偏差値って何?
定期テストのときは点数しか出ないけど、模試を受けるとだいたい50前後の謎い数値がでるよな…
だけど、
その偏差値の意味って何なんだ???
実は全国の90%の人は同じ疑問を持っています。
みんな
「あ~偏差値ってあれでしょ。あれ。あの、テスト受けると出るあれでしょ。」
くらいしか理解してませんw
安心してください。
今回はその「偏差値の意味」を紹介します。
※ちなみに90%という数値はテキトーなんで気にしないでください。
目次
偏差値の意味とは?

偏差値の意味とは何なのか。
簡単に言えば、
自分の立ち位置
を表しています。
偏差値70といえば、
上位層。エリート、トップ層。
偏差値60といえば、
まあまあ。勉強はできる方。
偏差値50といえば、
ごく普通。ただ普通。マジ凡人。
偏差値40といえば、
ちょっと勉強は苦手かな~
偏差値30といえば、
脳筋
はい。偏差値30の方には申し訳ないことを言いましたw
でもまあそんな感じ。
偏差値っていう数値を見れば、自分がだいたい集団のどこにいるかが分かるわけです。

偏差値70以上の人は上位2%。偏差値50以上の人は50%いる。偏差値30以下の人は下位2%のように読んでください。
受験は競争です。
人と比べて優れていれば合格する仕組みになっています。だから偏差値のように、みんなと比べた自分の立ち位置が分かるのは便利なんです。
逆に
テストの点数って曖昧です。
A君が「70点を取った!」と言っても、
平均点が70点のテスト
か
平均点が30点のテスト
で意味は全然違いますよね。
平均点70点で70点とっても普通ですが、平均点30のテストで70点を取ればヒーローです。
だから、友達に「~~点とったんだ!」といきなり言われても凄いのか、どうか判断できません。
しかし、「偏差値~~とったんだ!」と言われれば、上位にいるのか下位にいるのか、それとも普通なのかが一目瞭然です。
自分の立ち位置を数字で表現できるのが偏差値のいいところ!
偏差値の基準とは
じゃあ、偏差値って何を基準に決めているのか。
平均点からの差
で偏差値は決まります。
大事:平均点の人を偏差値50とします。
そして、平均点から点数が離れていればいるほど、偏差値も50から離れていきます。
もちろん、点数が平均点よりも高ければ偏差値も50より高くなっていきます。
偏差値85っていったら、「平均点の2倍くらいあんのかなぁ」と思ってください。
偏差値25っていったら、「脳みそにカニみそ詰めてんのかなぁ」と思ってください。
偏差値の意味については、かなり感覚的に分かってきたのではないでしょうか。
偏差値の欠点

ここまではアバウトな偏差値の話をしてきました。
ここからは少し詳細な話。
偏差値というのは
相対評価
です。
つまり、「自分の勉強の成果がどれくらいか」ではなく「周りに比べて、自分がどれくらいか」なのです。
だから
世界中のみんながスポンジボブなら、自分の偏差値は高くなりますよね。
逆に、世界中の人が全員アインシュタインなら自分の偏差値は低くなります。
ここまでは簡単ですよね。
みんなに比べて、自分の立ち位置を表しているのが偏差値ですから。
そして、模試は
受けた人を全員と仮定する
つまり、進研模試なら進研模試を受けた人が仮に受験生全員だったとしたら。
模試の世界で考えられるのは、”模試を受けた人”だけです。
だから模試の偏差値というのは
”模試を受けた人”の中で、自分がどのあたりに位置しているか。
”模試を受けた人”が、みんなスポンジボブの場合と、みんなアインシュタインの場合では
自分の学力は同じでも偏差値が大きく変わるんです。
大学受験だと、進研模試だと偏差値70なのに駿台模試を受けると偏差値45くらいになってしまう。
それは、
進研模試を受けている人が”ゆかいな仲間たち”で、駿台模試を受けている人が”東大志望の猛者”だからです。
”ゆかいな仲間たち”と一緒に模試を受ければ、周りはバカなわけですから、自分の立ち位置は自然と上になります。
つまり偏差値は高くなります。
”東大志望の猛者”と一緒に模試を受ければ、周りは化け物ばかりなので、自分の位置が低いのも当たり前。
偏差値は低くなります。
だから結局「偏差値~~だったよ!」と言われたところで、その人と同じ模試を受けた人がバカか秀才かで凄さが変わる。
つまり、
偏差値でも客観的にすごさを数値化できてるわけではない。
だから偏差値の意味をしっかり理解している人は、「~~の模試で偏差値○○だった」と言います。
偏差値の算出方法
一応、ちゃんとした偏差値の算出方法を紹介しておきます。
偏差値
=10×(得点-平均点)÷標準偏差 +50
標準偏差というのは、数学1Aのデータの分析で習います。
X=平均
みんなの点数をX1、X2、X3 … Xn として、n人いるとします。
S2={ (X1-X)2+(X2-X)2+…+(Xn-X)2 } ÷n
標準偏差=S
となります。
思っていたよりは単純な算出方法だったと思います。
この式を見れば、今まで話してきたことにも納得できると思います。数学が嫌いじゃない人は理解してみてください。
偏差値の上げ方① 簡単なやつ
今までの話の概要が分かっている人なら気づいていると思います。
雑魚い模試を受ける
これで一瞬で偏差値は上がります。
実力はまったく上がっていませんがねw
頭の悪そうな人たちと一緒に同じ模試を受ければ、自分は頑張らなくても偏差値を上げることができます。
親に怒られたら、ご機嫌取りに一度チャレンジしてみてくださいw
偏差値の上げ方② 真面目に
仮に自分が成長したとしても、
みんなも同じ速度で成長していれば
みんなと比べたら成長してない
つまり立ち位置は変わってない。偏差値も伸びていないというわけです。
だから他の人たちを上回る速度で成長していくことが、偏差値を上げる唯一の方法です。
だから同じやり方をするなら勉強時間を圧倒的に増やさないと偏差値は上がりませんよね。
でも、そんな勉強したいわけじゃないし。
なら、勉強法を変えて効率的な方法を取っていく。
勉強時間が同じでも、効率が良くなれば効果も上がる。伸び幅は大きくなって、偏差値は上がっていく。
私は、勉強法を工夫することが最強の方法だと思っています。
ちなみに、数学が一番効果が出やすいのでぜひ。
まとめ
偏差値の特性については、わかってくれたと信じていますw
偏差値を上げるには、やっぱり勉強しなきゃダメです(クソみたいな方法をのぞいたら)
ただ、出来るだけ楽に偏差値を上げる方法はあります。
それを使えば、最小限の努力で偏差値を最大限まで上げられます。
ぜひ挑戦してみてください。
入門英文法問題精講4訂版をやっているのですが、左1pに問題、右1pに左の問題の解説が一つずつのっています。間違えた問題を右のページで確認して納得する…..。ここまではできるのですが、最終的にに一問、一問の間違いを減らしていきdioさんが受けたセンター試験の模試で入門英文法問題精講でやった問題がでるのか不安です。さすがにこれは杞憂でしょうか。dioさんが模試で出た問題を解いてみた感じ、「参考書でやったのがでてる。」という感触はありましたか?表現が難しいですね…..。そこのところ教えていただけると嬉しいです!
まあ基本は同じ知識を問うてるなと思います。こういうのは参考書を完璧にしないと実感しづらいので頑張ってください。
ありがとうございます!おっしゃる通り、実感する、というのは参考書を完璧にするという一つのゴールの先にある特権ですね。がんばります。