今回は英語長文ハイパートレーニングです。
キムタツの速読特訓ゼミ→全レベル→レベル別→ポラリスと使ってきたわけですが、今までの中で一番の長文問題集。
普段から書店で見て、よさそうな問題集を選んで使っているので、上の問題集も相当な良書なんですけどねw
おそらく、この先も英語長文ハイパートレーニングよりも良い長文問題集は現れないんじゃないかなと思います。
目次
英語長文ハイパートレーニングの概要
英語長文ハイパートレーニングのレベル
英語長文ハイパートレーニング1 | 超基礎編 | 基礎 |
英語長文ハイパートレーニング2 | センターレベル編 | MARCH |
英語長文ハイパートレーニング3 | 難関編 | 早慶 |
超基礎編のレベルは難関高校入試~大学受験基礎くらい。
高校1年生や英語が苦手な高校2年生におすすめのレベルですが、高校3年生でもまったく勉強してこなかった人には使えます。
ちなみに超基礎→センターレベル編の接続はできないので、間に何か入れてください。
センターレベル編は「やさしい理系数学」みたいなもので、名前詐欺ですw
センター試験~MARCHレベルの英文が並んでいるので、センターレベル編をやり切ればセンターでも9割こえる。
私はセンターレベル編をやり終えた時点で受けた「センター試験本番レベル模試(東進)」の英語で198点でした。
だから英語が苦手な人がセンター試験を攻略するために使うのはあまりオススメできません。
難関編は早稲田や同志社などの英語最難関クラスを中心に英文をのせているので、難関大志望者にはもってこいのレベル。
長文問題集のなかでもトップクラスの難易度です。
必要な語彙レベル。
超基礎編…シス単Basic,キクタンEntry
センターレベル編…シス単、速単必修、キクタンBasic
難関編…鉄壁、単語王
超基礎編は高1レベルの単語が分かれば読めると思うので、シス単Basicで十分です。
私は鉄壁のsection30まで完璧にしてセンターレベル編をやったら余裕でした。シス単が終わってれば行けると思います。
難関編は普通に過去問なので、ちゃんと単語を仕上げてから挑みましょう。
ハイパートレーニングは構文の解説が非常に詳しいので、解説を読めばほぼ100%理解できると思います。
しかし、解説頼りでは問題が解けないので一応紹介。
超基礎編…基本はここだ!
センターレベル編…入門70
難関編…ポレポレ
超基礎は簡単な英文ばかりなので、基本はここだ!が出来ればOK。
センターレベル編ではクジラ構文なんかは出てこないので入門英文解釈の技術70で足りると思います。
難関編はポレポレくらい読めないと厳しいですね。
英語長文ハイパートレーニングの内容
長文はすべて大学入試の過去問からとってきていますが、初版は2004年なので古くもないですが新しくもないです。
最近の傾向の「宇宙」なんかが網羅されていないのを見ると、流行にはそこそこ乗っている程度です。
そこは「英語長文ポラリス」には及ばないですね。
文字数は350~450wordsの文章が多く、目標解答時間もあるので自分の成長は実感しやすい作りになっています。
英語長文ハイパートレーニングの特徴
①とにかく解説の質が高い
1英文1英文にSVOCMと構文解説があります。しかも重要単語・熟語はすでにまとめてある。
判別の難しい「不定詞」や中身の分かりにくい「指示語」、「強調構文」などの重要構文が1文1文解説されているんです。
いちいち文法書で調べる必要もない。
昔の英文解釈の問題集を見返す必要もない。
英語長文ハイパートレーニングは読み進めていくだけで、誰でも完全に理解できるように解説されています。
だから非常に使いやすい。
選択肢の解説も当然分かりやすいです。
正解の選択肢の根拠がどこに書いてあるのかはもちろん、不正解の選択肢が本文のどこと矛盾するのかまで書いてあります。
また正解に辿り着くまでの考え方が書いてある解説も多いです。
つまり、その解き方を吸収できれば一気に正答率が上がります。
日本語訳の問題もポイントとなる重要表現や構文をしっかり明記してくれるので、注意するところが分かりやすいです。
あの解説を読んだら、どんな問題も納得して復習できると思います。
独学者や初心者に超おすすめ。
②超使いやすい
そして音読用の「スラッシュリーディング」と「白文+全訳」が便利。
スラッシュリーディングは意味のカタマリごとにスラッシュで分けられている英文を読むことです。
カタマリごとに理解できるようになるので、英文の理解が速くなり、速読もリスニングも強化されます。
しかもカタマリごとの意味がすぐ下に書いてあるので、音読しながら意味を確認することも可能。
慣れてきたら「白文」で音読していけば、自分の理解度をチェックできます。
あとCDの速度もちょうどよくて、何も見ないでシャドーイングしても十分に追える速度です。
解説の質が高いし、音読もしやすい内容構成でメチャクチャ使いやすいのが特徴です。
英語長文ハイパートレーニングの使い方
①真剣勝負
まずは普通に解く。
目標解答時間内に解き終われば、まったく問題ないですし、万々歳です。
ただ、もし目標時間内に解き終わらなかったときは解き終わるまで続けてください。
試験本番ではないので、時間が来たからやめるのでは勿体ないです。
目標解答時間はあくまで「目標」なので、あまりこだわらずに解きましょう。
②復習
まずは「徹底精読」というパートの1文1文の解説を読みながら、理解していきましょう。
そのついでに知らなかった単語・熟語も一覧にマーカーしながら進んでください。
今までは「SVOCMを振ってから解説を読め」みたいなこと言ってましたが、実はSVOCM振る意味ってほとんどない説が浮上中です。
だって分からない構文は全く分からないですし、分かる構文ならSVOCM振る意味ないですし。
最近、私も勉強法を見直しているさいに気づきました。
だから、SVOCMは振らなくていいと思いますw
そして音読
これは命です。最終的には
5回×6セット=30回
音読するのが目標です。
音読すればするほど英語脳が作られていくので、英文を英語のまま理解できるようになっていきます。
だから黙読スピードも速くなり、時間内にすべての問題を解くのが余裕になります。
あと音読するときにCDを聴きながらあとを追うように音読するので、発音矯正にもなります。
正しく発音でき、CDもたくさん聴き、理解速度も上がれば、リスニング力は当然のように向上します。
音読こそ英語を伸ばすカギ
ということで
「当日の英文」+「昨日の英文」+「一昨日の英文」を音読して、1周するあいだに15回音読します。
つまり、2周目も行きますw
③2周目
やることは1周目と同じです。
ただ音読のときに文章を見ずに「てぶらで」CDを追いかけながら音読してみてください。
シャドーイングという音読法です。
ここまで出来れば、合格。
1周目で15回も音読しているので、8割くらいはシャドーイングで行けると思います。
ただ苦手なところは何度も詰まるので、そこを克服してみてください。
シャドーイングができるようになれば、文章を吸収できている証拠なので、自信をもって次の参考書へ行きましょう。
そのころには黙読速度もリスニングも今より一段上のステージに入っていると思います。
↑これ本当だから!
まとめ
英語長文ハイパートレーニングはエグイ良書なので、ぜひ使ってみてください。
音読学習は最低でも1ヶ月、できれば3ヶ月続けてみてください。
私は1ヶ月半かかって、急に長文の問題集の正答率がバカ上がりしだしました。ハイパー2の途中からほぼノーミスです。
最初は1題ごとに2,3ミスもしていたのに。
毎日続ければ、必ず成績は上がります。
あとはやるだけなので頑張ってください。