大学受験も変革するということで、最近注目されている大学付属校と進学校。
中学受験も流行っています。
そんな大学付属校と進学校ですが、今回は進学校に注目していきたいと思います。
進学校とは何なのか。
進学校の定義は?
など様々な疑問があると思うので、今回はそれについて考えていきます。
※今回紹介する「進学校の定義」や「分類」はあくまでも1つの意見です。参考程度に見てください。
目次
進学校とは
進学校とは、大学・短大への進学割合が高い学校のことです。
1970年代ごろから学歴志向が高まり、学生全体での大学・短大への進学率が高まりました。
その後も進学率は上昇し続けています。(2018年度は57.9%が大学・短大に進学)
そのため、最近では難関大学(難関私立や国公立)に合格する割合が高い学校が進学校と呼ばれます。
なぜ進学校は人気なのか
進学校は先ほど言ったように、難関大学への進学率が高い。そのため
- 頭の良い生徒が集まる
- 学校が受験相談できる
- 先生の経験も豊富
- 学校が塾の代わりになることも
などのメリットがあり、人気なのです。
ライバルも多く、先生や授業の質も高い。相当な進学校へ行けば、塾が不要になるかもしれない。
しかし、これも学校のレベルによります。進学校でも、レベルがそれほど高くなければ生徒のレベルも微妙。先生のレベルも微妙。などがありえます。
最近では
「なんちゃって進学校」、「自称進学校」、「進学校」、「超進学校」の4つに分類されることが多くなってきました。
進学校の分類
「なんちゃって進学校」
進学率は約5割。しかし、進学先は専門大学やFランク大学がほぼすべて。
進学校と言えるのか、どうかも難しい感じです。
高校偏差値で言うと、55前後の学校。
昔、学生全体の進学率が低かったころを基準にして、進学校と名乗っている感じです。
「自称進学校」
進学率は7~8割。しかし、早慶レベルに進学する人はほぼ0。
自称進学校というのは、高校偏差値で言うと55~65くらい。
自称進学校によくあるのが
- 宿題が異常に多い
- 徹底された管理教育
- 補修がやたら多い
- 模試は進研模試
- etc
です。
よくネットで超批判されていますよね。自称進学校は実績が出ないのに、学校こそ一番主義なのが、生徒の気に障るのでしょう。
進学校
進学率は100%。東大合格者数は0~20人ほど(現役)。
進学校は高校偏差値でいうと、65~72くらい。多くの人はMARCHに進学でき、好成績者は早慶にも進学する。
しかし、たいていの進学校は上位の人間が1人で10個近くの合格を勝ち取ってくる。
1人で早慶とMARCHの5学部ほどを受験することで、合格者数を増やしているのです。
でも授業の質はそれなりに良く、進度も速いです。高校1年生の時点で高校2年生の内容にも入ります。
そして、勉強が忙しいらしいです。
超進学校
進学率は当然100%。東大合格者は20人以上(現役)。浪人も含めると40人を超える学校。
高校偏差値で言うと75前後だが、あてにならない。
超進学校はほぼ中高一貫校で高校受験がなく、高校偏差値が正確でない。また、偏差値は75前後になると正確でなくなる。
超進学校の中でも有名どころは東大合格者数ランキングTOP10に毎年ランクインするような学校。(関西の学校は東大から遠いため一概には言えませんが、)
東京で言うと開成、筑波大付属駒場、桜蔭、駒場東邦、麻布、神奈川なら栄光、聖光、関西なら灘や東大寺学園などなどです。
公立で言うと、日比谷高校が有名。
超進学校の特徴
- 授業進度が速い
- 授業はコラム的要素が強い
- 実は超自由
超進学校は基本的に中学生のころには高校1年生の内容を終えます。また、授業の質が非常に高いため、塾がなくても問題ない。
授業はコラム的な要素「三平方の定理の証明方法をできる限りあげる」や「秤をつくって定期テストで使う」など半分ふざけています。
一番は
実は超自由
学校によっては制服がなかったり、校則が「下駄を履いてこないこと」だったり、何でもありです。
またポテンシャルが高い生徒が多く、高校2年生ごろから受験勉強を始めれば東大も十分狙えるので普段は遊び惚けてます。
特に中3高1は日々の平均勉強時間5分くらいで、遊んでます。(テスト前しか勉強しないため)
宿題も出ないし、出てもみんな提出しません。
また超進学校を「鉄緑会」の指定校と定義する場合もあります。鉄緑会については↓を参考にしてください。
まとめ
今回は進学校についての記事でした。
進学校とは、どういう基準・定義なのかも紹介しました。あれはおおよそ一般的な基準を採用したつもりです。
進学校についての参考にしてみてください。
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