今回紹介するのは、
ポレポレ英文解釈
プロセス50
西きょうじの良書中の良書でありながら、大学受験の英文解釈解でハイパー有名なポレポレの使い方とレベルをしっかり紹介します。
ぜひポレポレで英語マスターを目指してください。
目次
ポレポレの内容
ポレポレの対象者
・センター長文読解なら余裕がある
・英語の勉強が一通り終わった
・早慶クラスを志望している
のような人がポレポレの対象者です。
センター試験レベルの大学受験でいうと英語の基礎なら余裕をもってスラスラ読み進めることが出来る。
単語帳も1、2冊終わったし、文法も基礎はバッチリ。
センター試験でも8割を切ることはあまりない。
だけど将来的にはもっと難しい英文を読む訓練をしないといけない。
そんな人におすすめ。
早慶志望ならやってほしいし、MARCHや関関同立の英語で稼ぎたいという人はポレポレを勉強しておくべきです。
ポレポレのレベル
前提レベル:センター8割
単語や文法など分野別でいうと、最低限
単語:システム英単語、ターゲット1900
英文解釈:入門英文解釈の技術70
私は単語帳は鉄壁、英文解釈は基礎100まで終わらせてからやりました。
そこまでやる必要はないかとも思いますが、単語はそこそこ難しいです。余裕があれば、私と同じ√の方がおすすめ。
到達レベル:GMARCHは余裕・早慶合格
到達レベルは相当高いです。
かなり難しい英文であろうとも、構文をとれます。日本語訳もかなり上手くなるので相当レベルアップします。
あと勉強するとすれば「透視図」くらいでしょう。
京大、早慶以外ならポレポレを最後の英文解釈の参考書にしても大丈夫なレベルです。
ポレポレのボリューム
例題数:50題
約100 words/1題
真面目にSVOCMを取って日本語訳して、音読したら1題につき20分前後かかります。
1周するのに「15~20時間」くらい必要でしょう。
ポレポレの特徴
①クソ使いやすい
こればっかりは「使ってみれば分かります」としか言えませんw
見開き1ページで1例題を解説していくという、英文解釈の技術シリーズと同じ形をとっています。
いつも同じ形式を繰り返すからこそ、効率的な勉強が可能になってくると思います。
ポレポレのように見やすく、使いやすい参考書は勉強がメチャメチャはかどります。
②解説がメチャメチャ優秀
ポレポレの良いところはやっぱり、
解説の分かりやすさ
英文の構造をしっかりと論理的に紐解いていく感じがとても分かりやすいです。理系の人にも使いやすいと思います。
「~~は主語になりえなく、次の~~も動詞であるから、その次の名詞が主語。つまり倒置」みたいな感じ。
可能性を潰しながら、構造を探していくのが数学チックで好きです。
また、itやthemなどよく出てくる代名詞の中身もしっかり解説してくれるし、どういうときに倒置されるかなども教えてくれます。
その英文を解説するといいよりかは、
読解の上でのプロセスを示してくれる
実際、ポレポレを作成した代々木ライブラリーも
商品紹介
従来の参考書とは一味違う、「なぜそうなるかのプロセス」を重視した問題演習書。読解に絶対必要な基本プロセスが身につく。
amazonのポレポレのページより
だから、自分の1人のときもどんな経緯をたどれば英文構造を明らかにすることが出来るのか。
何を手掛かりにすればいいのか。
そういうところが身に付きます。
ポレポレの使い方
①英文をノートに
英文をノートに写すorコピーを貼る理由は
- ポレポレ本体を白文に保つため
- 自分で書き込んで骨格を探す練習のため
です。
画像のように1行ずつ開けて写して、行間にSVOCMや代名詞のメモを入れていくのがおすすめ。
②SVOCMで構造を見抜く
そして、SVOCMを振っていきます。
これまでに英文解釈の技術をやったことがある人ならわかると思いますが、
副詞は()でくくる。従属節は[]でくくる。
など自分でマークしながら英文の骨格を見つけていってください。
分からなければ、あとで解説を読むだけなので永遠と考えている必要はないです。
③日本語に訳してみる
SVOCMで分析した英文の構造をもとに、自分の力で日本語訳をしてみましょう。
この時点では単語の意味も推測してみましょう。
完璧に自分の力だけでの日本語訳です。
ポレポレの英文は相当難しいものを厳選しているのでキレイな日本語にならなくても心配しないでください。
特にライオンマークの付いた英文では。
↓のこいつです。
ライオンマークは難しい英文のマークなので歯が立たなくても全然大丈夫。
普通のものだって解説がしっかりしているので安心してください。
おおまかに意味がわかるレベルで十分です。
④解説を熟読する
「読解のプロセス」という解説を熟読していきましょう。
日本語に訳すときのテクニックや、構文を見極めるテクニックが書いてあるので分かった英文でもしっかり読みましょう。
また、解説によって「あ、その解釈の可能性もあったか。今回は感覚で解釈したなあ。」みたいな気づきもあります。
しっかり読むと発見が多いので、ぜひ熟読。
そして日本語訳の模範解答と自分の解答を見比べていきましょう。
模範解答は意訳してある場合もあるので、答えと一緒でなければならないわけではありません。
それより自分の訳が本当に英文の構造に反しないか。不自然な日本語はないかに注目しましょう。
可能なら英語の先生に診てもらうといいです。
親や兄弟に読んでもらうだけでも不自然な日本語は浮彫になります。
⑤音読
やっぱり英語の締めは音読です。
英文の構造を意識しながら、最初はゆっくりでいいので音読していきましょう。
大規模に倒置されている文章は音読しながら意味を取るのが難しいですが何度も意識して音読していると慣れてきます。
ポレポレの英文が英語の順番のまま理解できるようになれば、おそらく大学受験の英文はすべてスラスラ読めるでしょう。
そこまでくれば長文読解で怖いものはもうない。
ぜひ音読しまくってください。
ちなみに最低20回
できれば30回音読。
別に一気にやる必要はないです。私は「前々回の文」と「前回の文」と「今回の文」をそれぞれ5回ずつ音読していました。
1周目で15回音読。
2周目が終わった時点で30回音読が終わる状態にしていました。
まとめ
ちなみに言うと、
ポレポレというのは
スワヒリ語で「ゆっくり」という意味の言葉です。ゆっくり、じっくりポレポレを吸収してください。
という願いを込めて作られたそうです。
だから、焦らず着実に自分の力にしていってください。
今高2のものです。
何ヶ月ぐらいで終わらせるべきなのでしょうか?
3ヶ月以内じゃないですかね。
高2慶応志望です。ポレポレやろうとおもってたりするんですけど、シス単とvintageをだらだらやりすぎてどっちもポレポレやる前には完璧にできるくらいの進度です。個人的にはポレポレやる前に鉄壁もある程度済ましておいた方がいいと思ってるんですけど、かといってそうすると凄く進度がおそくなってしまいます。このままポレポレに進むか、もっと単語などを固めていくかどっちが良いと思いますか?
フランシーさんコメントありがとうございます。
シス単が完璧ならポレポレをやっても平気だと思いますよ。もちろん鉄壁をやってからの方がいいとは思いますが、そのままポレポレに進んだ方がメリットが大きいでしょう。
ポレポレを見てみた感じわからない単語がちらほらあったのですが、そういう場合は構文を正しくとって正確にやくす練習だと割り切って単語の意味を調べるのか、調べないでやってみた方がいいのかどちらですか?
調べなくてもわかりそうなら調べない方がいいです。調べる癖がつくと本来推測すべき単語も調べることになってしまいますから。ただ、調べないと進まないようであればその単語のみ調べる、という限定的な意味調べならありです。
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