はい。
新学年が始まり心機一転、勉強をガチで始めようかと、モチベが高いころだと思いますw
そういうことで、新学期から古文の定期テストで爆発するための勉強法&ノート術を紹介します。
古文はコスパが良い教科かもしれません。ちょっと努力すれば、すぐに成績が上がります。
ぜひ、今回紹介する最強の勉強法を知って帰ってください。
ちなみに一番最初の段落「古文 最強の勉強法に出会うまで」は私の体験談なので、暇な人だけ見てくださいw
目次
古文 最強の勉強法に出会うまで
実は私は、中2、中3と古文を勉強したことがほとんどありませんでした。
数学を参考書で無双したおかげで、学校の授業をなめていたんですよね。
そして、いつも定期テスト前に「現代語訳」を丸暗記して、訳から助動詞の意味なんかは想像していました。
しかし、助動詞の「現在推量」なんて知りません。初見の文章は「?」で終わるので、当然あまり点も取れない。
しかも、現代語訳を丸暗記しただけなので、古文を読めるようにはなっていなく、すぐに忘れてしまう。
そんな中、高1のときに私の学校で評判がよかったK先生に出会います。
この出会いが私の古文を進化させます。
(実はこの人、駿台・東進・代ゼミからスカウトも受けたことがあるらしく、東大模試の作成の依頼も受けたそうです。)
この人が教えてくれた古文のノートの取り方・勉強法を実践すると、グングン成績が上がりました。
定期テストに初見の問題も出てくるわけですが、解けるんです。
着実に古文読解の力がついていきました。
言われたことを素直にやるだけで、古文がどんどん読めるようになりました。本当です。
知識フワフワの状態から2か月程度で古文が爆発します。
みなさんも、このK先生の勉強法ならほぼ確実に古文が爆発するでしょう。定期テストだけでなく、模試でも良い点が取れると思います。
ぜひ、見ていってください。
古文 最強の勉強法
古文の勉強法は3段階に分かれます。まあ、当たり前ですが
- 予習
- 授業中
- 復習
今回紹介する勉強法では、原則に反して「予習が一番大事」です。授業前日に予習して、授業を受けるのがおすすめです。
では、順を追ってみていきましょう。
古文の勉強法<予習編>
①ノートに文章を写す
※黒ボールペンだけ
- ノートの3分の1に線を引く
- 右ブロックに本文を移す
- 最初は1行。行間は2行開ける
※便宜上、ノートの2つの中で大きい方を「右ブロック」、小さい方を「左ブロック」を呼びます。
所要時間:5分~10分
上図のようになればいいです。
これが古文の勉強法の基本形になります。ノートでもルーズリーフでもいいですが、横書きを縦に使った方が読みやすくなります。
あと、この後に複数の色を使うので、黒ボールペンで書いた方が見やすくなります。
②分かるところだけ口語訳
※シャーペンしか使わない
- 本文の右の行に口語訳(鉛筆)
- 不明な点は印をつける
- 知らない語を左ブロックに書いておく
所要時間:20分
(ここ画像)
本当に分かるところだけでいいです。「む」や「べし」など少し迷うような意味は左行に書いておきましょう。
「自信がないけど…」程度であれば、調べて構いませんが、どうせ授業で解説してくれるので、ガチになる必要はないです。
あと分からない部分に印をつけてください。助詞や助動詞は鉛筆で〇をしておけばいいです。
知らない単語は、後で左ブロックに単語帳形式に作ります。左ブロックの下の方に書き留めておいてください。
古文の勉強法<授業編>
やらなければならないことは、
- 背景知識などの解説を聞く
- 印をつけた部分の解説を聞く
- 単語の意味調べ
①背景知識の解説を聞く
例えば、徒然草なら
- 日本三大随筆の1つ
- 14世紀ごろに成立
- 作者は兼好法師
は基本で、
- 序段を含めて244段から成る
- 中世の隠者文学を代表する作品
- 仏教的無常観を肯定するような文章
まで覚えておくと、よろしい。
実は「仏教的無常観を肯定する」を意識しながら読むと、話を理解しやすいんですよね。
定期テストにも出題されるし、文章理解の参考にもなるので、ぜひ聞きましょう。
資料集を読むだけの先生の場合は、該当部分を書き写したら、もう聞かなくていいです。
②印をつけた部分の解説を聞く
例えば、
ある人、弓射ることを習ふに、諸矢をたばさみて的に向かふ。
徒然草「ある人、弓射ることを習ふに」より
の「習ふに」の「に」が格助詞なのか、接続助詞なのか分からないとします。
「に」には識別法があるので、おそらく授業で解説されます。その解説だけを聞いてください。
助動詞の用法を書くくらいなら、右ブロックの本文の左行に書いてください。識別法など、長くなりそうなら左ブロックを使ってください。
他の「諸矢をたばさみて…」みたいなところはサラっとでいいです。だって、口語訳出来ているじゃないですか。
自信がないところだけ、印をつけています。
自信があるところは聞く必要なんてないんです。サラッと聞いて、違和感を覚えたら解説に集中してください。
そもそも授業ってそういうもんです。分からないことだけ聞けばいいんです。
③単語の意味調べ
おそらく、②のように授業を聞いていると、授業中に暇な時間が出来ると思います。
その暇な時間を使って、単語の意味を調べて、左ブロックに単語帳を作ってください。
電子辞書や古語辞典なら、授業中に机でいじっていても怒られません。
古文の勉強法<復習編>
復習でやることは
- 授業で解説されなかった疑問点の解決
- 記憶の定着
で十分ですが余裕がある人は
- 関連知識の復習
までやると成績の伸びが違います。私は「関連知識の復習」までやってました。
①授業で解説されなかった疑問点の解決
- 疑問の文章をGoogleに入れる
- 解説を確認する
所要時間:5分
古文のいいところは、昔あった作品しか扱わないこと、です。古文を創出することはありません。
英語は英作文で、新しい文章が生まれますが、古文にはそれがないので必ずネットに解説が載っています。
どこかに口語訳と解説があります。
だから、偉大なGoogleさんを使いましょう。
その解説はノートに書いておきましょう。
ただし、信頼できないサイトは止めましょう。特に完了・存続の助動詞「り」の意味は間違っているサイトが多いです。
②記憶の定着
- 古文単語を見て、意味を覚える
- 印の解説をもう一度読む
- 音読5回
所要時間:15分
まずは、授業内容の復習です。
単語を見る➡意味を確認➡単語を見る…
で古語は覚えてください。そして、印の解説部分を読み直して文法の復習をしてください。
これで知識はOK。
最後に「音読」を5回してください。気に入った文章は1文まるごと覚えてください。
結局、古文は外国語です。単語覚えて、文法覚えて、英語みたいに勉強しなきゃ読めません。
音読することで、古文に対する「感覚」が出てきます。活用形や係助詞など、に気づきやすくなります。
一番大切なのは「気に入った文を覚えること」です。
いつか助動詞の意味を忘れても、文を覚えていればそこから活用形も意味も思い出せます。
男もすなる日記というものを、女もしてみむとてするなり。
土佐日記
を覚えようと思えば、自然と口語訳も入っています。
「男が書くという日記というものを、女もしてみようと思って書くのである」
体系古典文法
も覚えていれば、
「すなる」=伝聞の助動詞「なり」で、終止形接続
「するなり」=断定の助動詞「なり」で、連体形接続
と「なり」の識別を覚えることができます。
別に出てきた文章全部を覚えろ、とは言ってません。気に入った文章を覚えろ、ということです。
例えば、和歌が身に染みたなら、和歌を丸ごと覚えてください。縁語や掛詞などを覚えられます。
1段落につき1文を暗記
を目標にやってみてください。これの効果は絶大です。
③関連知識の復習
所要時間:無制限
定期テストで高得点を取るだけなら、③は必要ないです。しかし、古文をガンガン勉強したい場合はぜひやってほしいです。
というのは「授業で扱った文法事項に関連するものを復習」することです。
例えば、先ほどの
男もすなる日記というものを、女もしてみむとてするなり。
土佐日記
なら、
学校の古文文法の教科書で「なり」の近くに出てきた助動詞を復習する。「してみむ」の助動詞「む」を復習する。
そんな小さなことでいいです。
他にも
ある人、弓射ることを習ふに、諸矢をたばさみて的に向かふ。
徒然草「ある人、弓射ることを習ふに」より
なら、
「に」の識別をやったから、接続助詞「に」の用法の復習。格助詞「に」の用法の復習。
そして、接続助詞「に」を文法書で復習すると「を」「に」「が」のくくりで出てくるでしょう。
それも一緒に覚えてください。(覚えると言ってもサラッとでいいです。)
こんな風にたまたま見つけた文法事項を復習すればいいです。別に、前回の授業の復習でもいいです。
この「ちょっとプラスの知識」が積み重なると、数ヶ月で文法がガッチリ固まります。
古文の勉強法<定期テスト直前>
定期テスト直前は
- 印部分の復習
- 単語の覚えなおし
- 意味を考えながら音読
これだけで余裕で高得点が取れます。
印部分という自分の苦手だけ重点的に復習し、単語を固める。
これで文章に分からない部分は存在しないはず。最後にダメ押しで「意味を考えながら音読」です。
1文音読したら、口語訳を思い浮かべる。
を繰り返してください。ノートでやると口語訳が目に入るので、教科書に残っている白文で音読してください。
まとめ
今回紹介した古文の勉強法は「もっとも効率的」かつ「最大限効果の出る」勉強法です。
1授業に対して1時間勉強すればいいんです。
それだけで本当に成績は上がります。少なくとも、私は爆発しました。やるかやらないかは自分次第ですが、やれば効果は出ます。
ぜひ、信じて勉強してみてください。
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