春休みお金が減りますね。ほんと。
家賃2.8万円で水道代込みガス引いてなくて電気代3,000円、自炊なら1食300円くらいで、1日2食、自転車通いで交通費はかからないはずなので、理論上月5万円で暮らせるはずなんですけど。
旅行とか、合宿とか、友達との交際費やらで気付いたら金がスッカラカンです。
まあこんなことはどうでもよくて。
現在受験終了&卒業式シーズン。
今すべきことを紹介します。
これでみんなも高校で最高のスタートダッシュがきれる!
(進○ゼミみたいなこと言ってます)
目次
中学と高校の差
まず、中学と高校での差をしっかり確認しておいてください。
もちろん、
個人差はあると思うんですが一般的に中学・高校でどんな変化があるかについて述べていきます。
①勉強量の増加
単純に1科目あたりの勉強量が段違いに増えます。
中学数学だと3年間かけて、代数は正負の数〜二次方程式・y=ax2、幾何は合同・相似・円・三平方あたりをやったと思います。
高校では、
高校1年生の1年間だけで中学数学で習ったそれぞれの範囲の発展内容+三角比を習います。
つまり中学3年間での勉強量と同じかそれ以上の量を1年間でやります。
理系だと、高校2年生は2B、高校3年生は3Cという名前で、高校1年生時と同じかそれ以上の量を勉強していきます。
また、科目数の増加もあります。
中学の頃理科として1科目扱いだったものは、4科目の物理・化学・生物・地学に分離します。
社会も中学では1科目ないしは歴史・地理・公民程度の分け方ですが、日本史・世界史・地理・倫理・政治経済の5種類に分かれます。(この5要素の組み合わせで共テ時は科目名が決まります)
これらは氷山の一角で、高校の勉強は中学時に比べて圧倒的に量が増えます。
②勉強の難易度UP
高校では勉強が非常に難しくなります。
中学内容は完璧な前提でより複雑な内容を考えていくので、当然ながら学習レベルは非常に高いものになっていきます。
小学校から中学校のタイミングで算数と数学の抽象度の変化に驚いた人が多いと思いますが、高校数学ではさらに抽象的になります。
文字をいじくる学問になっていきます。
英語も1文が非常に長く、いろいろな文法要素が詰め込まれた文を読解したりします。化学もイオンや酸化還元のより複雑な問題を扱ったり、有機という内容が出てきたり。
どの科目もしっかりレベルアップします。
今まで以上に予習復習は大事になってくるし、その場しのぎの勉強ではあっという間においていかれます。
③ライバルの増加
高校受験では基本的に地区での戦いでした。
神奈川県の受験生がわざわざ東京の高校を受験することは少ないし、ましてや地方から都心部にくるという例も少ないでしょう。
基本は地区レベル、広くて県内の高校に進学するのが高校受験。
しかし、
大学受験では全国区の戦いになります。
大学生にもなれば一人暮らしは十分選択肢に入ってくるし、大学は高校に比べて数が減ることもあり、行きたい大学・学部を決めれば当然遠方の大学も選択肢になります。
全国の受験生と戦い勝たなければならないので当然難しくなります。
また中高一貫校の参入・高卒勢が存在します。
地元の公立中学にはいかず、中学受験をして中高一貫に入った受験生が大学受験では参入してきます。
中学受験をしているくらいですから当然成績は元々いい人が多く、中高一貫校で先取り教育も受けているので、強力なライバルです。
そして、
大学は義務教育ではないので、希望しない人は受験しません。
現状、1学年の人数は100万人ほどで、共通テスト受験者は50万人と言われています。私立専願も考慮するとおそらく一般で大学受験をする人は学年の7割ほどでしょう。
つまり、
勉強のできない下位3割は受験競争から抜けます。
(個人的には早々に勉強を切り上げて手に職つけるのは非常にいいと思います)
そうすると受験生全体の平均は上がるんです。つまり自分の相対評価は下がるんです。
大学受験では、より洗練された精鋭での勝負になります。
基本的に中学受験の偏差値50は高校受験の偏差値65~70、大学受験の偏差値55と言われます。
高校受験でブイブイ言わせて上位校に入学した人でも大学受験では凡人になることは十分考えられます。
ここまで聞くと「勉強がんばんないとヤバいじゃん!」と思うかもしれませんが、
④部活は比較的フリーに
中学では部活動強制の場合が多いですが、高校では部活は比較的自由になります。
無所属も可の高校が多いはず。
そのため、
放課後の時間はバイトでも塾でも遊びでも、みんなが自分の好きなように時間を使います。
だから、
そもそも勉強に割ける時間が増えます。だから、もちろん勉強は大変になりますが、詰むわけじゃないので安心してください。
ここまで踏まえて、
中3が受験後するべきことを紹介します。
中3 受験が終わったらすること
①とにかく遊ぶ
こんだけ高校の勉強への不安を煽っておいてなんですが笑、
死ぬ気で思い出作ってください。
これは1人の先輩としての意見です。
中学の友達って、想像以上にもう会わないです。高校に入れば高校の友達ができるし、大学に入れば大学の友達ができます。
その中でずっと会い続ける友達というのは非常に少ないです。
だからこそ中学時代の友達との思い出をたくさん残してください。中学の友達と最優先で遊べるのはこれが最後だと思ってください。
あと高3になれば当然遊べないですし、高1高2でも部活を頑張るのであればガッツリ遊ぶのは難しいものです。
中学卒業のタイミングは、部活も勉強もする必要がなく、完全フリーな時間なので、何にも縛られず全力で遊んでください。
次完全フリーになるのは3年後の高3の受験後です。
高校受験のご褒美だと思って、思い残すことなく大学受験に移行できるようにストレス発散してください。
中3 受験が終わったらすること
②周囲の人に感謝
高校受験は非常に多くの人の支えで成り立っているはずです。
家族はご飯作ってくれたり、家事やってくれて、感染対策にも付き合ってくれる。実家にいると当然な気がしてしまいますが、実はすごいことです。
赤の他人には絶対にできない。
塾の先生も質問に親身に答えてくれたかも。
学校の先生は不利がないようにうまいこと評定をつけてくれたかもしれない。
直接感謝を伝えられればベストですし、自分は人に支えられているんだという自覚を持つだけでも非常にいい経験になると思います。
その自覚が大学受験でもモチベーションになってきます。
中3 受験が終わったらすること
③中学範囲を完璧に
中学範囲を完璧にして高校受験を終えれた人は少ないはず。
中学内容での苦手分野・科目等があれば、そこの補填を急ぎましょう。
先ほども述べた通り、高校内容は中学内容を前提にしかも高速で進んでいくので、一度置いていかれると一瞬で追いつけなくなります。
高校の勉強量で置いていかれると、追いつくのに必要な努力量が膨大なので、死ぬ気で防ぎましょう。
そのためにも、
中学範囲の復習をしっかりするべき。
総復習までしなくても、苦手だけでもしっかり克服して高校へ入学できると非常にいい状態でスタートできると思います。
もちろん、
総復習ができれば一番いいです。
中3 受験が終わったらすること
④高校数学の予習
高校数学の予習をしてみましょう。
高校範囲の予習をするとしたら「英語」「数学」の二択です。これは絶対です。大学受験において、英語と数学が強ければ基本どの大学でも受かります。
ただ英語は学校の教科書によって学習順が結構違うので、予習するとなるとガッツリ高1分全範囲完成させるくらいじゃないとあまり効果がない。
一方で、
数学はどの教科書もまず数と式から勉強するので、「1学期前半の内容だけちょこっと予習しよ」みたいに勉強しやすいので数学がおすすめ。

今時スタディサプリでいくらでも勉強できると思うので、ぜひ。
基礎問題精講と併用すれば成績UP間違いなしです。
中3 受験が終わったらすること
⑤勉強計画の骨組み作成
高校3年間をどう過ごすか決めましょう。
惰性で高校3年間過ごそうとすると結構簡単に詰むのが大学受験です。
気づいたら高3で「今から勉強を始めても到底勉強し終わらない!」みたいな受験生は本当に、比喩なしに五万といます。
細かい計画でなくとも、
おおよそどの時期に何の勉強をするのか、は決めましょう。
「高1秋までに数学1Aを共通テスト8割レベルにする」
「高2夏までに数学1A2B合計9割」
「高3夏までに入試レベルの問題集を完璧に」
「高3秋以降は過去問系」
みたいに。
ボヤッとイメージしておくと大学受験の範囲が想像以上に広くて面食らいます。
事前にあらかたの計画を完成させておきましょう。
まとめ
中高一貫勢はすでに高1レベルの内容を終了しています。
鉄緑会の人間はすでに英数の高校内容を終了しています。
別に、
だから「今すぐ10時間勉強しろ!」というわけではないですが、そういう人間と3年後勝負するんだぞということは覚えておいてください。