受験は不安がつきもの。
中学受験、高校受験、大学受験。
どれも自分の人生がかかった一大勝負ですから不安を感じるのも当然です。
ただ受験の不安に押しつぶされて、
本番で力を発揮できなかったり。
普段の勉強に全く手がつかなくなったり。
そんなことになるのは勿体無い。
そこで今回は「受験の不安の対処法」を紹介しようと思います。
目次
受験の不安は自分だけ?
受験の不安は、みんな感じます。
決して自分だけではないです。自習室にいつもきているあの子も、図書館で一日中ずっとペンを走らせるあの子も。
受験生ならみな不安を感じています。
そして
- 不安を活力に変換できる
- 不安に耐える
- 不安に押しつぶされる
という3段階のふるいに今あなたはかけられています。
別に受験戦争は成績だけじゃないです。
不安という心的要因を味方につけられるか、戦い続けるか、打ち負かされてしまうか。
ここが受験生が避けて通れない戦いになります。
ぜひ今回の記事で上手に受験の不安と付き合っていく方法を見つけていきましょう。
受験の不安
対処法①不安はむしろ良い
不安を一概に悪いものだと決めつけて話を進めています。
しかし、
実際は「受験の不安」は適度にあるべきです。
不安が一切なければ、勉強なんてしません。
ずっとスマホいじっていたり、マックでだべったり、Switchやってたり、そこで「勉強しなきゃ!」と思えるのは、正しく「受験の不安」を感じれている証拠です。
不安を感じるから、
ノルマを終えても+αで勉強できる。
不安を感じるから、
生活を限界まで切り詰めて勉強時間にできる。
受験勉強において、不安ゆえに勉強時間を確保できる部分は多々あると思います。
落ちるかもしれない不安
→勉強を頑張る原動力
へと変換されていることを再度意識してみてください。
受験生にとって、
「受験への不安」は味方です。
不安を無くそうなくそうと思うよりも、不安を力に変えようと努力してみてください。
変わるべきは自分の考え方かもしれない。
それに気づけたら、ずっと楽になります。
受験の不安
対処法②不安を吐き出す
まず最初に考えてほしいのは、
不安を吐き出すこと
- 親しい友達
- 家族
- 先生
誰でもいいですが、心置きなく不安を吐き出せる人にいろいろ話してみましょう。
自分の味方を探すのが大事です。
解決策が出なくても、今心の中に溜まっていることを曝け出すだけでも、相当楽になると思います。
別に人に話さなくても、
自分だけの「心のノート」を作って、そこに日々不安に思ったことをひたすら書き連ねるのも非常に効果があります。
後から見たら絶対に黒歴史になりますが笑
受験の不安は心に留めずに、体の外に出す。
不安って、いまいち全貌が知れないから怖いんです。
言語化することで自分の不安が明確になってきて、「なんだこんなものか。言葉にしたらせいぜい原稿用紙1,2枚じゃないか」と、自分で不安を直視することが大切です。
受験の不安
対処法③不安を具体化&対策
②でも言いましたが、
不安というのは漠然としていて、輪郭が明確に掴めないからネガティブな気持ちが膨らんでいってしまうんです。
だからまずは不安を直視する。
そして
具体的に不安な内容を明瞭化する。
受験が不安?
↓
いや特に数学で点数取れるか不安
↓
もっといえば数学の三角関数が不安
↓
加法定理とか公式が不安
こうやって、少しずつ不安な部分を明瞭にしていきます。
あとはやることわかりますね。
その原因療法を行うだけです。
今回なら加法定理を覚えて、そこから和積や積和の公式、倍角・半角の公式も覚えていけばいいのです。
そんなにことは単純じゃないんだ!
と言いたくなる気持ちもわかります。
ただ逆にそれは、単純にできさえすれば解決するということ。
もう一度模試の結果でも、最近やりきった参考書でも、見返してみてください。そして、自分の苦手や弱点を探してみてください。
複雑な不安を単純な原因1つ1つに分解してみてください。
そうしたら、
思っているよりも単純なことかもしれません。
いくら勉強しても成績が上がらなくて、志望校に届かなくて。
その原因は実は1Aの不出来にあるかもしれない。
物事の結果には必ず原因があります。それを紐解くことで、不安も必ず解消されるはずなんです。
受験が漠然と不安なら、
- 試験会場を見に行く
- 可能なら教室の中も見る
- 泊まるホテルを見に行く
- 当日使う予定のコンビニを下見
これだけでも当日の自分がだいぶイメージできて、不安は激減します。
私は泊まる予定のホテルにお小遣いで事前に泊まって、模試を同じ時間日程で受けて、夜ご飯を食べる場所や使うコンビニも全部当日と同じようにして。
そうやって
念には念を入れてシミュレーションを重ねました。
不安だ不安だ
と叫ぶ前に、できることがあります。
もっと具体化して対策を練って、できるすべての準備をした上でまだ不安なら、そこでもう一度考え直すべきです。
受験の不安
対処法④行動しよう
不安を抱くか否かは、
根拠のない自信があるかどうか
抱いた不安を消せるか否かは
根拠のある自信を積めるかどうか
これにつきます。
中学受験をする時の塾の国語教師が言っていました。
受験において根拠のない自信を持ち続けられるやつはバカか天才。ただ本番で実力以上に結果を出すから、チャレンジ校の合格を持ってきやすい。
でも、
一番強いのは、根拠のある自信を死ぬほど積み上げたやつ。崩れることのない学力があるから、全勝する。
不安って、
「できないかも」
「受からないかも」
という負の想像が膨らむことで発生します。
だから、
そんな負の想像をかき消すほどの圧倒的な勉強量で、自信を積み上げる。地道にコツコツ1つ不安を消しては、1つ自信に変えていく。
そういう勉強をひたすらやり続ける。
周りの受験生が全員バカに見えるまで勉強する。
これで落ちたら仕方ないと思えるほど勉強する。
そしたら自然と開き直れて、不合格の不安はあっても、それ以上に自信に満ちます。
勉強量は大事です。
ただ何を勉強するかも大事です。
不安だと思う部分をしらみつぶしに勉強する。
それが結果的に成績の向上につながる、と理解するのは難しくないでしょう。
対処法②や③で見つけた「不安の原因」である弱点を埋めていきましょう。
受験の不安
対処法⑤運動する
運動部の人ならわかると思うんですけど、
運動中ってアドレナリンのおかげで脳が常にハッピーですよね。
(ここだけ切り取ると私は非常に危ない人なんですけど笑。)
でもやっぱり運動中は、時間過ぎるのも早いし、余計なこと考えなくて済むし。
適度な運動というのは、心のストレスを非常に効率的に解消してくれます。
(ちゃんと科学的に証明されてます。テキトー言ってません笑)
運動をすると脳みそが一旦リセットされる感覚絶対に感じたことがあるはずです。
受験の不安も一種のストレスであることは確かです。
ガチ目の運動をして、筋肉を動かし、血流を良くし、アドレナリンを出し、脳みそをスッキリさせて眠りにつけば心の病は晴れるのが世の常。
私は毎日必ず30分は運動するようにしてました。
5kmランをしてみたり、キャップ野球で全力投球してみたり、近場にサイクリングに出てみたり。
受験生は、
そんな時間ない!
と運動を馬鹿にしたり、軽視しがちですが、心の衛生状態を保つことは勉強効率を考える上で非常に大事です。
ぜひ運動してみてください。
受験の不安
対処法⑥言葉に元気をもらう
日々の些細な不安はこれで解決します。
名言だったり、
漫画だったり、
いろんな言葉やストーリーから元気をもらいます。
私も受験生時代は多くの名言を見て、自己啓発してました。てか、そうしないとやっていけません笑。
自分の心が不安定なほど言葉の偉大さには救われます。
百聞は一見に如かず、なのでぜひ一度みてください。
受験の不安
対処法⑦病院に行く
実際「受験うつ」というものは存在していて?
まあ受験によって精神的に病んでしまう状態に「受験うつ」という名前をつけただけなんですけど。
だから、
ちゃんと精神科や病院に行けば処方箋をもらえます。
精神安定剤だったり、不安を司る機能を抑制したり。
対処療法としての治療はできます。
つまり、
一時的に受験の不安から解消される方法は確かに存在するということですね。
本当にどうしても受験の不安に耐えられない。
となってしまったら、病院に行ってしっかりお医者さんに治療してもらうのが、一つの手だと思います。
ただ一つ覚えてほしいのは、
対処療法では受験が続く限り一生、「受験の不安」から解放されることはないということ。
しっかり原因を突き止めて、改善することが一番正しい道ではあります。
まとめ
受験の不安は誰にでもつきもの。
ぜひそれを上手に生かす対処法を学んでください。
辛いことも多いと思いますが、合格のその日まで頑張ってください。
運動は大切ですね。
心と体は繋がっているので疎かにはできませんよね。
私は辛く、しんどいときは空を見上げます。
自分の悩みがちっぽけに感じ「さあ、やるぞ」と気合いが入ります。
dioさんの不安解消法を参考に今日も頑張ります!