今日紹介する英語長文の参考書は、
「イチから鍛える英語長文」
英語長文の参考書はいくつものシリーズを試してきていますが、やはり「イチから鍛える英語長文」も良書に間違いなし。
点数が伸びるのも納得の構成になっています。
ぜひ読んでいってください。
目次
イチから鍛える英語長文
概要
イチから鍛える英語長文には全部で4つの種類があります。
「Basic」「300」「500」「700」の4種類ですね。
難易度はあとで詳しく説明していきます。
「Basic」「300」「500」「700」も各々
1,320円(税込み)
15題収録(700のみ14題)
特徴
①設問が良き
私が一番に感じた「イチから鍛える英語長文」の特徴は
- 設問が多い
- 記述式が多い
という2つ。
普通の英語長文の参考書よりも設問が多いため、十分に練習することができます。そして、記述式も多い。
だから
国公立を狙う受験生の練習にも非常によく使える。
そして収録されている長文数は15本。
と、
なんともコスパの良い参考書。演習量をしっかり積めるので、偏差値も伸びやすい。
②やっておきたい英語長文の上位互換
長年にわたり難関大学受験生のスターだった「やっておきたい英語長文」シリーズ。
しかし、
「イチから鍛える英語長文」は「やっておきたい英語長文」の上位互換と言わざる負えない。
- 解説がより丁寧
- CDがついてる
- 難易度を5段階で表示してある
- 何より近年の傾向を反映してる
と圧倒的。
特に「CDの存在」と、「近年の大学受験の傾向を反映している」という2点のアドバンテージは大きい。
「イチから鍛える英語長文」の初版は2015年で、本当に最近なんです。
近年は大学受験にも少し動きが見えてきているので、できるだけ新しい参考書をやる方が吉。
「イチから鍛える英語長文」には勉強しやすい工夫がめちゃめちゃ詰まってます。
「やっておきたい英語長文」を使おうと思っていた人は、みんな「イチから鍛える英語長文」に乗り換えることをおすすめします。
③英語長文を鍛える10の鉄則付き
「イチから鍛える英語長文」には長文読解の勉強法に関する10の鉄則というものが付いています。
この10の鉄則が良いいいい。
どうせ、ネットでチラ見した情報なんてすぐ忘れて勉強にはいかせないと思います。
でも、
参考書の中に鉄則が書いてあれば、ちょくちょく戻ってみるだけで勉強法が頭に入ってきます。
「イチから鍛える英語長文」を肌身離さずバイブルにすることで、より高いレベルに連れて行ってもらえると思います。
イチから鍛える英語長文の使い方
①何が何でも設問を解く
制限時間は書いてあります。
でも、そんなの無視してください。
何が何でも設問を解き切る。
辞書も使わない。自力で。
途中で妥協した分だけ、自分の伸び幅が減っていくと思ってください。
選択肢を選ぶときも絶対に文章の中から根拠を探し出す。勘に頼らない。実力だけを信じる。
②解説&復習
まずは解説を読みましょう。
そして理解する。文章の構造や文法を人に解説できるまで理解してください。
意味が分からなかった英文はノートにまとめておいて、音読を練習をすればさらに力が付きます。
③音読
正直言って、①と②はどうでもいいんです。
大事なのはこの
音読
それぞれの文章を最低でも20回。
できれば30回音読してください。
本当に音読で世界は変わってきます。一気に英語が読めるようになります。リスニングもできるようになります。
音読信者になってみてください。
東進の今井先生。
の東進の今井先生でさえ、自らの過去の発言を矛盾させるほどに音読の回数は多い方がいいんです。
「音読を通して5~10回やったら全部頭の中入ってるから」とは言いつつ、それでは妥協しない。
より高みを目指すために20回音読していく。
(フォロー大変でしたww)
私はどの参考書でも各文30回以上音読します。
イチから鍛える英語長文 難易度
イチから鍛える英語長文Basic
<対象者>
「英語が得意な高1」&「基礎からやりたい高2」
特に高1で回りと少し差を付けたい人にとてもおすすめの英語長文の参考書です。
高2までに終わっていればアドバンテージにもなるので、今後の勉強も有利に進むと思います。
<難易度>
基礎~センター試験
センター試験よりも易しい英語長文が多めに集められていて、中にはセンター試験レベルのものもあります。
到達レベルはセンター試験6割でしょう。
<単語・英文解釈レベル>
単語:~3000語レベル
英文解釈:「基本はここだ!」
単語の~3000語レベルというのは、
- 速読英単語 入門編
- データベース3000
「中学単語+アルファ」くらいの単語力があれば十分です。学校の授業の英単語を覚えていれば、特に問題がないレベルです。
英文解釈も中学レベルが分かればOK。5文型とか、簡単な不定詞とか、その程度で大丈夫です。
イチから鍛える英語長文300
<対象者>
「やる気のある高2」&「英語が苦手な高3」
高2のうちに「イチから鍛える英語長文300」レベルが完璧になっていれば、これもまたアドバンテージ。
模試で点が取れないという高2の人にもおすすめ。
高3からでも夏休み前までに固めておけば、まだまだMARCHも十分に射程圏内です。
<難易度>
センター試験レベル
「やっておきたい英語長文300」と同じ難易度です。
到達レベルはセンター試験8割。
「イチから300」をやり終えれば、大学受験の英語の基礎はガッチリ固まるでしょう。
<単語・英文解釈レベル>
単語:~4000語レベル
英文解釈:「入門英文解釈の技術70」
英単語の4000語レベルというと、センター試験の単語レベル。単語帳だと、
- システム英単語Basic
- データベース4500
が終わっていれば大丈夫。
ですが、
どうせ次のレベルの単語帳に進むことも考えているならば、
- システム英単語
- 速読英単語 必修編
- ターゲット1900
などの大学受験標準レベルの単語帳を使ってもいいと思います。だいたい前半の内容をマスターすれば大丈夫です。
イチから鍛える英語長文500
<対象者>
「英語が得意な高3」
MARCHや関関同立レベルの大学を志望する高3には、ぜひやってほしい参考書です。
英語を武器にしていきたい人は避けられない道。
<難易度>
MARCH・関関同立
とはいっても、
MARCH・関関同立の上位の学部でも受かる力が付きます。
早慶の下位学部ならなんとかなる。
<単語・英文解釈レベル>
単語:~6000語
英文解釈:「基礎英文解釈の技術100」「ポレポレ」
単語は
- システム英単語
- ターゲット1900
- 鉄壁
- 単語王
をやっておくべきです。特に太字までやれば、大学受験では単語も完成するのでやっておいた方が有利。
しかし、「イチから500」にはちょこちょこ英検準一級レベルの単語もでてきます。
そのため、鉄壁や単語王を終わらせても未知の単語がなくなるわけではないですね。
英文解釈は最低でも「基礎100」レベルは訳せた方がいいです。
記述問題も多いし、倒置も多様されるので、「ポレポレ」までやっておくと丁度いいかと思います。
イチから鍛える英語長文700
<対象者>
「英語最難関を志望する高3」
早慶、東大、京大を志望する高3はやるべき参考書です。
英語長文の参考書の中でも、トップクラスの難易度に入るので過去問の前の仕上げに使えます。
<難易度>
早慶
東大、京大よりも早慶の方が英語が難しいことも全然あるんで、大学受験の頂点といっても構わないレベル。
<単語・英文解釈レベル>
単語:~8000語
英文解釈:「英文解釈の技術100」
単語で6000~8000語レベルというと、英検準1級や1級のパス単くらいしか勉強方法がありません。
しかし、結局難しい単語は出題頻度が少ないので、そんなムキになって覚える必要もないかと思います。
意味が推測できれば大丈夫です。
英文解釈は、自分の中でゴールまで行っておいた方がいいです。
だから自分の計画の中で、どこまでやるのか。そのゴールまで終わらせておいた方が実力試しに使えます。
まとめ
本当にイチから鍛えられるので、おすすめです。
ぜひ、
これで成績上げてください。
dioさん、俺はdioさんに憧れて理Ⅲ目指すことにした。
これから何回挫折するかわ分からないが、最後まで諦めたくない。時間は帰宅部だから徹底的に勉強につぎ込める。
だから弟子にしてくださいお願いします
(スタプラはこれからやる予定です。
わかるふ1829です)
私にそんな接触しないでくれれば、お好きにどうぞ。