久しぶりに帰省したら、犬がすごいデカくなってました。
2ヶ月前に1週間一緒に居ただけなんですけど、まだ顔を覚えてくれてました。とてもうれピヨ。エグ尻尾振っててかわいいです。
今回は進学校の塾/予備校状況について。
私の母校だけでは情報として心許ないので、東大の同期たちの話も元におおよその割合を紹介していこうと思います。
目次
進学校の通塾率
まず一般的な指標を見てみると、
偏差値55以上の学校に通っている生徒のうち進学塾に54.6%、補習塾に35.8%の人が通っているらしいです。塾に行っていない人は9.6%になります。
私の体感で言うと、
進学校の通塾率は95%ほど。
参考書主体で勉強している人であっても1科目だけ通塾していたり、特待で塾や予備校に在籍している人が非常に多いです。
塾が必要なくても、自習室を利用するために塾に入る人が多いです。
めちゃめちゃ学校によるとは思いますが、進学校の塾の内訳として、
鉄緑会:30%
駿台 :30%
河合 :20%
東進 :50%
だいたいこんな感じだと思います。
中1からの生粋の鉄緑勢が20%強、高1くらいから編入する鉄緑勢が10%弱って感じです。
鉄緑会でない人で、塾をメインに据える場合は駿台か河合を使う場合が多いです。ただどちらかというと駿台の方が多いです。
理系志向が強いからかもしれません。
合計が100%じゃないのは、鉄緑・駿台・河合のいずれかと東進のダブルスクールがいるので、その分ズレている感じです。
鉄緑会ってなんぞやって人はこちらの記事をどうぞ。
進学校の塾/予備校
①鉄緑会
以下は各学校の鉄緑会の在籍生徒数を元に、学年あたりの人数、学校における割合を計算したものです。
つまり、
右端は1学年あたりの鉄緑会在籍者数の平均です。
在籍生徒数 | 1学年あたりの人数 | 学校における割合 | |
開成 | 1,102名 | 184人 | 45% |
桜蔭 | 861名 | 144人 | 62% |
筑駒 | 603名 | 101人 | 63% |
麻布 | 473名 | 79人 | 26% |
海城 | 471名 | 79人 | 26% |
駒東 | 345名 | 58人 | 25% |
豊島岡 | 418名 | 70人 | 21% |
筑附 | 415名 | 69人 | 29% |
女子学院 | 249名 | 42人 | 19% |
渋幕 | 246名 | 41人 | 12% |
渋々 | 225名 | 38人 | 19% |
雙葉 | 240名 | 40人 | 24% |
早稲田 | 183名 | 31人 | 10% |
聖光 | 122名 | 20人 | 9% |
栄光 | 107名 | 18人 | 10% |
ただ注意して欲しいのは、基本的に学年が上がるにつれて鉄緑会に通う人は増えていくということ。
進学校には中3高1頃に編入テストを受けて鉄緑会に入塾する層が一定数いるので、高3学年での鉄緑会の割合はこれよりも高いと考えられます。
桜蔭や筑駒であれば7~8割ほどでしょう。
上の数値に+10~20%ほどを考えておきましょう。
鉄緑会に通う生徒は基本的に2極化します。
しっかり鉄緑会の勉強をして学校の上位層に入るタイプと、鉄緑会の勉強を全然せずにサボり散らして学校の下位層に入るタイプです。
基本的に中間層は見ません。
中1から鉄緑会に入っている人は比較的下位層に多く、編入組は上位層に多い印象があります。
進学校の塾/予備校
②駿台・河合
高1・高2頃から1,2科目入塾する人が多いです。
特に英語。
下位〜中間層の生徒が受験勉強のやる気を出して、入塾するパターンをよく見ます。
1年間しっかり塾の勉強についていけばその科目はかなり力がつくことが多く、それで一気に逆転するパターンもあります。
数学は自学自習の人の方がよく見ます。
比率としては、英語:数学=4:1くらいですかね。文系理系問わず重要になってくる英語をとりあえず仕上げようとする人が多いです。
また特待組は記述が重要になってくる英語の授業をとって英作文の添削を受けたり、そういう自学で補いにくい部分を塾で補ったりします。
進学校の塾/予備校
③東進
進学校の生徒は基本的に東進の東大本番レベル模試を受けて、もしくは学校名で、特待になれるので、それで東進に籍を置いている人が多いです。
- 自習室
- 模試
- 林修の現代文
- 理科や社会などサブ科目
を目当てに入塾する人が多いです。
東進をメインに使っている人は少なくて、自学自習で補にくい範囲を東進で補強していく形になります。
例えば、
理科の先取りなんかは参考書を読むより人に解説してもらった方がわかりやすいので、東進の映像授業を使ったり。
東大特進の林修に現代文を教えてもらうことを目的としたり。
自習室利用したり。
進学校の最寄りには、だいたいほぼその学校専用の東進(東大・医学部コース)があるので、そこで受け入れてもらえる場合がほとんどです。
まとめ
進学校の生徒は基本的に鉄緑会勢以外は、自学自習がメインです。
一部科目を効率的に勉強するためにピンポイントで使う場合が多いです。
新高1、東大理1志望です。先日は英文法のルートについてアドバイスを
いただきありがとうございました!
それをもとに英語の長期計画(単語を除く)を練ってみたのですが、
3つ質問があります。(英語前提レベル:公立高校入試英語で8割後半)
【高1】総合英語Be+best400→基本はここだ→キムタツ速読ゼミ(基礎)
→全レベル2→入門70→キムタツ速読ゼミ(センター)→全レベル3→レベル別4→スクランブル
【高2】基礎100→全レベル4→ハイパー(センター)→ポラリス1→ 英頻1000
→ ファイナル(標準) →ファイナル(難関)→ポレポレ→レベル別5→イチから500
【高3】全レベル5→全レベル6→レベル別6→イチから700、ここまでおそらく高3の夏?
9月から過去問へ。
この計画だと、リスニング(プラチナルールとキムタツリスニング3冊)
と英作文(新・英作文ノート)と要約問題集を組み込む隙間が無くなってしまいました。
そこで質問なのですが、
①組み込むためには、どれかを削るか、過去問の開始時期を後ろにずらすか、
どちらがいいでしょうか? 削る場合はどれを削ったらよいでしょうか?
②リスニングと英作文と要約問題集を入れるタイミングがいつが最善でしょうか?
③英頻1000、ファイナルは1周解いて×だけ2周する、という方法でよいでしょうか?
お忙しいところ心苦しいのですが、よろしくお願い致します。
①まず過去問の開始時期は後ろにズラせます。英語は1周してしまうと相当ネタバレになるので、過去問を周回することはできません。多くて2周です。過去に大きく遡ると出題形式が結構違うので、東大英語は15年分も解けば十分でしょう。そう考えると過去問は11月頃からスタートしても遅くありません。またファイナル英文法か英頻のどちらか一方を削ってもいいかもしれません。
②リスニングは長文演習を十分にやった頃合、この計画でいけばポレポレの後くらいからならできると思います。英作文は冠模試前にはやりたいところ。要約は過去問の直前までやる必要を吟味していいと思います。
③英頻はやり込み要素のあるいい問題集だと思うので、本当ならしっかりやって欲しいです。もし1周といて×直しするだけなら、どちらかに絞って完璧にして欲しいところです。
なるほど、過去問は英語は数学の取り組み方と違ってくるのですね。そういう視点がすっぽり抜けてました!
詳しく教えてくださって本当にありがとうございました!!