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【大学受験】英検は意味ない!?コスパで考える英検。

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今回は英検についてです。

毎年多くの人が英検を受験しますし、教育熱心な保護者なら「とりあえず英検を受けておけ」という場合も少なくないでしょう。

ただ、

本当に英検に意味はあるのか?

という話です。

 

  

 

目次

大学受験での英検の意味

大学受験において、英検の意味は大きく3つあります。

  • 加点措置/英語試験の免除
  • 単語力の増強
  • モチベ維持

 

加点措置/英語試験の免除

大学受験では、

英検によって加点措置を受けられたり、英語の試験を免除される場合があります。

 

例えば、

早稲田の国際教養学部では、加点枠が20点分あり、英検2級なら7点、準1級なら14点、1級なら20点の加点がされます。

法政大学のグローバル教養学部だと、英検を英語試験の点数に換算して、英語試験が免除になります。200点満点の試験が、準1級CSE2350~で175点、1級で185点に換算されます。

英検が出願条件・加点措置・試験免除などに関わっている大学は↓に一覧になっています。

https://www.keinet.ne.jp/exam/2023/pdf/23eigo_shikaku.pdf

 

で、

これを聞くと非常に魅力的な話に聞こえます。

加点措置がある場合は、間違いなく英検を取るべきです。(英検を取らないと割と大きなビハインドになるので)

 

ただ基本的には、

実は英検の意味は薄いと個人的に思っています。

 

基本的に英語試験を免除し、換算得点で計算する場合は、「試験を受けた場合に確実に得点できるだろう点数」に換算されます。

つまり、

あなたの英語力は過小評価されます

外部の基準を用いるときは少し過小に評価しておくのが受験業界では当然なんです。東大特進の特待条件も、他塾のA判定では無料講座数が減ります。

 

本当に英検1級に合格するような英語力がある人なら、法政大学の英語はほぼ満点を取れます。高1のときに準1級に落ちた私でさえ東大模試の英語では100/120点overです。

英検○級を持っていて、△点に換算されるのは基本損です。それ以上の点数を取れるポテンシャルがあるのだから、試験を受けるべきです。

 

試験免除を受けると、英語を勉強しなくてもいいから他の教科の勉強に集中できるという話があります。

高1,2で英検準1級以上が取れた場合は、確かにその時点で英語を切り捨てて本来英語に充てるはずの時間を他教科に回せると考えれば美味しい話です。

しかし、

高3以降に英検を取る場合は考えものです。

一日1時間も勉強していれば英語力はキープできるでしょう。その毎日1時間を他の教科に回した場合に、「本来とれる英語の得点」と「換算得点」の差分を、他教科で回収できるのか。

という話になります。

多分英語の試験をそのまま受けてしまった方がリスクは少ない気がするんですよね。

 

もちろん実力十分で「落ちる要素はあと本番での体調不良くらいだ」となれば、試験免除を利用してもいいと思います。

でも、

そうでない場合は英語試験を免除されて浮く時間よりもわざわざ過小評価されるデメリットの方が大きいと思います。

 

 

 

単語力の増強

英検のために勉強することで確実に単語力は成長します。

パス単の単語数は「パス単2級」で約1700語あります。市販の単語帳は基本1500~2000語収録のものがほとんどです。

レベルで言えば、速読英単語必修編とほぼ同格。

大学受験標準レベルの単語が網羅されています。到達度としては、システム英単語やターゲット1900よりやや低いくらい。

それだけの確かな単語力がつくことは間違い無いです。

 

「4技能伸びるだろ!」と言う人もいますが、英検は4技能の実力を測るだけで、一般的な英検対策では4技能が伸びることはありません。

一般的に英検対策では「パス単」「過去問」しかやらないので、実力が伸びるのは単語力のみです。過去問をちょっとやっても、形式に慣れこそすれ、実力は伸びません。

リーディングとリスニングはほぼ素の能力をぶつけることになります。

普段からどれだけ長文読解の能力を鍛えているか、リスニング能力を磨いているか、で点数が決まります。(あまり英検の勉強とは関係ないです)

 

 

 

モチベ維持

英検は自分の勉強の成果が目に見えやすいです。

そのため、

英語学習のモチベーションとしてはいい指標でしょう。

 

大学受験というのは年単位で先の話になるので、ずっとモチベーションを維持したまま勉強を継続するのは非常に大変です。

そこで中間目標として英検を採用するのは悪くない考えだと思います。

 

 

 

英検は大学受験の勉強に包含される

結局英検の勉強って、

大学受験の勉強に包含されます

 

英検を利用できる大学はいまだに少ないし、基本的に過小評価されるので、大学受験において英検を持っていた方が有利になる場面が非常に少ないです。

だから、

わざわざ英検に照準を絞って勉強する意味が存在しない。

 

受験勉強をしている過程で取れそうだからとる、というならまだしも。

わざわざコストを払って、受験勉強を中断して、時間を圧迫してまで取るものではないかな、と個人的には思っています。

 

また英検は大学受験以降使用しません。

大学院に行くときはTOEFLスコアが王道だし、社会人ならTOEIC、留学ならIELTSやケンブリッジ英検など別枠が多いです。

英検が今後役立つ可能性は非常に少ないので、

こだわってとる必要性はないです。

 

英検1級とかになってくれば就職でも別だと思いますが、基本的に学歴を見ればだいたい英検どれくらいが取れるかは想定がつくので、特別な評価を受けることは少ないでしょう。

 

パス単準1級クラスの難易度の単語は、鉄壁だとsection46~50の難単語に分類されるような難易度です。早稲田慶應など英語の最難関以外では必要もないレベル。

わざわざそのレベルの単語を覚える費用対効果はどれほどか。

 

きっと小さいでしょう。

で、

英検2級は持っていても基本的に有利になることはないので、やはり英検は余力がある人の娯楽に近いと私は思っています。

 

 

 

 

まとめ

英検を否定するわけではないですが、

受験勉強において必要なものではないです。

 

あくまで余剰の資格であることを理解して励んでください。

  

 

 

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