仮に塾に行っていても、自分で勉強しなければ成績は上がらない。それが大学受験ですよね。
その中でも英語はトップクラスに、自分でやった量が成績に影響する科目です。
その分、参考書も多い。
そんなわけで、私のおすすめの参考書ルートを紹介します。これで、書店で迷うことはもうないです。
目次
英語 単語帳の参考書ルートのポイント
世の中には英語の参考書が溢れかえっています。
私も英語を独学で学んできましたが、参考書を選ぶときは本当に悩んできました。
みなさんも同じだと思います。
そこで、
その「英語の参考書」を選ぶときのポイントを紹介します。ポイントは2つ。
- 参考書と参考書の接続
- 参考書の学習目的
です。
ちなみに、
を読んでくれた人に言っておくと、英語の参考書は数学の参考書以上に、参考書の質は大差ないです。
ある程度の参考書なら、どの参考書も「質」は変わらないです。
参考書と参考書の接続
例えば、
- 「基本はここだ!」→「ポレポレ」
- 「ネクステ」→「ビンテージ」
みたいな進み方をするのは悪い接続です。
上の接続は、参考書どうしのレベル差がありすぎます。「基本はここだ!」を完璧にしても、到底「ポレポレ」レベルには及びません。
そんな状態で「ポレポレ」に進んでも、時間の無駄。ほぼすべての問題が解けず、結局答えを覚えるだけになりかねません。
下の「ネクステ」→「ビンテージ」は、被りすぎです。というか、同じレベルの参考書です。
実際、この2冊は厚いので、両方ともやろうと思う人は少ないと思いますが、この接続は悪すぎ。
それなら、「ビンテージ」にかける時間を「ネクステ」に費やして、完璧にした方が成績が上がります。
このように参考書と参考書のレベル差を考えないと、時間を無駄に使ってしまいます。
ギャップが大きいほど接続の難易度は上がりますが、時間のショートカットが出来る。
逆に、被りが多いほど接続の難易度は減りますが、時間を無駄にします。
参考書の学習目的
数学は「解法のインプット(基礎)」か「解法のアウトプット(応用)」しかないので、単純でした。
しかし、英語は
- 英単語力
- 英文法力
- 英文解釈力
- 長文読解力
- 英作文力
の5つに分かれています。(リスニング力はCDを音読してれば付くので、省略)
この5つのうち、どの能力を向上させようとして参考書を使うのか。参考書の学習目的が大切です。
例えば、英単語力を上げたい。
そのときに「基礎英文解釈の技術100」を使って、出てきた単語の中から分からない単語を覚えていく。
こんな非効率なことないですよね。だったら、「システム英単語」でも「キクタン」でも、英単語帳を仕上げた方が効率的ですよね。
学習目的に合った参考書を買うのが重要ポイントです。
英語 単語帳の参考書ルート
ここからは、英語の参考書ルートを分野別に紹介していきます。ここでは、英単語です。
以下で紹介する言葉はこのような意味で使ってます。
MRCH…MARCH・中堅国公立が志望校の人
難関…早慶・東大・京大(別途対策が必要な部分は除いています)
順当派…高1、高2から受験勉強を始められる時間に余裕がある人
逆転派…高3から受験勉強を始めるなどの時間が少ない人
日東駒専レベルの場合は「システム英単語Basic」だけやれば、大丈夫です。詳しい話は↓でしてます。
単語帳の参考書ルート MARCH×順当派・逆転派
<ルート>
- 「システム英単語Basic」→「システム英単語」
- 「速読英単語入門編」→「速読英単語必修編」
- 「データベース3000」→「データベース4500」
どれを選んでもいいです。自分が気に入ったものを選んでください。私は「システム英単語Basic」→「速読英単語必修編」のクロスオーバーですw
「データベース」を選んだ人以外で、英熟語も勉強したい人は
- 速読英熟語
- 英熟語ターゲット1000
がおすすめ。
でも、英熟語はやらなくても大丈夫だと思います。ネクステでもやるし、推測できるので。
<やり方>
~高3:1冊目の単語帳
高3~夏休み:2冊目の単語帳
単語帳というのは英語勉強の基本。
例えば、センターレベルの英語を勉強するとき。長文・英文解釈・英文法のどれよりも先にセンターレベルの英単語帳を完成させる必要がある。
つまり、英語の学習段階を1つ上げたら、まず英単語の勉強をする。
単語帳は基本的に2ヶ月以内に覚える。見出し語2000語を超えるような単語帳は、もう少し長くてもいいが、上の単語帳はみんな薄い。
私は
- 毎日300語回す
- 1週間は同じ300語
- 暇なとき、1つ前の300語を復習
で覚えます。1週間も同じ300語をやっていると、週末はすぐ終わるので1つ前の300語を復習していました。
この方法で、単語帳は1ヶ月ちょっとで終わります。その時点では暗記率が8割~9割なので、また周回します。
これで2ヶ月以内に単語帳を完璧にできます。
単語帳の参考書ルート 難関×逆転派
<ルート>
「システム英単語Basic」→「単語王」
これ一択です。
<やり方>
~高3の6月:システム英単語Basic
高3の6月~9月:単語王
シス単Basicは4月、5月の2ヶ月間で覚える。
単語王は単語数が多いので、まずは「確信の807語・飛躍の674語」だけを覚えきってください。
その後に、「勝利の545語・栄光の176語」を覚えてください。
この時間差の間に、MARCHレベルまでの長文や英文解釈を進めてください。
覚え方はさっき紹介した通り、
- 毎日300語回す
- 1週間は同じ300語
- 暇なとき、1つ前の300語を復習
で、覚えて下さい。単語王なら、「フラッシュカード」を買って覚えまくるのも手だと思います。
単語帳の参考書ルート 難関×順当派
<ルート>
- 「システム英単語Basic」→「システム英単語」
- 「速読英単語入門編」→「速読英単語必修編」
- 「データベース3000」→「データベース4500」
に付け足して、
- 速読英単語上級編
- 話題別英単語リンガメタカ
- 鉄壁
- 単語王
の中から1つ選んでください。
「リンガメタカ」で頻出分野の単語を重点的に覚えておくと、有利に受験を勧められます。
東大受験生はみんな「鉄壁」を使いますが、あの参考書はエグイです。青チャート並みのエグさです。
ただ鉄壁は覚えやすいです。合う人には効率的に大量の単語を覚えられます。
分厚い参考書が苦手なら、迷わず「速読英単語上級編」or「リンガメタカ」にしましょう。
<やり方>
~高2の4月:1冊目
高2の4月~夏休み:2冊目
~高3の4月:3冊目
はっきり言っちゃうと、別にもっと遅くにやってもいいんです。でも、難関大志望者はまず「英語」「数学」を固めてから、他教科をやるのがセオリーです。
だから、本当は高2のセンター同日体験模試で180点くらいあると楽です。
高2の終わりまでに、MARCHにも合格できるようなレベルですね。
そう考えると、上のような計画になります。
英語だけを受験するなら、3冊目は高3の夏休みまでに終わればOKです。
まとめ
英単語帳は定評があり、気に入ったものなら問題ないです。
ただ、レベルには気を付けてください。今回紹介した単語帳はレベルはしっかり考えてあるので、接続・志望校レベルともに問題ないです。
今後も「英文法編」「英語長文編」「英文解釈編」を出す予定なので、完成したら見てください。
たぶん、完成するのは少しあとになりそうです。(4月は忙しいので)
では、受験勉強がんばってください。
高1です。evergreenを一単元読んで問題演習という方法はいいと思いますか。
か さん
コメントありがとうございます。
私は悪くない方法だと思います。勉強は「自分のペースで説明を読んで進む方が得意」なのか「人に解説してもらい管理されるのが得意」なのか、という2択です。もし、か さんが前者なら良い方法だと思います。私も似たような方法で文法を勉強しました。ただ精神的に結構くるので、かなり耐久レースです。
ぜひ頑張ってください。
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