今回は学校で配られた「英語の構文150」という参考書について紹介します。
実は私は、「英語の構文150」が配られたとき、入門英文解釈の技術70を完璧にしていました。
そのため配られたとき
「どうせ雑魚参考書だろ。俺はトップクラスの評価を持つ英文解釈の技術シリーズで受験を乗り切るんだ!次は基礎100と決めているんだ!」
と思っていましたが、宿題としてやってみると、
「この参考書分かりやすくないか。あれ?相当なクオリティだな。基礎100はやめて、英語の構文150にしよう!」
と忠誠を誓った英文解釈の技術シリーズをあっさり裏切り、英語の構文150に乗り換えました。
はっきり言います。
こんな良い参考書はない
そこで、今回は知名度は低いですが、良書の「英語の構文150」について熱く語っていこうと思います。
目次
英語の構文150の対象者
英語の構文150はどんな人に向いているのか。
ずばり
英語は若干のFeeling型人間
です。つまり、
「難関大志望の高2」や「基礎からやり直したい高3」におすすめ。
英文法や構文の知識は超基礎なら固まっていて、長文の中には読める文と読めない文が混在している状況。
結局、よくわからない文が多くて、正確に長文の意味を取ることはできず、最終的にFeelingみたいな人です。
セ
英語の構文150の前提レベル
単語レベル:「システム英単語Basic」、「キクタン Entry2000」
解釈のレベル:「基本はここだ!」
※解釈レベルは入門70まであると楽
単語レベルは「速読英単語 入門編」では足りないです。
あとで詳しい解説はしますが、基本例文の単語レベルは低いです。しかし、exerciseの単語レベルはそれなりです。
センター(4000語)弱の単語力は欲しいです。
また、解釈レベルとしては「基本はここだ!」が習得できていれば、使用できます。
入門70が完璧になっていると、半分は復習になるので勉強しやすいとも思います。
英語の構文150の到達レベル
~MARCH・中堅国公立 以上
です。
英語構文150はセンター~MARCHレベルの英文が中心ですが、中には難しい英文も含まれます。
しっかり勉強すれば、MARCH上位学部も余裕。早慶には手が届かないくらいにはなります。
偏差値70を超える人も出てくると思います。
英語の構文150だけでも相当な英文が読めるようになりますが、英文解釈の参考書をもう1冊やれば大学受験レベルは無双できます。
英語の構文150の内容
ページ数:223ページ(99Lesson)
CD:アリ
基本例文:150本
<練習問題>
和訳:495題
英訳:297題
解釈問題:198題
全部やろうと思うと量は結構多いです。
本書は見開き1ページで1Lesson完結タイプ。左ページで「例文+解説」、右ページで「和訳」「英訳」「解釈問題」です。
1Lesson(1or2例文)に対して、5つの和訳と3つの英訳と2つの解釈問題があります。
解釈問題は約100wordsの文章とそれに対する設問で構成されるものです。一般的な長文の問題を短くした感じです。
「和訳」・「英訳」は例文の類題に過ぎないので、最低限「例文+解説」だけ完璧にすれば問題ないです。
英語の構文150の次
- 英文解釈の技術100(無印)
- 解体英語構文
などです。
次の参考書に関して言えば、「英語の構文150」は「基礎英文解釈の技術100」と考えてもらえれば、OKです。
無印100に進むのが、王道かと思います。
英語の構文150の使い方
①基本例文を理解&暗記
練習問題(exercise)は量が多く、基本例文の類題なのであとで勉強します。
まずは「基本例文」を完璧に。
1周目
参考書本体を使います。
- 1Lessonの基本例文を解説を読み理解する
- 意味を考えながら、音読5回
- 「1」「2」を5Lesson分やる
- 5Lesson分まとめて音読5回ずつ
「読む」「理解する」「音読する」だけなので、時間は全然かからないと思います。
そのかわり、基本例文の構造は完璧に理解してください。日本語に訳す必要はないですが、意味は分かるようにしてください。
その状態で全部で10回音読。
次の日は前日の基本例文を5回ずつ音読してから、始めましょう。
全部で99Lessonあるので、5Lesson/日で勉強すれば20日で1周できます。
分かりにくかった構文は「×」を、解説の中で初めて知った知識は「色」を付けておくと、あとで便利です。
2周目
参考書本体を使います。
- 10Lesson分の基本例文を音読5回ずつ
- 「×」は再度音読5回
- 前日の文も音読5回ずつ
ついでに、解説の中で「色」を付けた知識は読んでおいてください。
全例文に対して、ほぼ無意識に理解できるように音読してください。
「×」がついた例文は理解しにくい英文。つまり、無意識な理解からは遠い文章です。
何度も音読することで理解していきましょう。
英語は体育と同じです。理解したら、練習しないと上手くなりません。結局のところ、英語は体で覚えるものです。
3周目
今度は暗記します。
これまでに各英文を20回ずつ音読してきているので、なんとなく暗記していると思います。
これからは、英作文にも使えるように完璧な暗記を目指します。
付属の暗唱基本例文集を使います。
- 基本例文を日本語→英語にする
- 日本語を見た瞬間に英訳できるレベルを目指す
とりあえず、全部「日本語→英語」を瞬時にできるまで勉強してください。もう全部理解していると思うので、効率重視でいいです。
②練習問題(exercise)でアウトプット
①で覚えた基本例文たちをアウトプットしていきます。
和訳と英訳は確認程度に解きましょう。間違えたら、定期的に解き直して正解すればいいです。
大事なのは「解釈問題」です。
より実践に近い形で基本例文を問われるので、ココを中心で勉強していきましょう。
- 時間を計る
- 全訳を作ってみる
- etc
工夫をして、しっかり復習もしましょう。基本例文ほどガチになる必要はないですが、最低5回は音読しておくとよいでしょう。
まとめ
知名度は低いものの、相当な良書であることは間違いないです。
英文解釈の参考書でありながら、
- 英作文の例文暗記集にも使える
- 長文で試せる
- 類題が豊富
こんな参考書は他に見当たらないです。この参考書一冊で、英語の総合力がしっかり上がる。
もちろんCD付きで、リスニングもです。
ぜひとも、英語の構文150で偏差値を爆発させてください。
dioさんは結局基礎100もやりましたか?
やりました。
そうなんですね!
どちらも7周されましたか?
あと、この記事では150をかなりおすすめされてますが解釈のルートの記事では載せていないのは何故でしょうか?
入門70が終わってこれからどうしようか悩んでいます。
理三志望で時間はある程度あります
あと150についてはどこまでやりましたか?
例題のみですか?
全部やってました。
一冊から得られる知識っていう点では150は強いんですけど、他にやりたい文法書とか解釈本を考えると、150は割と被りがでやすい中途半端な立ち位置です。だから正規ルートでは入れないほうが接続がいいと判断してます。
入門終わったら基礎100か自信があればポレポレとかに進むのがオススメです。
了解です!
dioさんと同じように基礎100→ポレポレ→無印100の順でやろうと考えているのですが、理三受験を見据えると、150や透視図は必要ないですか?