現在自宅にシャワーがないので、部室のシャワーを使っているんですけど。
まさかの改修工事を入れるとか入れないとか。
そんなことされると改修期間はシャワーが使えなくなってしまい、私の生活が困窮するので、絶賛反対中です。こうしてデモは生まれるのか、と実感しました。
さて今回は、
漢字のおすすめ参考書紹介!
全部で7つ紹介します。
目次
大学受験における漢字の重要度
大学受験において、実は漢字が非常に重要です。
もちろん、
私立理系なんかにいくと完全に国語を選択しなくても受験できる大学が多数存在するので、漢字を回避することは十分できます。
ただ、
国公立なら文理ともに国語は避けて通れない。
①漢字の配点
そう、
共通テスト国語
です。
共通テスト国語では、毎年10点分の漢字問題が出題されています。
共通テスト | 概要 |
2021年度 | 2点×5問 傍線部と同じ漢字を選ぶ |
2022年度 | 2点×5問 傍線部と同じ漢字を選ぶ(3問) 傍線部と異なる意味で使われている選択肢を選ぶ(2問) |
2023年度 | 2点×5問 傍線部と同じ漢字を選ぶ(3問) 傍線部と同じ意味で使われている選択肢を選ぶ(2問) |
2024年度 | 2点×5問 傍線部と同じ漢字を選ぶ |
2021/2024年度の5問全てと、2022/2023年度の前半3問は以下のようなセンター試験方式です。傍線部と同じ漢字のものを選ぶスタイル。
2022/2023年度の後半2問は、熟語内での漢字の意味を考えて、合致するものを選択肢の中から選ぶという新しい方式でした。
たかが10点?
と思ったそこのあなた。
甘すぎます。
漢字なんて本気を出せば1,2日で参考書一冊覚え切れるでしょう。1日12時間さけば余裕だと思います。それで10点上がるんですよ。
遅くとも10点/2日です。
365日計算なら1800点上がる計算です。
この成長速度が異常なことがわかるでしょう。
努力すれば確実に10点上がるなら、迷わず取りに行くべきです。
漢字なんて調子の波や計算ミスは存在しないし、出題分野による得手不得手もない、ただの暗記です。
この確実性が漢字の魅力。
正直、
数学なんて時間をかけても理解できない可能性がある。
めちゃめちゃ勉強して実力がついても計算ミスで点数が消える恐れがある。
英語も国語もそう。
勉強したら確実に10点を保証してくれる漢字は、受験生からしたら圧倒的に心強い味方になると思います。
また、
二次試験でも漢字は出題されます。
東大では毎年3問の漢字が出題されており、これがおおよそ5~10点と言われています。(予備校にもよりますが)
国語の配点がそもそも80点なので、およそ10%前後を漢字が占めているのです。
漢字だけで点数が10%左右されるんですよ。
漢字の出来が悪いだけで、余裕で合格者平均点から合格者最低点まで落ちます。それくらいは差がつきます。
もちろん二次試験の国語で漢字が出題されるかは、大学に依存しますが、出題される場合は意外と高得点だったりします。
漢字での得点は非常にコスパがいいので、
ぜひ勉強してほしいところ。
②現代文や古文・漢文が読みやすくなる
漢字のいいところは、
漢字から意味を想像できる
ということです。
つまり、
現代文で使われる難しい単語や、漢文に出てくる漢字、古文単語中に使われている漢字から、その意味を類推することができるのです。
逆に漢字を知らなければ、
重要な単語の意味がわからない
わけです。
この差は意外と大きく、漢字の語彙力のある受験生とそうでない受験生はそもそも読解力を競うための同じ土俵にも立っていません。
単語力と漢字力は密接に結びついています。
単語力がなければ読解できるはずがない。逆に、単語力は読解の大きな手助けになる可能性を秘めているということです。
だから、
漢字の勉強は大切。
大学受験 漢字のおすすめ参考書
ここからおすすめ参考書を紹介していきます。
大学受験 漢字のおすすめ参考書
①
おすすめ度:★★★★☆
漢字数 :2000
私が高校生の時に使っていた漢字の参考書です。
基礎〜二次試験レベルまで網羅しているので大学受験はこれ1冊で乗り切れますし、漢字の数も2000と、この網羅度にしては悪くない。
学校で配布されたのでそのまま使ってました。
Amazonのレビュー評価も星4.9ですし、基本的に使っていて嫌なところもない癖の少ない参考書なので、ぜひ使ってみてください。
中身はこんな感じ。
漢字の横に熟語の意味も書いてあるので、共通テスト対策にもバッチリですし、語彙力もしっかりつきます。
大学受験 漢字のおすすめ参考書
②入試漢字マスター1800+
おすすめ度:★★★☆☆
漢字数 :約1800
こちら有名でして、私が受験生の時も知っていました。
まあ河合塾が出しているだけあって、流石に良書。
漢字の意味も説明がありますし、同じ漢字を使った別の熟語、よくある誤答例なんかも紹介してくれているので、狭いスペースながらも解説は優秀。
ただ文字が絶妙に小さく、ずっとみてるにはしんどいので★3。
中身はこんなかんじ。
大学受験 漢字のおすすめ参考書
③金/銀の漢字
おすすめ度:★★★★☆
漢字数 :金銀
1冊約1000語程度で、銀が共通テストレベル、金が二次試験レベルになっています。
- 共通テストでしか漢字を使わない
- 標準的な漢字は結構自信がある
などの、
個人の要望に答えやすい分冊型なのでおすすめ。
漢字を総合的に1から勉強したいタイプには向きませんが、ピンポイントでの使用には非常に便利な漢字の参考書となります。
大学受験 漢字のおすすめ参考書
④漢字一問一答
おすすめ度:★★★★★
漢字数 :1586
東進発売の漢字の一問一答です。
青いやつはセンター試験用?かなんかでちょっと違うやつなので、共通テストや二次試験対策に使うならこっちの赤い方を買ってください。
中身はこんなかんじ。
参考書自体が単語帳サイズよりワンサイズ大きいので、字も大きく、解説も非常に詳しく、内容的には申し分ない1冊です。
しっかり大学入試を研究した上で、
データ上頻出である漢字を集めているので、学習効率は非常に高いでしょう。
共通テスト(+センター試験)×25年分,主要23大学151学部×10年分の入試問題合計4,152問を分析。膨大な漢字(熟語)の中から,入試に必須の漢字を厳選! 頻出の漢字を「最短距離」で身につけることができます。
Amazonより
迷うなら、
とりあえずこれを買えば間違いないです。
大学受験 漢字のおすすめ参考書
⑤大学入試 出る順 2900
おすすめ度:★★★★☆
漢字数 :2904
情報量なら漢字の参考書でNo.1。
収録漢字数も解説の量もなかなか多いです。
勉強のしやすさ、収録語数の多さを買って★4。
ただ漢字数が多すぎて、実は効率的な学習になっていないんじゃないか説があるので、少し評価は下げときました。
大学受験 漢字のおすすめ参考書
⑥生きる漢字・語彙力
おすすめ度:★★★★☆
漢字数 :2500+α
こちらは駿台の現代文講師として有名な霜栄先生の著書になります。
漢字の意味やポイント解説が非常に充実していて、読むのは非常に楽しいです。ただ情報量が多すぎて、効率的に漢字を覚えられるかという点では少し弱いです。
収録語数も多いですし、よき。
大学受験 漢字のおすすめ参考書
⑦漢字ゴロゴ
おすすめ度:★★★★☆
漢字数 :1500+300
みなさん知っての通り、漢字にもゴロゴがあります。
ゴロゴというと古文の下ネタ満載の例文がとても有名で、使っている受験生も数多く存在すると思いますが、漢字版もあります。
面白おかしく暗記物を詰めていきたい人におすすめ。
私はシンプルな方が使いやすいので使わなかったですが。
刺さる人には刺さると思います。
大学受験 漢字の参考書の使い方
漢字の参考書の使い方として、NGなのが
「毎日10個ずつ覚えていこっ!」
というタイプ。
毎日10個ずつ覚えたところで、2000個収録の漢字の参考書なら、200日かかるんです。200日目に1~10の漢字を覚えているのでしょうか。
覚えているわけがない。
ペースが遅く、低周回の勉強法は暗記物において効率が悪いのでやめましょう。
そうではなくて、
- 1日200個やる
- 〜5秒/1単語
- 10周以上する。
これなら毎日15分、3ヶ月程度やれば終わります。
大事なのは、
1回で覚えようとしないこと。
「何周も繰り返していく中で最終的に覚えていればいいから、今は少し頭に残っていればいいや。」という気楽な姿勢が大事です。
何度も見る
それが暗記の極意です。
人は同じ1時間でも、1度で1時間見たものより、1分60回に分けてみたものの方が記憶に残ります。
これは生存本能上当たり前のことで、何度も五感に訪れる感覚というのは生存上何度も遭遇する事象は重要度が高いと判断します。将来遭遇する可能性が高いので、長期記憶で入れて学習しておこうと、脳が思うわけです。
だから、
短時間を何度も繰り返す。
もちろん、
漢字は書かないと覚えにくいので、頭の中で漢字を書いて、覚えていきましょう。そのために、1単語につき5秒取ってあります。
まとめ
チャチャッと漢字をマスターして、
国語の点数でアドバンテージを取りましょう。
漢字の努力は点数に直結します。
ぜひ頑張ってみてください。