい。

残り時間少なくて記述系の入試なら、何かを捨てる。英語の点数をある程度諦めて「システム英単語」にするか、他の教科の時間を削って「鉄壁」にするか。

 

この人がすごい細かい比較をしているので興味があればぜひ。

https://gakonai.com/teppeki-review/#st-toc-h-7

 

鉄壁の使い方

とりあえず単語の覚え方の原則はここに書いてあるので、訳わからない人は見てください。

 

鉄壁は、

目安期間:8ヶ月〜1年
目安周回数:30〜50周

を覚悟してください。

 

私の使い方を記しておきます。

  • まず赤字だけ。
    語法や黒字は徐々に(10周目くらいから?)
  • 5秒/単語
    質より量
  • イラストはチラ見。説明文はフル無視
    本当に覚えられない時のみ頼る
  • ギリ忘れる前に復習

というスタンスでいってます。

鉄壁の良さを最初から全取りしようとすると破滅します。徐々に少しずつ全部吸収していく方が賢明です。

 

<まず1~30 section>

期間:5ヶ月
周回数:24周

40分〜50分(通学中)/日
5 section/日

1〜10週間目で1~30 sectionを8割覚えるために12周します。(やることベースでいったので周回すうが半端です)

1週間目:1~5 section
2週間目:6~10 section
3週間目:11~15 section
4週間目:1~15 section
5週間目:1~15 section

これを16~30 sectionにもやります。

 

11~16週間目までで追加で7周。1~10 sectionを2週間、11~20,21~30もそれぞれ2週間ずつ復習します。

17~20週間目までで追加の5周。1~15 sectionを2週間、16~30 sectionを2週間やります。

これで赤字は9割覚えられます。前置詞のセットも何度も見過ぎていて、さすがに7割くらい覚えています。これで一旦1~30 sectionは終わり。

 

<次は31~45 section>

期間:2ヶ月半
周回数:21周

40分〜50分(通学中)/日
5 section/日

  • まず赤字だけ
  • 5秒/単語
  • イラストはチラ見。説明文はフル無視。

 

9週間で21周して、もうあらかた頭に入れてしまいます。31~35 sectionと36~40 sectionと41~45 sectionを1週間ずつ順番に周回していきます。

 

<1~45 sectionを高速復習>

期間:2ヶ月半
周回数:14周(1~30 section)
    18周(31~45 section)

40分〜50分(通学中)/日
10 section/日

※ここら辺から通学中だけだと厳しくて、内職も使い始めます。

10週間で追加14周(1~30)、18周(31~40)をします。31~45 sectionの単語が苦手だったので、割とやり込みます。

1週間目:1~10 section
2週間目:11~20 section
3週間目:21~30 section
4週間目:31~45 section
5週間目:31~45 section

を2回やります。

<46~50 sectionと復習>

ここからは割と適当です。

「46~50 sectionのインプット」「31~45 sectionの復習」「1~30 sectionの復習」を4:4:2くらいのノリでやっていきます。

46~50 sectionの重要度が低いので、完成度は80%を目安に。
31~45 sectionは丁度差がつくので完成度95%を目指します。
1~ 30 sectionは点検がてら、苦手な部分の詰めです。

<完全な点検>

5section/日

10section単位で、どのsectionを極めにいくか毎週決めて、例文付属の単語まで完璧に覚えにいきました。例文・説明文以外はすべて復元できることを目標に。

46~50 sectionは未だに完成度が低かったので、覚えている途中です。

 

 

鉄壁の接続

鉄壁の前にやる単語帳

  • システム英単語Basic
  • ターゲット1200
  • パス単準二級

鉄壁は共通テストレベルの基礎から載せていますが、流石に全く知らない単語を3000語も覚えるのはきついでしょうから、予備知識はあった方がいいです。

3割くらいは知っていると楽でしょう。

速読英単語必修編までやっていたら、鉄壁はちょっとやめておこうかな、ってくらいです。

 

鉄壁の後にやる単語帳

  • 速読英単語上級編
  • リンガメタカ
  • パス単準一級

 

まあ志望校次第です。

大学受験英語でも最難関大学を受験する場合に限り、使ってください。それ以外は鉄壁のsection46~50で十分です。

慶應文学部や法学部、早稲田の国際教養、外国語大学なんかを受験する場合はやったほうがいいかなという感じ。

東大・京大ならいりません。

 

 

まとめ

まさか鉄壁を書き忘れているとは。

これからも重要参考書で書き忘れているものがありそうなので、発掘し次第記事にしていこうと思います。

では。

 

 

 

  

 

 

 

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執筆者:


  1. 速単大好き より:

    ありがとうございます。

  2. 速単大好き より:

    シスタンbasicを30周して、現在パス単2級を進めている中1です。

    ①出る度bまでで英検2級いけますか。

    ②この後鉄壁やっても良いですか。

    • dio より:

      ①いけると思いますが、bまでだと点数にそんなに余裕はないと思います。
      ②いいです。十分進められると思います。

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