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今回は、
一橋大学商学部に合格された、マグネットさんの合格体験記です。
共感できる部分・異なると感じる部分など私の意見も交えながら、進めていこうと思います。
目次
合格・不合格体験記
基本情報
仮名 :マグネット
現役浪人:現役
合格大学:一橋大学商学部
中学受験:有
出身校 :有名校(高校受験偏差値65~)
在籍した塾・予備校・通信教材等(参考書以外):河合塾
現役で国公立の難関、一橋大学にギリギリで逆転合格されたマグネットさん。
一橋といえば、東京一工(東大、京大、一橋、東工大)のくくりにもされる超難関。私の体感では、旧帝大の平均以上の難易度です。
後の体験記でわかりますが、マグネットさんは英語のみ河合塾に通われていて、他の科目は独学or学校主体です。
参考になると思うので、ぜひ読んでいってください。
英語の勉強法
単語:システム英単語
解釈:基礎100、無印100
これらをやった後は様々な長文の問題集をやったものの復習が甘く、また一橋で頻出の文法・語法をおろそかにしてしまい正直苦手科目寄りだった。河合塾では英語のみ取っていた。
やった参考書を見る限り、割と基礎力がついた状態で勉強を始めたのかなと推測できます。
高1の初めとかからシステム英単語や基礎100を使うのはしんどいでしょう。高校基礎は固まっている状態から使い始めれば、スムーズにいくだろうと思われます。
長文の復習はどのようにしていたかわかりませんが、音読が大事になってくると思います。
数学の勉強法
基礎の抜けが一番の敵だと思い、高3の春までほぼFocus Goldに時間を費やした。夏休みにはプラチカを一周したもののあまり形式や難易度が似ていないと感じ、それ以降は過去問演習に注力した。
基礎の抜けが怖い感覚は非常に共感できます。
結局基礎が不十分なら、必ずどこかで伸び悩みます。そこで後ろを振り返っても、もう遅いです。多少の無駄を覚悟で、最初から完璧に仕上げていくのが結果効率的になります。
で、
参考書ルートとしては一対一を省くバージョンですね。
Focus Goldや青チャート等をやり込むことで、既に十分初見の応用問題に対応できる場合は、それでも十分いいと思います。
むしろ1冊を極める・できるだけ多くのインプットをする、という観点ではFocus Goldや青チャートも適切だと言えるでしょう。
ただ地頭やFGの使い方などにかなり依存し、多くの人に再現可能とはいえないので、私は基本的に反対しています。だから一対一までルートに入れて紹介しています。
国語の勉強法
中学受験の貯金によりさほど苦手ではなかったうえ、配点の低さや点の伸びづらさ、他教科のまずさを言い訳にし、共テ、二次ともに過去問すら1,2年しか解かなかった。その結果共通テスト本番で普段の模試より40点くらい低い点を取ってしまった。
英数社に比べれば、国語の優先度は低いので、他教科を言い訳とするのも仕方ない判断だったのだろうと推測します。
共通テスト本番の国語で最低記録を更新する人はちょくちょく見かけますから、注意してください。
私の友人も共通テスト国語は普段140,150点ほどなのに、本番だけ90点代で、国公立医学部に落ちて浪人することになっていました。
社会の勉強法
日本史・地理選択で二次試験では地理を利用した。
日本史:共通テストのみに使用。学校の授業中に頭に入れてしまうことを意識し、秋ごろから年代配列問題の対策や因果関係の整理のために年表を書きながら知識の定着を図った。
地理:用語の暗記をするのではなく、「なぜそうなるか」を重視した。黄色本や超重要問題の解き方シリーズから得た知識を地図帳に書き込み、場所とともに思い出せるようにしていた。
日本史では年表に、地理では地図帳に、知識を書き込み整理することで、質の高いインプットを行ったわけですね。
素晴らしいと思います。
社会科目に関しては二次試験レベルで私自身が語れないので、非常に参考になります。
理科の勉強法
物理基礎・化学基礎選択だったのでほぼ暗記がいらず、授業もとっていなかったので11月ぐらいから教科書片手に過去問を解いただけ。
みなさん理科基礎はこんな感じですね。
学校の授業をうまく活用して、時間短縮を図り、共通テスト直前にしっかり知識を詰めていく感じですね。
その他コメント
このブログで役立った記事・内容
Focus Gold、プラチカの取り組み方
受験勉強を開始する前の自分に一言
英語をやれ。
将来の抱負
大企業に入る
ご自由にどうぞ
どこの大学だろうと基本的にボーダーライン上での合否を分けるのは得点が安定しやすい英語なので、早いうちから英語をやることをお勧めします。僕は模試も共通テストリサーチも余裕のE判定でしたがあきらめなければ受かる余地はあります。現役生なら秋以降、下手すれば共テ後にもいくらでも伸びうるので、判定はおまけ程度に考え、本番では両隣を倒せば受かるくらいの心持で気楽に挑むといいと思います。最後に逆転狙い勢への忠告ですが、みんなが取れる問題を落とす人は絶対に受かりません。焦って発展問題に手を伸ばすより基礎を固めて確実に取れるところを取り切ってください。応援しています。
「みんなが取れる問題を落とす人は絶対に受かりません。」とは深いお言葉です。
まとめ
国公立の難関一橋大学の合格者であり、逆転勢なので、非常に参考になる部分が多いと思います。
ぜひ利用してください。
次回は東京大学理科一類に合格したY.Sさんです。