参考書って
多すぎ!!!
人生で初めて書店に行った人は大抵そう思ってます。
特に英語の参考書の数は半端ない。
そんな中でもひと際選びにくいのが英語長文の参考書。
色々な出版社が似たような長文の参考書を出している。しかも、同じシリーズ内で最大6種類のレベルにまで分かれている。
CDが付いていたり。
付いていなかったり。
こんな差を無視してテキトウに買うと。
ささいな差なようで、意外に気持ち悪くて勉強のモチベーションがなくなってくることも。
そこで今回は、
自分に合った、確実に実力をつけていくための英語長文の参考書の選び方を紹介します。
目次
英語長文の参考書
選び方① ギリレベルを選べ
英語長文の参考書を選ぶとき、
一番大事なポイントは
ギリ満点を狙えるレベルを選ぶ
多分、ほとんどの人は「ギリレベルを選べ」を、ギリギリ解けるレベルを選ぶことだと思ったはずです。
しかし、
私の考えではまったく違います。
正直、英語長文は実力以上の文章を読んでいても成績は伸びません。
実力と同等か、少し高いレベルの文章を読んで、多くの設問を解いていくことで少しずつステップ・アップしていきます。
サッパリ分からないでは実力はつきません。
小学1年生に、いきなり微積分やらせても意味ないですよね。何度もやらせてれば、できるようになると思いますか?
無理ですよね。
一歩ずつ足し算から進むしかないです。
英語長文の能力も同じです。
エレベーターみたいに一気に上昇する方法はなく、階段を一歩ずつ登っていく以外の方法はないんです。
だから段差が広すぎると、登れずに時間だけ浪費してしまう。
長文の解説を読んで「へぇ~。本文ではそういうことを言っていたのかぁ。全然わからんかった。」なんて思う勉強では無意味というわけです。
一番いいのは、
「この1問だけは最後の2択まで絞って選びきれない!!!」みたいにギリギリの戦いです。
その1問を必死に考えて本文を読み込むから、正解なら一歩成長を確認。不正解でも判断のポイントを知って次は正解できるようになる。
丁度ギリギリだからこそ、正解しても不正解でも得られるものがあります。
しかも、
だいたいは自力で解けて理解しているので、長文1本で復習すべきポイントが絞られます。
そのため復習効率がいい。
たくさん復習することがあると、どうしても1個1個の復習が雑になります。結局どれも身につかず、成長率が小さい。
でも数が少なければ、高い質で復習をすることができる。
間違えた問題をすべて吸収して自分の実力に変えることができる。
ここで重要なのは、余裕で満点が取れるではなく。
ギリギリ満点が狙える。
書店で英語長文の参考書の中見を見て、文章をザっと読んで「これなら結構いけそうだな」と思ったらOK。
少しヤバイかもと思ったら、パスです。
英語長文の参考書
選び方② 音声付きを選べ
これはもう命。
英語長文は解いて終わりだと思ったら、大間違い。
よく設問解いて、答え合わせして、「やったー!あってた!!」「ファ!??間違ってんのかよ」みたいにリアクションして終わりな人います。
だけど、
それは超もったいない。
復習して復習して、長文から得られるものすべて吸収して搾り取って、初めて勉強終了です。
そのために重要な役割を果たすのが音声。
長文で復習するのは設問だけではありません。むしろ、設問より本文をより復習するべきです。
本文を復習して確実に「英語回路」を作り上げていく。
英語の順番のまま素早く理解していく回路を頭の中に構築していくことが、長文の点数を上げる最大のポイント。
頭の中に回路を構築するには、何度も英文を読み、聴き、声に出して、理解していかなくてはなりません。
簡単に言えば「慣れ」がないとダメです。
そこで最高に効果的なのが「音読」です。
特にシャドーイング系統は本当に効果が高い。
「口」「耳」「目」の五感のうち3つを同時に使いながら、英語を理解していくので脳での回路構築が早い早い。
使う3つの五感「口」「耳」「目」が英語用に鍛えられるので、そのままスピーキング・リスニング・リーディングの能力も上がります。
ですがシャドーイングをするためには
音声が絶対不可欠
正しい発音・イントネーションで英語長文を読み上げてくれるCDやPDFファイルの付いている参考書でなければ、
シャドーイングはできない。
だから音声が付いているかどうか、というのは長文の復習の質にかかわる重要なポイントなんです。
英語長文の参考書
選び方③ 事前にランキングを調査
いきなり書店に行って、
英語長文の参考書すべてを見比べて選ぶのは難しい。
だから事前に3つほどに絞っていきましょう。
そりゃあ、たくさんの参考書を見れば不安にもなるし、どれが一番いい参考書なのか分からなくなります。
でも、
最初から「○○か△△か××の中から決めよう!」と決めてから行けば、比較もしやすく自信をもって選べます。
そのためにも、
書店で実際に参考書を目にする前に「英語長文の参考書ランキング」などを調べて、評価の高い参考書にめぼしを付けておきましょう。
ネットでは、
記事の内容量を多くするため(そうするとブロガーは色々と有利になる)に、しょうもない参考書まで紹介する人もいます。
目安としては、
5種類ほどの参考書に厳選して紹介している記事は信頼に足ると思います。
その中から良さげな参考書を複数選んでから、自分の目で確認して確信をもって買ってみてください。
ちなみに私がおすすめの参考書は↓。
英語長文の参考書
選び方④ 迷ったら安河内
これを知っていれば、
もう英語長文の参考書で迷うことはなくなります。
どの長文の参考書にするか決めきれないときは、とりあえず東進の英語講師「安河内」の参考書を選びましょう。
安河内の授業はあまり好きではないですが、
参考書の質は一級品。
解説も詳しく、語彙集も丁寧。CDも音読がしやすい工夫が多く、音読用スクリプトまで付いています。
レイアウトにも癖がなく、誰でも使いやすいと思います。
まとめ
正直、④は大事じゃないです。
けどまあ、はじめ3つは大事です。参考書を選ぶときには大切なポイントとなる3つです。
ぜひその3つを基準に英語長文の参考書を選んでみてください。
東大理一に行きたいと思っています。高1です。単語帳はシステム英単語使ってます。これから、英語を東大レベルまで持っていくとして、おすすめの参考書のロードマップを教えてほしいです!(単語、文法、解釈、長文、リスニングは同時並行でしょうか??)
爺さんコメントありがとうございます。微妙に狙ってますかw?
単語はシス単→鉄壁として、他はこのブログのカテゴリー→大学受験→英語から記事を探してください。リスニング以外は載せてあります。リスニングはリーディングの復習がてら音読していれば大丈夫なので、とりあえず記事を参考に考えてみてください。
あざます!
狙ってませんwたまたまですw
なんか、別のサイトでも聞いたんですけど、
「英単語
シス単→DUOor鉄壁(→準一パス単)
速単→速単(→Academic)
解釈
基本はここだ!→英文解釈の技術100
リスニング
速単→キムタツ→鉄緑→過去問(→TOEFL)
長文
やっておきたいorハイパートレーニングor一日n分の英語長文→過去問
また発展的な教材としては
解釈
英文解釈教室
リスニング
CNN ENGLISH EXPRESS・COUSERA・Ted
長文
TIME
などが良いと思いますが、基本を固めるのが先ですので余裕があれば、くらいで考えてください。
それから、過去問演習を100回やるのもオススメです。このような方法で○○○○予備校の英語担当は純ジャパながら入試で英語100点を獲得しました。」
という返答をいただきました。
このロードマップはどう思いますか?
dio様のロードマップ紹介見てきたんすけど、鉄録会をおすすめしてましたよね、この返答のサイトはあまりおすすめせず、DUOを勧めてきました。あと、なんだか接続がdio様に比べて悪いような気もします。
アドバイスお願いいたします。
その方の紹介している参考書は全般的に少し昔のセオリーな感じがしますし、例外的な人だと思います。
単語に関して、私はシス単と鉄壁でいいと思いますし、速単はおすすめしません。速単は欲張りすぎて全部中途半端になります。私も買いましたが、あれを単語・長文・リスニングにうまく活用できる人は少数派でしょうから別個対策した方が効率的だと思います。
解釈は、「基本はここだ」から「基礎100」だと少し弱い気がします。最終的に「ポレポレ」レベルは欲しいので、「基本はここだ」→「入門70or基礎100」→「ポレポレ」くらいがいいと思います。
長文は「ハイトレ」は賛成、「やておき」は上位互換の「イチから」が出版されたのでそっちがオススメです。演習不足は東進の「レベル別」旺文社の「全レベル」で補えばオケ。
リスニングは長文の音読(慣れたら1.5倍にしたり、シャドーイングしたり)で下地を作ってキムタツを2or3冊やれば十分かと。鉄緑はやらなくても大丈夫だと思います。私はキムタツbasicと音読のみで東大模試のリスニング満点です。
発展教材として紹介されているのは、マイナーなものが多く私も知らないものばかりですので、なんとも言えません。英文解釈教室はありですが、残りは避けておくのが無難でしょう。