最近の記事で、
「勉強量」と「勉強時間」について説明しました。
まあ、本当の努力量は「勉強量」だよ。っていう話だったわけです。
↓
そして今回は、
「勉強量」を正しい方向に注ぎ込み続けると、産物として
「ボロボロの単語帳・参考書」
が出てくる。
という話をしたいと思います。
※今回「ボロボロの参考書」という表現は比喩的に使うこともあるので、そのときはテキトウに流してください。
目次
ボロボロな参考書・単語帳
ここではボロボロな参考書や単語帳を紹介します。
ただのネタコーナーですが、
見ていてモチベーション上がります。
①某世界史の参考書
おそらく
大学受験界では一番有名なボロボロ参考書です。
参考書中に付箋貼って、マーカー引いて、それを全部ボロボロにするまで読み込んである。
しかもビニールテープで補強して、さらにボロボロになるまで勉強しつづける。
とんでもない勉強量です。
この人はセンター試験の世界史で満点を取ったようです。
「努力」ってこういうことを言うんだなあ。
「参考書をボロボロになるまでやり込む」という言葉は、ほとんどの人が比喩的に使います。
しかし、
比喩ではなく現実的にボロボロにする。
その執着心と努力は、尊敬に値します。
②ムスカの単語帳
意外と
ムスカも勉強家ですねw
私の名はロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ
ムスカの台詞
「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」って何語だよ。
ラピュタは確か「ラーマーヤナ」というインドの叙事詩が由来ですよね。その物語のヒロインは「シーター」という名前ですし。
まあ謎い言語使ってますから、
受験生とは比べ物にならないほど単語帳を使いこんでいるでしょう。
ムスカに負けているようではまだまだ。
もっと単語帳をボロボロに使い倒しましょう。
③My鉄壁
(画像)
上の2つに比べるとボロボロ度は見劣りしますが、
私の持っている参考書・単語帳の中では一番ボロボロです。(いやボロボロじゃない方が見劣りするって謎だなw)
ちなみにカバーは折れて途中で取りました。
裏も表も角が取れてますね。
あと全体的に擦れて白っぽくなっているので、単語帳のやり込み具合は伝わると思います。
正確には計っていませんが、
基本は毎日5~10セクションで6ヶ月以上使ったので、全部で25周くらいはしたと思います。
95%くらい覚えているので、
「例文まで覚える」or「Duoに移る」の2択で悩んでます。まだ時間もありますし、両方やるのもアリ。
で言いたいことは、
やり込んだ鉄壁はカッコいい
地が黒なので、やり込んで擦れると白くなります。この「擦り切れるまで使いました感」がいい感じの装飾になります。
カバーはダサいので取った方がいいですね。
電車で上のやり込みました満載の鉄壁持ってたら、メッチャ英語できる奴に見えますよ。
参考書・単語帳をボロボロにする方法
上の画像を見て、
自分の参考書・単語帳をボロボロにしたくなった人は試してみてください。
そういう意味で、
ボロボロにしてほしいわけではないですがw
①木材でこする
やっぱり鉄壁買ったら、
木材でこすりましょう。
普通に使うだけでは、なかなか白くならない。一気に使用感を出すためには、課金アイテム「木材」が必要です。
ホームセンターのごみ木材置き場に置いてあります。
それで、
ゴシゴシ擦ると簡単に鉄壁が生まれ変わります。
まずは形から入る。
※私はこんな非人道的な行為を鉄壁に行った覚えはありません。
②角から落とす
やはり
使い込んだ参考書
=角が潰れている
しかし角をキレイに削るのは至難の業。
そこで、
角からガンガン落としましょう。
ドンドン角が潰れていくと思います。
砂利や多少のホコリがある場所に落とすと、より使用感が出ていい感じにボロボロになります。
ただ1つ難点があります。
背表紙側の角は削れても、
ページの開く方の角は削れないということ。
弱すぎて、
削れる前に折れてしまう。
ページを開くときに、自分の方を向いている角4つは自分の努力で削り取るしかないです。
まあ直接ヤスリをかければ別ですが。
③水浸しにする
これは一番手っ取り早いように見えて、
一番高等テクニック。
ビチャビチャに浸しても、ただ濡れただけにしか見えません。もしかしたらページが全部くっつきます。
いい感じに、
ピンポイントで濡らして一部分だけヨレヨレにすると上手にいきます。
霧吹きをかけて少し濡らしてから表面を削ると
簡単にボロボロになります。
カッコイイぼろさではないですが、気楽にぼろくなります。
ボロボロの参考書1冊
VS
ピカピカの参考書10冊
ここから真面目な話に入ります。
よく聞く話だと思いますが、
A君は1冊の参考書をボロボロになるまで、10周やり込みました。
B君は10冊の参考書を1周で終え、参考書はすべてピカピカの状態です。
成績が上がるのはA君とB君のどちらでしょうか。
答えは、
ほぼ確実にA君です。
10冊もやれば1周でも価値があると思いましたか?
一般人にとって、
参考書を1周だけで得られるものは何もないです。
1周目では元々解けていた問題を解いて正解するだけ。あなたの現状を把握しただけで、成績は変わってません。
本番は2周目以降。
1周目で自分ができない所が明白になったはずです。
2周目以降は、今までの自分では解けなかった問題を解けるようにしていく。間違えを直すことで成長していく。
その成長過程を経てはじめて、成績は伸びます。
そして、
4周5周6周と周回を重ねていくことで、体に刷り込み、当然のこととして問題を処理していけるようになる。
微積分でも「足し算」「引き算」に近いような当然の感覚で解けるようになっていくわけです。
「やり直し」を通して自分の弱点を潰し、「周回」を経て自分の武器にさらに磨きをかける。
参考書をやり込むことで、
2段階の成長をしているのです。
だから、
たとえ1冊でも、1冊をボロボロになるまで使いこめば最低2段階は成長することができます。
逆に、
どんなに大量の参考書をやっても、1周で終わっていては現状確認を繰り返すだけ。いつまでも次の段階に進めません。
大量の参考書に中途半端に手を出すのではなく、1冊の参考書をボロボロになるまで使い潰す。
受験の鉄則は参考書
1冊をボロボロに
受験の鉄則は、
1冊をボロボロに
もちろん比喩的な意味で「ボロボロ」という言葉は使っています。
それでも、
1冊を極める。
1冊1冊極めていって、完璧を積み重ねていく。
ドンドン前に進めていこうと焦るのではなく、今の参考書を極限まで完璧にしましょう。
同時に色々な参考書を並行したり、次々に新しい参考書を進めていくのではなく、1冊1冊に集中する。
受験勉強の鉄則は、
1冊を完璧に。
毎回やっているステージを完璧にしていくことが、レベルアップの最短経路です。
現在の成績が低い人ほど、
・多くの参考書に手を出す
・すぐ次の参考書に移る
そこは留まってほしい。
「1冊ずつ完璧にしていく」という鉄則だけは守ってほしい。
本当に、
この鉄則さえ守って勉強すれば、
少なくとも成績は上がります。
ボロボロになるまで使い込む。
比喩だとしても、
それをモットーに勉強してみてください。
まとめ
「参考書1冊をボロボロになるまで使う」
=「1冊を完璧にする」
ボロボロの参考書なんて見世物くらいにしか思っていないかもしれません。
でも、
実はその心意気が成績を大きく左右するポイントなのです。
今回は、それを伝えたかったわけです。
では。
中高一貫の中2です。数学に関して質問なんですけど、中学の範囲の難しい問題をとく(開成とかの高校入試)のと、高校の範囲の基礎を固めるのってどちらが優先度高いですか?
中学の範囲の難しい問題をとくことです。応用が利かない知識は荷物になります。
最近考えていたのですが、例えば中学入試の難関な問題が小6時点で解けなくても、中学生になってから中学数学の勉強を基礎から応用まで頑張っていたら応用問題も解けるようになる、(例外はあるかもしれません)…ように、小、中、高での数学の完成度は自分が今数学をどれくらい頑張るかにかかっているように考えました。私は今中学生ですが、中学生の数学が基礎は完成してるとして、難関な中学数学の問題は解けなくても高校での頑張り次第では、成績はしっかり伸びていくのでしょうか。
もちろんそうだと思います。ただ、自分の学年で本来到達できうる部分ができないというのは、他の同世代にハンデをおうというのはわかっておいてください。普通に勉強してても追いつけないです。
ありがとうございました!
dioさんがハマっているものが最近あるなら教えて下さい!あと今中2ですが総合英語be+BEST400を理想とした英語学習をdioさんの記事を参考に始めようと思うのですが早すぎますか?
申し訳ありません。「総合英語be+BEST400」というのはdioさんの英語の勉強法をまとめた記事のstep1にあったもので、step1からジョジョに英語学習を始めようという意図です。
良いとは思います。
ありがとうございます!
ハマってることはアメフトです。
中2で始めても問題ないと思いますが、それで中学レベルの文法が疎かになるならやらないほうがいいです。
ありがとうございます!基礎を大切にします。私も運動の趣味を見つけたいです。
鉄壁に付箋つけたりしてますか?
教えてください
かなた さん
コメントありがとうございます。
私は鉄壁そのものに書き込む派なので、付箋は付けませんね。ビラビラして、分厚くなるし。
鉄壁には文法書とかで知った知識を直接書き込んでいます。
分かりました笑
ありがとうございます笑