大学受験

【古文 勉強法】定期テストで爆発する勉強方法と最強のノート術

投稿日:2019年4月19日 更新日:

 

はい。

新学年が始まり心機一転、勉強をガチで始めようかと、モチベが高いころだと思いますw

 

そういうことで、新学期から古文の定期テストで爆発するための勉強法&ノート術を紹介します。

古文はコスパが良い教科かもしれません。ちょっと努力すれば、すぐに成績が上がります。

ぜひ、今回紹介する最強の勉強法を知って帰ってください。

ちなみに一番最初の段落「古文 最強の勉強法に出会うまで」は私の体験談なので、暇な人だけ見てくださいw

 

目次

古文 最強の勉強法に出会うまで

実は私は、中2、中3と古文を勉強したことがほとんどありませんでした。

数学を参考書で無双したおかげで、学校の授業をなめていたんですよね。

 

そして、いつも定期テスト前に「現代語訳」を丸暗記して、訳から助動詞の意味なんかは想像していました。

しかし、助動詞の「現在推量」なんて知りません。初見の文章は「?」で終わるので、当然あまり点も取れない。

 

しかも、現代語訳を丸暗記しただけなので、古文を読めるようにはなっていなく、すぐに忘れてしまう。

 

そんな中、高1のときに私の学校で評判がよかったK先生に出会います

この出会いが私の古文を進化させます。

(実はこの人、駿台・東進・代ゼミからスカウトも受けたことがあるらしく、東大模試の作成の依頼も受けたそうです。)

 

この人が教えてくれた古文のノートの取り方・勉強法を実践すると、グングン成績が上がりました。

定期テストに初見の問題も出てくるわけですが、解けるんです。

 

着実に古文読解の力がついていきました。

言われたことを素直にやるだけで、古文がどんどん読めるようになりました。本当です。

知識フワフワの状態から2か月程度で古文が爆発します。

みなさんも、このK先生の勉強法ならほぼ確実に古文が爆発するでしょう。定期テストだけでなく、模試でも良い点が取れると思います。

 

ぜひ、見ていってください。

 

古文 最強の勉強法

古文の勉強法は3段階に分かれます。まあ、当たり前ですが

  • 予習
  • 授業中
  • 復習

今回紹介する勉強法では、原則に反して「予習が一番大事」です。授業前日に予習して、授業を受けるのがおすすめです。

では、順を追ってみていきましょう。

 

古文の勉強法<予習編>

①ノートに文章を写す

※黒ボールペンだけ

  • ノートの3分の1に線を引く
  • 右ブロックに本文を移す
  • 最初は1行。行間は2行開ける

※便宜上、ノートの2つの中で大きい方を「右ブロック」、小さい方を「左ブロック」を呼びます。

所要時間:5分~10分

上図のようになればいいです。

これが古文の勉強法の基本形になります。ノートでもルーズリーフでもいいですが、横書きを縦に使った方が読みやすくなります

あと、この後に複数の色を使うので、黒ボールペンで書いた方が見やすくなります。

②分かるところだけ口語訳

※シャーペンしか使わない

  • 本文の右の行に口語訳(鉛筆)
  • 不明な点は印をつける
  • 知らない語を左ブロックに書いておく

所要時間:20分

(ここ画像)

本当に分かるところだけでいいです。「む」や「べし」など少し迷うような意味は左行に書いておきましょう。

「自信がないけど…」程度であれば、調べて構いませんが、どうせ授業で解説してくれるので、ガチになる必要はないです。

 

あと分からない部分に印をつけてください。助詞や助動詞は鉛筆で〇をしておけばいいです。

知らない単語は、後で左ブロックに単語帳形式に作ります。左ブロックの下の方に書き留めておいてください。

 

古文の勉強法<授業編>

やらなければならないことは、

  • 背景知識などの解説を聞く
  • 印をつけた部分の解説を聞く
  • 単語の意味調べ

 

①背景知識の解説を聞く

例えば、徒然草なら

  • 日本三大随筆の1つ
  • 14世紀ごろに成立
  • 作者は兼好法師

は基本で、

  • 序段を含めて244段から成る
  • 中世の隠者文学を代表する作品
  • 仏教的無常観を肯定するような文章

まで覚えておくと、よろしい。

実は「仏教的無常観を肯定する」を意識しながら読むと、話を理解しやすいんですよね。

定期テストにも出題されるし、文章理解の参考にもなるので、ぜひ聞きましょう。

資料集を読むだけの先生の場合は、該当部分を書き写したら、もう聞かなくていいです。

 

②印をつけた部分の解説を聞く

例えば、

ある人、弓射ることを習ふに、諸矢をたばさみて的に向かふ。

徒然草「ある人、弓射ることを習ふに」より

の「習ふに」の「に」が格助詞なのか、接続助詞なのか分からないとします。

 

「に」には識別法があるので、おそらく授業で解説されます。その解説だけを聞いてください。

助動詞の用法を書くくらいなら、右ブロックの本文の左行に書いてください。識別法など、長くなりそうなら左ブロックを使ってください。

 

他の「諸矢をたばさみて…」みたいなところはサラっとでいいです。だって、口語訳出来ているじゃないですか。

自信がないところだけ、印をつけています。

自信があるところは聞く必要なんてないんです。サラッと聞いて、違和感を覚えたら解説に集中してください。

 

そもそも授業ってそういうもんです。分からないことだけ聞けばいいんです。

 

③単語の意味調べ

おそらく、②のように授業を聞いていると、授業中に暇な時間が出来ると思います。

その暇な時間を使って、単語の意味を調べて、左ブロックに単語帳を作ってください。

電子辞書や古語辞典なら、授業中に机でいじっていても怒られません。

 

古文の勉強法<復習編>

復習でやることは

  1. 授業で解説されなかった疑問点の解決
  2. 記憶の定着

で十分ですが余裕がある人は

  1. 関連知識の復習

までやると成績の伸びが違います。私は「関連知識の復習」までやってました。

 

①授業で解説されなかった疑問点の解決

  • 疑問の文章をGoogleに入れる
  • 解説を確認する

所要時間:5分

古文のいいところは、昔あった作品しか扱わないこと、です。古文を創出することはありません。

英語は英作文で、新しい文章が生まれますが、古文にはそれがないので必ずネットに解説が載っています。

どこかに口語訳と解説があります。

 

だから、偉大なGoogleさんを使いましょう。

その解説はノートに書いておきましょう。

ただし、信頼できないサイトは止めましょう。特に完了・存続の助動詞「り」の意味は間違っているサイトが多いです。

 

②記憶の定着

  • 古文単語を見て、意味を覚える
  • 印の解説をもう一度読む
  • 音読5回

所要時間:15分

まずは、授業内容の復習です。

単語を見る➡意味を確認➡単語を見る…

で古語は覚えてください。そして、印の解説部分を読み直して文法の復習をしてください。

 

これで知識はOK。

最後に「音読」を5回してください。気に入った文章は1文まるごと覚えてください。

結局、古文は外国語です。単語覚えて、文法覚えて、英語みたいに勉強しなきゃ読めません。

音読することで、古文に対する「感覚」が出てきます。活用形や係助詞など、に気づきやすくなります。

 

一番大切なのは「気に入った文を覚えること」です。

いつか助動詞の意味を忘れても、文を覚えていればそこから活用形も意味も思い出せます。

男もすなる日記というものを、女もしてみむとてするなり。

土佐日記

を覚えようと思えば、自然と口語訳も入っています。

「男が書くという日記というものを、女もしてみようと思って書くのである」

体系古典文法

も覚えていれば、

「すなる」=伝聞の助動詞「なり」で、終止形接続

「するなり」=断定の助動詞「なり」で、連体形接続

 

と「なり」の識別を覚えることができます。

別に出てきた文章全部を覚えろ、とは言ってません。気に入った文章を覚えろ、ということです。

例えば、和歌が身に染みたなら、和歌を丸ごと覚えてください。縁語や掛詞などを覚えられます。

1段落につき1文を暗記

を目標にやってみてください。これの効果は絶大です。

 

③関連知識の復習

所要時間:無制限

定期テストで高得点を取るだけなら、③は必要ないです。しかし、古文をガンガン勉強したい場合はぜひやってほしいです。

 

というのは「授業で扱った文法事項に関連するものを復習」することです。

例えば、先ほどの

男もすなる日記というものを、女もしてみむとてするなり。

土佐日記

なら、

学校の古文文法の教科書で「なり」の近くに出てきた助動詞を復習する。「してみむ」の助動詞「む」を復習する。

そんな小さなことでいいです。

 

他にも

ある人、弓射ることを習ふに、諸矢をたばさみて的に向かふ。

徒然草「ある人、弓射ることを習ふに」より

なら、

「に」の識別をやったから、接続助詞「に」の用法の復習。格助詞「に」の用法の復習。

そして、接続助詞「に」を文法書で復習すると「を」「に」「が」のくくりで出てくるでしょう。

それも一緒に覚えてください。(覚えると言ってもサラッとでいいです。)

 

こんな風にたまたま見つけた文法事項を復習すればいいです。別に、前回の授業の復習でもいいです。

この「ちょっとプラスの知識」が積み重なると、数ヶ月で文法がガッチリ固まります。

 

古文の勉強法<定期テスト直前>

定期テスト直前は

  • 印部分の復習
  • 単語の覚えなおし
  • 意味を考えながら音読

これだけで余裕で高得点が取れます。

 

印部分という自分の苦手だけ重点的に復習し、単語を固める。

これで文章に分からない部分は存在しないはず。最後にダメ押しで「意味を考えながら音読」です。

1文音読したら、口語訳を思い浮かべる。

を繰り返してください。ノートでやると口語訳が目に入るので、教科書に残っている白文で音読してください。

まとめ

今回紹介した古文の勉強法は「もっとも効率的」かつ「最大限効果の出る」勉強法です。

1授業に対して1時間勉強すればいいんです。

 

それだけで本当に成績は上がります。少なくとも、私は爆発しました。やるかやらないかは自分次第ですが、やれば効果は出ます。

ぜひ、信じて勉強してみてください。

 

  

 

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